May 16, 2007 00:49

「その手は、メチャふか」

くろくろ2






2007年5月15日 火曜日

今日、LAパサデナの、OLD TOWN PUBという小さなライブハウス・バーで、
ギタリスト・Daisuke Kuroda(黒田大祐)と、その仲間によるジャズライブが行われた。

Daisuke Kurodaことクロちゃんは、
僕の高校時代の親友であります。

同じ、千葉県立佐原高校3年B組に席を置いた我ら。
お互い、目指す方向は違えど、
同じ「アメリカ留学」という方向に二人とも達し、
今に至ります。

*****

今日のライブは、いつもクロちゃんが毎週火曜日に行っている、
このジャズ・バーでの、ライブの一環でした。

彼が実際にステージ上で演奏するのを見たのは、
去年の彼の誕生日があった9月に、LAのベイクド・ポテトで行われたライブ以来でした。
つまり、今回が2回目です。

しかし、前回は、別のアーティストのゲストという形で参加していたので、
ほとんど自分の弾きたい様に演奏できず、抑えまくっていたのが現実でした。

なので、今回のように、自分の魂を込めて弾きまくる、
熱いクロちゃんの姿を見たのは、今回が生まれて初めてでした。

kuro 1







まずは感想から。

いやあ、感動した!!

9時ピッタリくらいから始まったこのライブ。
ギターのクロちゃんに加え、
ベーシストのJun Ishidaさん。
そして、ドラムのMichael Hughesに、
もう一人のギタリストとして、
クロちゃんの昔通っていた音楽学校の先生であるBill Fowler氏を、
スペシャルゲストとして迎えての、
4人による演奏。

僕はジャズは全く詳しくありませんが、
去年、クロちゃんにジャズの深さを教わってから、
色々とCDを焼いてもらったりして、少しづつ聞くようになりました。

去年までは、ジャズが全て即興だとは、知りもしませんでした。
全て、その場の空気と、プレイヤー全員の気持ちを読んでの、
みんなによる演奏。
つまり、一人でも気の合わない人がいると、うまく行かないわけですね。

しかし、そんな中でも、
今夜の4人は、最高でしたね。

一曲目は、クロちゃんのギターの醸し出す、優しい音色にリラックスさせられたかと思えば、
段々と曲が変わるに連れて、その同じギターから出される音は、
シブい音から、ロックのような攻撃性のあるかっこいい音までと、
本当に、表情を変えます。

音楽に対してそんなに詳しい僕じゃありませんが、
この僕でも、その音の変化が、しっかりと伝わってきました。

そして何より、なぜこんなに感動したかといえば、
全ての音色に、クロちゃんの「心」「魂」がこもっているからです。

彼は、ギターを弾いているとき、
目をつぶり、自分の世界に入っています。
その、時には歯を食いしばり、一見苦しそうな表情で弾いているように見えるのですが、
時には笑顔も見せ、もう本当に、「魂込めて弾いてる」という言葉がピッタリの弾き姿でした。

そんな彼の作り出す音色はすばらしく、
僕は、1時間半の演奏中、
全く飽きることなく、その演奏にトリコになりました。

kuro bhack






特に感動したのは、一番最後の曲。
ベースとドラムの二人がしっかりとリズムを取る中で、
クロちゃんと先生の二人が繰り広げる、ギターの相互による演奏。
二人とも、お互いの技を見せ合い、
しかし、その短く決められた時間の中で、
しっかりとメロディを作り出し、次につなげる。

その、絶妙なタイミングで繰り出される演奏と、
4人のピッタリ息のあった演奏。
そして、それぞれの演奏者が見せ合う、本当に楽しそうな表情。

もう、これを見て、
熱くならずにはいられませんでした。

*****

演奏後、去年の11月以来に再会したクロちゃんと、少し話しました。
今日の演奏を見れば一目瞭然でしたが、
相変わらず、ギターの道で、頑張っているようです。

とても励まされました。

*****

また、すぐに会いに来ることを約束して、
彼と何度も握手を交わしました。


握手といえば、去年、
あのLAのBAKED POTATO(ベイクド・ポテト)に、
Michael Landau率いる4人組が集まったとき、
彼らと握手をしたのですが、
その手は、とてもフカフカでした。

それをクロちゃんに言うと、
「うまいジャズの演奏者は、みんな手がやわらかいんだよ」
と言っていたのを覚えています。


今日のクロちゃんの手も、もちろん、
メチャメチャふかふかしていました。

去年よりもふかふかになったその手。
彼の演奏者としての、技術の進歩が、
見えていたと言えるでしょう。

****

毎週火曜日、パサデナのOld Town Pubにて、
彼はライブをやっています。

OLD TOWN PUB
66 N Fair Oaks Ave
Pasadena, CA 91103

ぜひ足を運んで見て、その彼の演奏に、
耳を傾けてみて下さい。

裕福な一時を送れること、私が保障いたします。

そして、演奏後には、
彼のサインと、握手も忘れないように・・・・ ^−^


5・15・07

Daisuke Kuroda/黒田 大祐 HP

今日のライブの様子・写真と



with kuro

ライブ後、
クロちゃんと




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コメント一覧

3. Posted by Shun   May 18, 2007 05:59
クロちゃん、

こちらこそ、今回は素晴らしい演奏をどうもありがとう!!
クロちゃんの、魂のこもった熱い弾き方には、本当に心揺さぶられたよ。
クロちゃんの弾く姿を見ながら、「いいなあ、俺もあんなに何かに入り込みてえ・・・!」と思ってました。

また近いうちに、集まりましょう。
今度はがっつり話し合いましょう。



Satokoさん、

コメントありがとう。この前は久しぶりだったね。
クロちゃんの演奏、ぜひ見に行ってください。熱いものを感じますよ。
彼は、本当に熱くていい男ですから。
LAのみなさん、Daisuke Kurodaを見逃してはいけませんよ。
2. Posted by Satoko   May 17, 2007 03:37
SHUNくん、久しぶりです。
この間はどうも!

クロちゃんさん、素敵だね。
私もアメリカに着てからJazzの魅力に魅せられた者の一人です。
帰国前に一度ぜひ見に行けたらいいなぁ〜〜
1. Posted by daisuke   May 16, 2007 18:08
今日は来てくれてホントありがとう。
めちゃめちゃ嬉しかったです。
今度またうちでゴハンでも食べましょう。
ルームメイトのユウジ君が6月7日まで日本に帰ってしまうので、その間是非泊まりこみで遊びに来てください。

おれはまだまだだけど一回一回すべてを込めて演奏してます。
それが伝わって本当に嬉しいです。

また熱く語りたいですな。

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