December 05, 2007 20:51

旅四日目!Redding→Roseville

2007年11月24日 土曜日

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朝、8時ごろ。
ベラとパッツィはもう早くに起きだし、パッツィがベラをあやす声で目が覚めた。
昨夜は毛布をかけすぎぐらいにかけて寝たので、重かったけど、ぐっすり寝れた。
しかし、重すぎて悪夢を見た。

起きだして、二人に挨拶。
ベラはキッチンにある小さなテレビで、子供向けの恐竜のパペットが話しているやつを見ていた。

パッツィが次期にみんなを起こしだし、朝食を取った。
昨日の夜遅かったため、セスとジョッスリンはまだ寝ていた。
朝食の前に、ベラがお絵かきセットをもっていたので、
それで絵を描いてあげた。
「何を描いて欲しい?」と聞くと、「Bear(クマさん)」と言う。
「クマはどう描くんだっけ?」と思いながら描くと、こんなんになってしまった。

bear











ベラは「これはクマじゃないわよ」みたいなちょっと不満そうな顔をしつつも、
一応「Thank you」と言っていた。

俺たちが朝食が終わるころ、セスとジョッスリンも起きだして来て、彼らも朝食を終えた。
彼らは10時には家を出なければいけないと言う。
俺たちも、次の目的地であるローズビルに向かうため、それぐらいに家を出ようと思っていた。

bella

自分の赤ちゃんを一生懸命ベッドに寝かせていたベラ





セスとジョッスリンは、ベラを連れて先に家を出る準備をしていた。
俺たちが出る前に、またデイヴィットと話すこととなった。

彼とスワヒリ語の話をしていて、俺の彼女の名前は、スワヒリ語ではいい響きだと人に言われるという話になり、それじゃあどういう意味なんだろうと、デイヴィットが辞書を持ってきて調べ始めた。

彼女の名前は「MARIKO」だが、「MARIKA」で、
「Contemporary in age」(時代的に最新な)という意味らしい。

「おおー、かっこいいー」と言いながら、じゃあ俺はどうかなと調べると、
「SHUN」というのはなかったが、「SHUNA」というのがあった。
「どれどれ意味は?」と期待して見ると、
「Mouth and foot disease」(口と足の病気)とあった。

デイヴィットがそれを見て、セスに教えている。

デイヴィット「Shunの名前はスワヒリ語で、”口と足の病気”という意味らしい」
セス「それじゃあ、アフリカに行くときには、自己紹介のときに気をつけろよ、シュン」

***

セスとジョッスリン、ベラに別れを言い、彼らは家を出た。
パッツィも一緒に出た。
俺たちも家を出る際に、デイヴィットにお礼の梅酒とカードを渡した。
カードの内容に、声を上げて笑いながら喜んでくれた。
外に出ると、「クルミはいるかね?」と言いながら、スーパーのビニール袋にくるみを沢山くれた。

David






デイヴィットにお礼を言い、10時半ごろ、彼の家を後にした。

me and daviv






デイビットが別れ際に、

「I think the name of the new Japanese restaurant in Sacramento owned by Jews is "So-Sue-Me"」
(サクラメントにこの前できた、ユダヤ人経営の日本料理屋の名前は確か、「ソスーミ」だったと思うよ)

俺「・・・・」


意味が分からなくてポカーンとしていると、デイヴィットがそのジョークの意味を教えてくれた。

「So-Sue-Me(「いいよ、訴えろよ」=「俺たちはユダヤ人だけど、日本レストランを経営して何が悪いかって?訴えたいなら訴えろよ)」という意味と、
アメリカ人が発音する「刺身(サシーミ」)」と「ソスーミ」の発音が似ているというのを、引っ掛けたもの。

「Ha-ha-ha, I had to explain that!(おっと、ジョークの意味を説明しなければならなかったね)」と笑いながら言っているデイヴィット。

最後までユーモアを忘れないお父さんでした。

***

ここから車を走らせて、約3時間後。
無事に我々はサクラメントより少し北にある町、ローズビルに着いた。
ここは、彼女がアメリカ1,2年目に通った、短期大学がある場所。

ここに、カリフォルニアでも一番に美味しいといわれる、タイ料理屋があるという。
タイ料理に関してはグルメでお目がかなり高い、Kさんが教えてくれたこと。
この街に彼女は2年半も住んでいたのに、そこの場所を知らずに、行ったことが一度もなかった。
前回夏にこの街を訪れた際も、時間がなくて来ることができなかった。

