April 16, 2007 18:20

旅三日目!with Noah and Ricky

4月1日 日曜日

Noah, Patsy, David, Ricky, and Hiro
(Left to Right)

noah






朝、目を覚まして台所の方に出て行くと、
いつものようにノアのお母さんが、お茶を入れてくれた。

テーブルでは、すでにヒロポンが朝食を食べていた。
俺もそこに加わって、朝食をいただく。

今日は、日曜。
ノア一家は、教会に行きます。
ノアのお父さん、デイビットは、牧師さんであり、
皆の行く教会に行き、説教をします。
今朝も、11時からの集まりに間に合うように、
皆で用意して、家を後にしました。


(どうでもいい話:

 時間がなく、急いでシャワーを浴びていた俺は、
 温かいお湯に感激しながら、シャンプーを取ろうと、
 後ろを振り向いた。
 その時、めちゃくちゃヌルヌルしていた床に足を取られ、
 文字通り、”ひっくり返った”!
 
 ヌルッ!
 うおっっ!!
 ズドン!! 

 その時何とか生き残ろうと、
 必死につかんだシャワーのカーテンは、
 全て下に落ち、
 裸のまま、一瞬何が起こったかわからずボ−ッとしていた俺。
 あー、頭打たなくてよかった。
 打ったらホント死んでたよ 笑)

*****

教会に着くと、町の皆が続々と集まってきました。
このレディングの田舎の町の教会は、誰もがお互いを知っているほどの、
小さな教会です。

そしてもう一つサプライズが。
今日はノアちゃんの誕生日でもあります。

*****

皆で歌を歌ったりした後、
ノアのお父さん、デイヴィットが前に出て、話を始めました。
その話は延々と続き、彼は1時間以上話をしていました。

全てが終ったのは、1時ごろ。
そこで、みんなが持ち寄った料理を、全員でいただく、
ポットラック・パーティーの始まりです。
月に一度の日曜日、こうして恒例でやるそうです。
もちろん我々も、食事をいただきました。

旅の途中は、食事を誰かにいただいてばかり。
本当に感謝です。

*****

皿に料理をよそっている時に隣にいた男性は、
アメリカ生まれの日本人男性、日系の2世の方でした。
聞くと、これから行くシャスタの近くの、
Tule Lake(トゥーリー・レイク)という日本人強制収容所で、
彼のお父さんが、かつて生活していたことがあったそうです。

僕も、去年の終わりに、
南カリフォルニアにある、Manzanar(マンザナー)
という日本人強制収容所を訪れた話をしました。
そこから、話が広がり、
食事中も、彼と話をすることになりました。

*****

食事が終ったとき。
ノアのお父さんとお母さんが、
俺たちの座っているテーブルに近づいてきて。

二人「Hey Noah, Happy Birthday!!」

そう言って二人は、バースデーカードとプレゼントを、
彼に渡しました。
バースデーカードは、開くと音楽が流れるハイテクなやつ。
プレゼントが入った袋の中身は、CDと、中国映画のDVD。
タイトルは、「Secret Kun Fu」(シークレット・カンフー)

お父さん曰く、
「映画屋に行って、その中で一番つまらなそうな映画を見つけて買ってきたよ」と。
さすが、ユーモアたっぷりの家族です。
これを実際に後で全員で見たのですが、この映画のくだらないこと・・・!
恐らく、僕が今まで見た映画の中でも、一番つまらないものでした。
映画をもらった張本人のノア君は、
映画の途中で寝ていましたからね。
しかし、その映画の編集と話のひどさに、最初の方は、
皆で爆笑でした。

*****

食事を済ませ、教会を後にし、
ノアの家へ再び戻りました。

そこからは、ノアとリッキーと、
庭でお互いに水をかけ合ったり、追いかけっこをしたりと、
思いっきりはしゃぎました。
久しぶりに本気で追いかけっこをして、小学校以来の楽しさを思い出しました。

幾つになろうが、常に本気でイタズラをお互いにし合う根性は、
とても大事です。

*****

その後は、近くの橋を見に、4人で歩きに行きました。
ここはやる事が何もないので、近くに散歩に行く事が、
気晴らしとなります。
しかし、それが楽しいのです。

都会にはない、静けさ。
車のほとんど通らない道路。
綺麗に生い茂った、木の葉っぱ。
そういうものが、目に飛び込んできます。

体の五感をフルに使って、そういうものを楽しみます。

*****

橋についた後は、その下に降りて行って、
そこで石を川に投げたりして遊びました。
ここでもまた、4人で、話しながら、
石をただ投げたりして遊びます。

こういうのが、今の年代となっては、
懐かしく、小学校時代などの昔を思い出し、
とても楽しいのです。
こうして、川原に座って、石をじっくり見て、
ただ、友達とたわいも無い話をしながら、時間を過ごす事。
こういう事を、いつからやらなくなったんだろう。
こうしてみて、初めて、そういうことに気付きます。

*****

帰り、道路に落ちている、木の実を拾ったりしながら、
歩いて帰って来ました。

(動画挿入)

家に着くと、さっきノアがもらった、
誕生日プレゼントのDVDを見ます。
感想は、さっき上に書いたとおりでした。
みんな、「That was the worst movie I’ve ever seen」
「今まで見た中で最高につまらない映画だったぜ」と、
口をそろえて言っていました。

映画の途中に、ノアのお母さんが、
次から次へと、おやつを持ってきてくれました。
サンドイッチに、チップスに、
ゼリーに、チョコレートのムース。
その量の多さに、最初は嬉しかったのが、
最後の方になると、「もう持ってこないで」と
言いそうになったくらいです。

