December 12, 2007 21:39

旅五日目! Roseville→San Jose

2007年11月25日 日曜日

さて、旅五日目。
朝モーテルで起きて、チェックアウト。
モーテルの中に製氷機があったので、そこで氷を袋一杯ゲット。
ロイの家族にもらったシカの肉が溶けていないか確かめ、氷を足します。

@parking






ヘザーたちとは昼の12時に、近くのスターバックスにて待ち合わせしました。

店内はクリスマスのデコレーションで綺麗でした。

starbucks






僕たちが店に着いてしばらくすると、リチャードがモーガンを連れて来ました。
ヘザーとメアリーはもう少しで来るとのこと。
少し話をしていると、その二人もすぐに来ました。

暖炉の横のカウチにみんなで移りました。

***

プレイボーイのリチャードはさっそく気を利かせて、僕らの分の飲み物まで買ってきてくれると言います。

「I need girls' help」(キミたちは手伝ってくれるかな?)
モーガンとメアリーを連れて、彼は飲み物をオーダーしに行きました。

3人が飲み物を持って帰ってくると、リチャードはヘザーを膝に乗せて、ニコニコ笑っています。ものすごいスマイルです。

しばらくすると、リチャードが僕たち二人と、モーガンとメアリーの二人に向かって、

「モーガンとメアリーの二人にはちょっと早いかも知れないけど、僕とヘザーがどうやって出会ったかを、これから話させてくれないか?」
(It might be kind corny for two girls, but let me tell you guys how we met.)


それを聞き、「この場でその話は場違いでは?」と思った僕は、横に座っていた女の子二人を見ました。
やはり二人はちょっと困惑した顔をしています。

ヘザーも、この状況でその話は・・・という感じで、ちょっと困った顔をしていました。
どうやら盛り上がっていたのは、当の本人のリチャードおじさんだけの様です。

僕ら「Yeah, sure...」(ええ、どうぞ・・・)

するとリチャードおじ様は、その素敵な目を輝かせて、ヘザーとの素晴らしい出会いのエピソードを話してくれました。

リチャード「・・・・僕とヘザーは、出会ったその瞬間から、お互いに惹かれあっていたんだ。僕は初めから知っていた。彼女は特別な女性だってことを・・・・」


16歳のモーガンと10歳のメアリーが困った顔しているのもお構いなしに、リチャードおじ様は、その素敵なストーリーの全てを語ってくれました。

どうも、ごちそう様でした。

***

さて、そろそろ行く時間です。
彼女と僕は、ヘザーたち全員にお別れの挨拶をし、また近いうちに会えるといいねと言いながら、最後のひと時を楽しみました。

集合写真
everyone at starbucks

左からヘザー、モーガン、メアリー
一番右がコーナー




みんなとの別れ際。
遂に、リチャードのエロ親父ぶり、モロ発揮の瞬間がやって来ました。

リチャードは、俺にさよならを言った後、
僕の彼女にハグをしました。

その時、彼が彼女の耳元で発した言葉を、俺は聞き逃しませんでした。

「Bye, cutie」

*注:cutie【名】かわいこちゃん


(英辞郎 on the WEBより)



彼らと別れて、車に乗ったとき。
俺が彼女に言いました。

「さっきさあ、リチャード、"Bye Cutie"って言ってたよね? いやあ、キューティーなんて言葉使う人、初めて見たわ。やっぱりあの人、相当エロだよね」

すると彼女。

「いや、あれなんかまだマシだったよ。だってあの人、さっき俊輔が席をいったん離れたとき、なんて言ったと思う?」


どうやら話を聞くと、俺が飲み物を取りに行くだかなんだかで、彼女の横を離れた時、リチャード・エロおじ様の視線を感じ、彼の方を見ると、目が合ったとか。

すると、エロおじ様は、彼女に顔を近づけて、彼女の目をじっと覗き込んだ後に、

「Mariko, you are so pretty」
(君はとっても綺麗だ)


と、目を輝かせながら、真剣な顔で言ったそうです。

その瞬間、彼の目と歯はギラギラ輝いていたとか。

おー、恐ろしい。



彼女いわく、何がイヤらしいかって、彼氏である俺が席を立ったときに、彼女に対してそういう言葉を吐いたことです。
俺が横にいるときに言うならまだしも、なぜ俺が席を立った瞬間に、そんなことを言うのかという。