そのため、今回の旅では必ず来ようと、約束していた。

***

2時ごろ。ローズビルにある、このタイ料理屋の前に着いたが、
なんと閉まっている!!ガーン!!
今日は土曜日。土曜は、ディナーしかやっていないらしい。
しかし今夜は、彼女の元ホームステイ先の家族と一緒に、食事をする。
「じゃあ明日来ようか」と、違う場所へ食事に行くことにした。

彼女のお勧めの「モンゴリアンBBQ」のレストランがあると言う。
そこへ向かった。

***

レストランに着き、テーブルに案内され、レストランの奥の方にあるBBQ用の場所へ向かう。

奥にはシェフがいて、その横には大きな円形の鉄板がある。
手前には肉や野菜、麺などがケースに入って、並べられている。
そこでボウルを取り、給食のように列に並び、
自分の好きな分だけの麺や肉、野菜などを自分のボウルに入れていく。
そして、そのボウルをシェフに渡すと、彼らがその大きな鉄板で炒めてくれる。

初めに彼女が列に並び、俺はその後についた。
俺は前にもサンノゼでこれを食べたことがあったため、いかにボウルに材料を詰めるか、ということを必死に彼女に教えていた。

「先に肉を入れて、こうやって押しつぶすんだよ。先に野菜や麺を入れると、量がかさばっちゃうからさ」
てっきりそこの場所は、おかわりは出来ないと思っていたので、一度きりの勝負だと思い込んでいた。

普通は最初に麺を入れるところ、俺はそう言いながら、肉や野菜を先に入れていた。
彼女は「でも後から人が来るとまた並ぶことになるから」と言いながら、麺を先に入れていた。

俺はその彼女の言葉は耳に入らず、必死に麺以外の全てを入れ終わり、さあ麺を入れようと列の後ろを見ると、なんとすごい数の客が一気に後ろに並び始め、麺を入れるために俺は、また列の一番後ろに並ぶことになってしまった。

なぜかさっきまで空いていたクセに、一度に6人ほどが俺の前に並ぶ・・・


しかも、赤ちゃん連れのお母さんもいて、なかなか進まない。

彼女はとっくのとうに料理し終わっていて、テーブルについていた。
仕方なく、彼女に叫んだ。
「先に食べてていいよ!!」

やっと俺の番が来て、全てが終わったとき、
恐らく彼女がテーブルに着いて7,8分は経っていた。

お腹が空いているのと、なんでこんなに並ばなきゃいけないのかというので、
俺は機嫌が悪くなり、テーブルに着いた。
彼女が写真を撮ったとき、「そんなにヒドい顔して」というので、少しは笑ったつもりだったが、
撮り直した写真にさえ、俺はこんな顔で写っていた。

me











いやあ、これはひどいですよね。
この顔で俺は食事をずっとしていたため、彼女は気まずくなって、食事を楽しめないことに。
この顔じゃあ、無理はないですよね。

食事の最中の空気が気まずくなるといけないと思い、俺は途中に「おいしいね」と言葉を何回か発しましたが、こんな顔で言われたら、おいしいどころか、余計重苦しい空気になりますよね。

レストランを後にし、車を走らせ、モーテルを予約してあったアーバンという町まで30分ほど車を走らせている間も、彼女は元気がありませんでした。

モーテルに着き、荷物を全て降ろすと、彼女が泣いています。
聞くと、さっきのレストランでの俺の醜態のために、頭にきて、悲しくなって、もう嫌になってしまったと言います。車の中でもなんと彼女はサングラスの下で泣いていたそうです。

今回の旅こそは、彼女を悲しませることのないようにと誓っていたのに、また自分のせいで彼女を泣かせてしまいました。

その天罰のためか、俺がトイレを使った後、なぜかトイレが詰まることに・・・

下のロビーからスッポンを借りてきて、必死に詰まりを直す。


toilet


神様「彼女を泣かせた罰じゃ!!」

俺「すみませんでした・・・」








その後少し昼寝して、6時からの待ち合わせの時刻に合わせて、待ち合わせ場所である近くのスーパーの駐車場に車を走らせた。

駐車場に着くと、偶然目の前に停まっていた車は、彼女のホームステイ先の家族だった。
モーガンとコーナー、そして彼らのいとこにあたるメアリー。
お母さんのヘザーは、横のスーパーで買い物をしているとか。

