April 11, 2007 22:26

「時代の境目」

bird man
今、私たちは、テクノロジー時代の境目にいる。
今では私たちの生活に欠かせなくなった、
コンピューター、インターネットも、
考えてみれば、つい5年前までは、
私たちの生活の中に、そんなに普及していなかった。

今日の授業で、先生が俺たちに聞いた。
「この中で、毎日新聞を読んでいる人は?」
見渡すと、30人中のクラスで、自分以外一人もいない。
みんな、インターネットでニュースを読むことに慣れてしまっているからだ。

先生が言う。
「ネットでニュースを読むのもいいけど、
ネットだと、自分の好きなニュースしか読まないで終わってしまう。
それに比べ、実際の紙の新聞なら、
自分の興味のないニュースまで、目に入ってくる。

時々、新聞を読むことも忘れないようにね」

*****

昨日聞いていたラジオで。
今、授業にラップトップを持ってきてノートを取ることに対して、
議論が起きている。
昔ながらの、ノートに直接ペンで書くのに比べ、
ラップトップを持ってきて、そこにタイプする生徒。
今ではクラスの中でも、多くの生徒がそうする様になってきたが、
それを嫌う先生も多い。

なぜかというと、
ノートを取っている振りをして、実際は、
メールをチェックしたり、ネットサーフをしたり、
MySpaceなどのSNSをチェックしてる場合が多いからだ。

実際、授業中に、先生が欲しい情報を、
その場でインターネットですぐに手に入れて、
先生の助けになる、と主張する生徒や、
手書きよりタイプの方が早いという生徒も多いが、
実際のところ、授業の内容よりも、
目の前のスクリーン気を奪われる場合が多いようだ。

*****

手紙を書くか。
メールで簡単に済ませるか。

新聞を読むか。
ネットでさっとチェックするか。

夜、本を読むか。
ネットに中毒状態になるか。


今の時代のテクノロジーが、私たちの生活にもたらしてくれるものは、
とてつもなく大きい。
ほんの10年前では考えられなかったことが、
今では可能になってきている。

しかし、同時に、
昔ながらの方法、
人類が、何百年も、何千年も続けてきた方法を、
すべてコンピューターに置き換えるのも、少し危険な気がする。


クラスで先生が新聞のことを話したとき、
「新聞なんてもう古いぜ」
てな感じで、インターネットの良さを豪語した生徒がいた。
テクノロジーの「便利さ」をうまく利用するのはいいが、
今までの方法を馬鹿にするのは、どうかなと思う。

テクノロジーに頼りすぎた人間は、
いざ、それらの機器がなくなった時、
自らの力、考えで、
その状況を打破する応用力が、欠ける傾向があるのではないか。


賢いのは、
今のテクノロジーもうまく利用しつつ、
テクノロジーに頼り過ぎない。
今までの方法も続けていく。
その、新しいものと昔から伝わってきた伝統を、
うまく融合して生きていく方法じゃないだろうか。

そんなことを、クラスの後、ふと思った。

4・11・07

lusiano

写真:ルームメイトの一人、
ルシアーノと、彼の作った、
気味悪いアート作品。

注:本文と、この写真との関係は一切ありません


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コメント一覧

2. Posted by daichi   April 13, 2007 14:09
なるほど、確かにかなり生活スタイルは変わってきている。
この調子じゃ、この先何年か後は創造がつかないくらい変化してるのかも。
いろいろ考えさせられました。
1. Posted by 龍のシェフ   April 13, 2007 01:58
古き良き物と新しき時代の流れ。
いい感じだな。見る目が見開いて来たか?
ネットは見るだけ。新聞は読んでるだけ。
俊輔のレベルとは違う。
しっかり食えよ。
龍のシェフより

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