それにしても、こうして映画をのんびりと見ているときに、
わざわざおやつを運んで来てくれるなんて。
昔、自分が子供の頃、日本にいた頃は、
こうして自分のお母さんが食べ物を作ってくれたんだなと思うと、
とても懐かしくなりました。

どの家庭へ行っても、
世界中どこへ行っても、
お母さんというのは、素晴らしいものです。

皆さん、お母さんを、大切にしましょうね。

*****

映画の終わった後は、
ノアの車で、近くの町の、本屋に行きます。
そこで、コーヒーを飲みながら、
たわいもない話です。

*****

本屋から帰るとき。
車に4人が乗り込みました。
運転席に座ったノア。助手席にリッキー。
後部座席に、俺とヒロポン。
すると、ノアが車の鍵穴にキーを挿しても、
エンジンがかかりません。
ライトをつけても、ライトすらつきません。

ノアがいきなり、ヒステリックに叫びました。

「Oh my gosh! Ricky!? You left the door open again!!
 There’s no more battery left on my car!!!」
(またかよ、リッキー!?
お前がまたドアを開けっ放しで置いたから、
バッテリーが上がっちまったじゃねーか!?)

リッキーは、「No I didn’t」
(俺はやってないぞ)と答えました。
それでもノアは、彼を責めます。
「いや!お前はドアをちゃんと閉めなかった!」
「違う、俺はきちんと閉めた」
「お前、前もやっただろ!?今回もそうじゃねーか!」
「俺はやってねーっつってんだろ!?」

後部座席に乗っていた俺とヒロポンは、半ばポカーンとしながら、
二人のやり取りを見ていました。

ノアがついに叫びました。
「OK!外へ出ろリッキー!!」
「あんだとこの野郎!?やってやろーじゃねーか!?」

そう怒鳴りあうと二人は、いきなり車のドアを開けて、
外に出たかと思うと、
一気に車の後ろまで走って回りました。

俺は余りの展開の早さに、状況を掴めずに後ろを見ると、
なんとリッキーが、ノアの顔面に、パンチを食らわしているじゃありませんか。

ガツン!!

凄い音とともに、ノアが地面に倒れこみます。
顔を赤くして立ち上がったノア。
彼の顔は、マジです。

リッキーは、「カモン・メン!カモン!!」と。
リッキーも本気モードのようです。

やばい。ケンカが始まった・・・

今までノアが誰かと殴り合いのケンカをしている所など見た事がなかったので、
少し驚きながら、俺は慌てて外へ出ましたが、
正直リッキーの殺気が恐くて、
二人の間に入って止め様とする気は起きませんでした。

今朝、ヒロポンと二人で、
「“リキ”だから、花園高校を占めていたんだろ?」
なんてからかっていましたが、
穏やかそうに見えた彼のその仮面の下は、やはりケンカの番長だったようです。
恐るべし、リッキー。

これはやべえ。何とか止めねえと。
しかし、リッキーはこえーし、ノアはマジな顔してるし。

「Hey guys!!」
そう言ったのが、やっとでした。笑

するとノアは、相変わらずリッキーの方をマジな顔で見ながら、
「Hey Ricky, I got something to tell you man!
 Are you ready??

  Three, Two, One….」

そうノアはカウントし出すと、
ノアとリッキーは、急に俺の方を見て、


「エイプリル・フール!!!」


一瞬呆気に取られた俺は、何が起こってるのか、
2秒くらい分かりませんでした。
そして急に、自分が騙されていたことに気付きました。
「おい!!!笑」

*****

二人は腹を抱えて笑っています。
そう、今日は4月1日。
ノアの誕生日であると同時に、
お互いを騙しあう日です。

話を聞くと、なんと、
俺とヒロポンが本屋で本を見ている間に、
ノアとリッキーは、二人で外に出て、打ち合わせ。
予め、ノアの車のバッテリーを外しておき、
エンジンがかからない様にして置きました。

そして、お互いにプロットを練習して、
俺とヒロポンを騙しあうようにと。

リッキーに、「でも本当に殴ってなかった?」と聞くと、
彼は得意そうな顔をしながら、
パンチを右手で繰り出すと同時に、
左手で自分の胸を、バンと叩きました。

なーるほど。そうやって音を出していたのか。

二人は、やつらを前にオロオロし切っていた俺のことを笑っていました。

完璧にやられたと思いながら、ヒロポンの方を見ました。
すると、彼はと言うと、なんとずっと車の中に座っていました。

「二人を止めようと思わなかったのか?」と聞くと、
「そんなケンカなんて、勝手にやらせておけ。
それより、誰か他の人に、バッテリーをジャンプしてもらう様に頼みに行こうと思っていた」と。

さすがだぜ、グランパ。


そんな訳で、今年も思いっきり騙された、
エイプリルフールでした。

*****

帰ってきて家に着くと、ノアは嬉しそうに、
両親にさっきの話をしていました。
みんな爆笑です。
また、俺はイージー・ターゲットであることがバレてしまいました。

*****

そして、ノアとリッキーは、明日からの学校に備えるべく、
今夜中にサクラメントに向けて、家を出ました。

俺とヒロポンは、
この前のサンクスギヴィングに俺が買ってきたという梅酒がまだ残っていたので、
それをノアのお父さんと飲みながら、一緒に夜、語りました。

さすがノアのお父さん。世界最強の物知りです。
つい3週間前に宣教のために行ってきたコンゴの話しを、
写真とともに、面白おかしく語ってくれました。
俺も将来、こんな、話のうまい人になりたいと思います。

疲れ切った俺は、12時前に就寝。
この後もヒロポンとデイヴィットは、1時過ぎまで話し込んでいたそうです。

ZZZ....

(続く)


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