彼らと挨拶をしていると、ヘザーもすぐに歩いて来た。
彼女も俺も、今年の夏以来の彼らとの再会。
挨拶をして、すぐにヘザーのボーイフレンドであるリチャードの住むアパートへ、車を走らせた。

***

暗い中、狭い道をくねくねと走り、
しばらくすると、彼のアパートメントがあるコンプレックスに着いた。

駐車場に車を停め、彼のアパートの前まで歩く。
その時、俺と彼女は、ヘザーと歩きながら話していた。

ヘザーは、彼女がアメリカに留学して最初にホームステイした家の母親。
ヘザーにとって、彼女は実の娘のようなものだと思う。


そんなヘザー。
彼女と少し話していた後、急に俺の方に向かって、


「So, SON, how are you?」
(ところで息子よ、元気かい?)


その「Son(息子)」という単語の発音が余りにも大きな声で断定的だったので、一瞬戸惑うと同時に、少し吹き出しそうになってしまった。

俺はてっきり、俺の名前を間違えて、「シュン」の代わりに「サン」と言ったものかと思ったが、

(ヘザーはさっきスーパーの駐車場で再会した際、俺の名前を「ショーン」と呼んでいたところを、「シュン」と正しく発音できるように練習していたところだった)

そうではなく、本当に「それで、私の可愛い娘とはちゃんとやっているのかね?息子よ?」と母親に聞かれたようで、余りにもその唐突さがおかしかった。

その時横にいた彼女も、ちょっとプッと笑っていたが、俺は普通に答えた。

「ええ、ちゃんと彼女とも楽しくやっていますよ・・・」


(その後アパートに入った後、ヘザーは俺の名前を呼ぶたび、「スン」とか「ション」とか言っていた。本当に俺の名前を間違えて読んだだけだったのかも)


***

アパートの中に入ると、リチャードの娘である女の子が、俺たちを迎えてくれた。
中はすっきりとして、シンプルでいい作りだった。
リチャードは、今はピザを買いに行っているという。
俺たちが着いてまもなくすぐに、リチャードも登場。
俺と彼女は、彼と初めて会う。

ヘザーは緊急病院の看護婦をやっている人だが、
リチャードはその病院用のヘリコプターを運転している人。
彼は他にも、ヨセミテやレッドウッド国立公園などのヘリコプターも操縦してきたとか。
仕事のために、外国を転々として来たらしい。
最近までは、シリアやレバノンに住んでいたそう。

ピザを食べながら、彼から色々話を聞いた。
歳のわりには、若くて笑顔がやけにチャーミングな、プレイボーイ的なおじさんだった。

食事を済ませると、ヘザーが俺と彼女に、最近の写真を見せてくれた。
その後はみんなでDVDを見ることに。

リチャードが、子供たちに向かって、「何の映画が見たい?僕のお奨めはね・・・」と3本のDVDを紹介し出した。

その内の一本である、「Riding Ginants」(サーフィンの歴史のドキュメンタリー映画)をやけにゴリ押しするリチャード。

波











子供たちはみんな10代前半なため、もっとアクションとかコメディとか、面白そうなのを見たがっていたが、子供たちが数あるDVDが入った箱を前に、さんざん意見を言い合った後、リチャードが最終的に発した言葉は、


「じゃあ、みんなで、「Riding Ginants」を見よう!」


子供たちは、「え?」という顔をしていた。

リチャードのやけにチャーミングなスマイルは、今でも鮮明に頭の中に残っている。

***

子供たちがちょっとつまらなそうに、しかし黙ってDVDを見ている中、その映画を選んだ当の本人であるリチャードは、今日LAの方から運転してきたばかりらしく、疲れていたため、床にバタンキュウ。

サンクスギヴィングで家族に会いに、そっちの方の実家まで帰っていたらしい。

映画も見終わり、ヘザーたちと一緒に、俺と彼女も帰ることに。
明日も、俺たちがここを出発する前に、ヘザーたちがチャーチに行った後に会いに来てくれるそう。

皆にさよならをして、俺たちはモーテルへ帰った。

***

モーテルに着くと、トイレはまだ詰まったまま。
仕方なくロビーのあんちゃんに頼んで、違う部屋にしてもらった。

まもなく、就寝・・・

(続く)


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