しかも、リチャードエロおじ様はああ見えても結構なお歳なわけで(恐らく50代前半)、言って見ればロイやノアのお父さんたちとほぼ同じ年齢なわけですな。

ランディやデイヴィットが、彼女にそんな事を言うところが想像がつかないところを考えると、このおじ様はかなり歳に似合わないことをしているわけです。


彼女は、その言葉を聞いて、最初何を言われていたのか分からず、ぽかーんとしたとか。こんな言葉を、あんな真顔で言われるとは想像もしていなかったわけです。

彼女はその後仕方なく、「oh, thank you」と応えたものの、後で言っていました。
「いやあ〜、"Pretty"と言われてあんなに気持ち悪かったことはないね〜」

彼女は、「昨日リチャードの顔を見た瞬間に、『エロス』って書いてあったからね。あんなエロ親父は初めて見たよ」と言っておりました。


まあ、彼ほどアクの強いキャラは、アメリカに長年住みつつも中々会えるものではないので、かなり印象的な体験でした。

彼が、この旅で会った人の中で一番印象的だったことは、言うまでもありません。

***

さて、エロおじ様との遭遇後、気を取り直し、
僕らは昨日から楽しみにしていた、タイ料理屋へ直行です。

このレストランを紹介してくれたKさんは、もともと彼女と同じ短大に通っていましたが、そのKさんの元ルームメイトである、タイ人の男の子が、この店で働いていました。

料理はとても美味しかったです。

1







nasu

ナスと牛肉の炒め物




curry

レッド・カレー(チキン)




タイ人の彼は、僕らがKさんの話をすると、「よく来てくれました」と歓迎してくれ、チャイティーまでサービスしてくれました。

***

お腹一杯食べて満足した後は、いざサンノゼへ向かって出発。
ここから約140マイル。2時間半の距離です。

***

夕方5時ごろ。

サンノゼに入り、もう少しでスーザンとスティーブの家に到着です。

d






彼らを訪ねるのは、今年の4月以来です。
しかし、チサコに会うのは、恐らく約一年ぶりくらいです。

チサコは、僕が一年目に通っていた短大、College of the Siskiyousで同時期に学生だった友達です。

当時、僕らが入学した2002年の夏に、僕と同期の学生は、男の子が3人、女の子が4人でした。
その中でもチサコは、今でも一番仲のいい友達です。

チサコが結婚したサイモンの両親が、この家の主であるスティーブとスーザンというわけです。

僕がサンノゼに住んでいた、アメリカ2,3年目の頃は、彼らに本当にお世話になりました。
サンクスギヴィングやセイント・パトリックス・デイなどの祝日のときや、普通の週末でも、よく家に招いてくれました。

僕は何度もこの家に泊まらせてもらっています。いつも本当にお世話になっております。

y







家のチャイムを押すと、スーザンがドアを開けてくれました。
久しぶりの再会です。大きなハグをくれました。
スティーブも下から上がってきました。
(この家は、玄関が、一階と二階の間にあるという面白い造りになっています)

スティーブのアメリカ式の握手(肘を張って、満面の笑みと供にガッチリと握手をする)は、相変わらず健在です。

チサコも相変わらず元気でした。サイモンも元気です。
そして、一番変わっていたのは、チサコの子供の恭介(キョウスケ)でした。

今、恭介は3歳半。一年前に会った時よりも、ずいぶんと大きくなっていました。

c






恭介は、俺と彼女が家に遊びに来たと分かると、嬉しそうに一緒に遊んでくれました。
絵を描いたり、粘土で遊んだり。
本当に楽しそうでした。
シュンおじさんのことも覚えていてくれたようです。

g

右から、チサコ、スーザン、スティーブ





食事をみんなと一緒にいただいた後は、スーザンやスティーブ、チサコと話をしました。
チサコとは夜の11時近くまで話をしました。
昔の短大時代の話などで盛り上がりました。
「あれからもう5年が経ったんだね」と、昔を思い出しました。
ビックリです。僕らがアメリカに来てから、もう5年半目です。

***

その夜は、旅の疲れもあり、体調が優れていなかったのもあり、早めに寝ました。

ZZZ・・・

(続く)

n

ダイニングルームにて

クリスマスツリーが綺麗でした



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