September 02, 2007 09:46

昨日の追記

昨晩一個前の日記を書いたけど、言いたかったのは、これ以外にもあった。

2年前ぐらい、というか、つい最近までは、「ガンガン動き続ける」=「強い」と思ってたけど、
実際、止まったら恐いというのがあった。
一度止まってしまったら、また動き出せるかどうか分からなかった。

サキさんは、俺の彼女と同じで、
人をよく見て、その人がどうしたらいいだろうかをサラっと言う力がある。
サキさんは、2年前の俺を見て、
俺は、ガンガン動いてるから、強くなった気でいたけど、
きっと彼女には、「ちょっと危なっかしいな」と写っていたんだろうなと、
そんなことを昨日思った。

2年前の俺を思い返すと、
確かに動きまくっていたが、ある意味、
一歩止まって、もう少しよく考えて見たら、
もっと効率よく行けたんじゃないかと、
もっと肩の力を抜いても良かったんじゃないかと。

そんな風に思った。

でも、2年前は、それがベストだったわけで、
当時、がむしゃらになりながらも、壁に頭を何度もぶつけては進もうとしてたから、それだけ進めたわけで、
その当時はそれが一番良かったんだろうなと、
そんな風にも感じた。


結局人の成長っていうのは、
自分が気づかないときにくるものだと思う。
いつも、人生では、その時のベストを尽くしているはずだし、
その時の自分にとっては、その行動や考えが一番だと思ってるんだけど、
やっぱり後になって見返してみたら、
その当時、もっとこうしておけばよかったんだろうなとか、
ああ、あの頃はあれでもまだ全部見えてなかったなとか、
そういう風に思えるんだなって。

それを繰り返して、
人って、成長していくんだと思う。

***

きっと、人生を通して、
常に、発見の連続なんだろうな。

高校の頃は、もう大人になりきったつもりだったし、
でも、こっちに来て、自分が言葉もまともに喋れない子供に戻って、
で、またアメリカに慣れて、大学も卒業したけど、
今度は、社会に出て、仕事と言う面で、また半人前に戻って、
結局、学ぶことの繰り返しなんだろうなと。

そして、これを自分が死ぬまで繰り返して、
80歳ぐらいまで繰り返すのかなって。
もしも80歳まで生きたら。

****

あともう一個思ったのは、
自分に対しての変なプライドがなくなって、
初めて、心の余裕が出来るんだろうなと思った。

俺は英語がネイティブじゃないし、職場でも言葉にハンデがあるようなものだから、
そういう点で、「みんなよりハンデがあるから頑張らなきゃ」と、
自分を最初から一歩下に置いた点で物事を見れる。
だから、他の人が俺のことを助けてくれるだけで、
対等に扱ってくれるだけで嬉しい。

そうやって、自分の弱さを笑えるっていうか、
それをジョークにできるっていうか、
自分は、弱い存在、人に助けてもらってやっと一人前になれるって認めた瞬間に、
周りの人にもっと感謝できるようになって、
もっと人生がよくなるなあと。


ついちょっと前までの俺は、
そういう、「自分は半人前」とか、
「自分は弱い」とかって言ったり、思ったりすることが弱いと思ってたけど、
今はそう思えるようになって、やっと、心の余裕ができたなと、
そう感じる。

9・02・07 朝




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