March 23, 2007 21:32

「バランス」


ただ、忙しくすること。
それは、動き回る事によって、“充実感”はあるだろうが、
スケジュールの忙しさにただ飲まれていては、
ある時ふっと見返したとき、
“俺は何をやって来たんだろう?”となる。
忙しすぎて、自分の経験、過去を振り返る時間なくしては、
自らの時は、“中身のない充実感”で終ってしまう。


逆に、ゆったりとした時間を取りすぎること。
時間に追われず、自分の好きなことばかりをやるのはいいが、
“期限がある”という切迫感なくして日々を過ごしていては、
ふと見返したとき、
その過ぎ去った時の速さに、びっくりするだろう。
“もうこんなに時は過ぎてしまったのか?”と。


大事なのはバランスである。
忙しくしすぎない、かと言って、
忙しくなさすぎもいけない。
外に出て、人に会ってばかりで、
自分の中身を磨く時間を取りすぎないのもいけないし、
自分一人だけで、外界とのコネクションを疎外しすぎるのもいけないだろう。


毎日、自分の目標に向かって、
確実に走っては行くが、
一歩一歩、しっかりと地に足をつけていくこと。
一歩一歩を、地に足をつけず進んでいては、
いくら全速力で走っていようが、
自らの“足あと”を見返したとき、
その“あと”は、見当たらなくなってしまう。


成長とは、すぐに目の前に現れるものでない。
日々の、少しずつ、しかし、
毎日続けることの積み重ねが、
ものを言う。


ただ、忙しさで一杯にして、
“成長した気”になってもいけない。
すぐに目に見えない“成長”の遅さに惑わされて、
毎日続けることを止めてもいけない。


長い目で見て、一番モノを言うのは、
「厳しい環境で、毎日一歩ずつ、
 着実に足を踏み進めていったとき。
 そして、それを途中で止めず、
 最後までやり遂げたとき」のみ。


3・23・07



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コメント一覧

10. Posted by Shun   March 27, 2007 16:42
馬場先生、

そうですね。「忙しいこと」が悪い事ではなく、「方向性のない忙しい時を過ごす中、自分を見失うことがいけない」のでしたね。
それにやっと気が付きました。
気付きをありがとうございます。

これからは、自らを、自分の向く方向に忙しくしていく事に集中して行きます。

俊輔
9. Posted by 乾竹   March 27, 2007 08:53
そうやね。

そして、自分自身を自分の向いている方向に忙しくすること。

それが、ナポレオンヒルの言っているプラスアルファの行動なのでしょう。

期待されている仕事以上のことを行う。

これ、大切ですよね!

だから、決して忙しいのが悪いことではないと思いますよ(^^)

僕なりの解釈です。

 乾竹
8. Posted by Shun   March 26, 2007 19:30
そして最後に、馬場先生の仰るように、
「しっかりと自分自身の価値観に向かい合い、その中で自分の意志で行動をチョイスし、自分の行動に責任を持つこと。
 そして、その目指している方向が社会にとって有益であること。」
これが非常に大事ですね。


大切な事に気付かされました。
本当に、ありがとうございます。

俊輔
7. Posted by Shun   March 26, 2007 19:30
僕が出来ていないのは、「自分の目指す大きな目標に向かって、自らを忙しくさせて行くこと」ですね。
この“忙しさ”は、全て自分の自由意志。
つまり、誰に言われてやるわけでもない、
自分をいい方向に変えて行こうとする、
自分に対しての、“本当の厳しさ”ですよね。
思えば、自分の夢に向かって突き進んでいる人、また、
自分の望んだ事を人生にして来ている人は、
これが大変うまい、つまり、
「自分に対して、自らを動かす力」が大変あると思います。
僕はここに対して、まだまだ甘さがあります。
鍛えて行きます。
6. Posted by Shun   March 26, 2007 19:29
例えば、遠く離れた大事な人に、手紙や電話、メールで連絡を取る、とか、
自分の人生をもう一度見直し、今の自分の向かっている方向を確かめる、とか、
自分が毎日きちんと、自分の目指す方向に向かっているのか、
また、今するべきことは、そしてそれが出来ているのか、などをしっかりと省みる時間。
これは、「大事ではあるが、緊急ではない」ことですよね。
これらに時間を割かずに、「緊急だが大事でない」事ばかりに気を取られて来た気がします。

馬場先生のコメントを読んで気付きました。
僕は、「大きな目標に向かって忙しく活動する」ことをせずに、「日々の活動ばかり見ていた」日々だけの経験から、「忙しい」=「悪い」と定義しそうだったということ。
危うく間違った結論を出すところでした。
気付かせてもらって有難うございます。
5. Posted by Shun   March 26, 2007 19:29
馬場先生へ

長いコメント、どうもありがとうございました。
今、馬場先生のコメントを読んで、大分気付かされました。
確かに、そうですね。
「忙しい」ことが悪い事ではなく、
「無計画な忙しさ」がいけないのですね。
馬場先生が言うように、無計画であることは、自分がどこへ向かっているかをハッキリとさせないし、一つ一つの行動の方向性が、ばらばらになってしまう。

そしてもう一つが、自分自身を省みる時間。
これもまた、僕が去年、「無計画な行動」の中、かけていた要素だと思います。

そして、「緊急事態」ばかりに気を取られ、
本当に大事なことをせずに終ってしまっていること。

これもまた、僕が今までやってきてしまっていた事です。
4. Posted by 乾竹   March 26, 2007 09:45
これは、僕自身の経験から言えますが、日々の活動ばかり見ていたときの忙しさは意味がありませんが、大きな目標に向かって忙しく活動していることは、逆に大きな意味が在ります。

そして、それをしっかりと時間を使って再確認すること。

そうすることで、また自分自身を認めることが出来、次のステップに上がっていけるような気がします。

しっかりと自分自身の価値観に向かい合い、その中で自分の意志で行動をチョイスし、自分の行動に責任を持つこと。

そして、その目指している方向が社会にとって有益であること。

これらを忘れては、僕たち自身の成長を望むべくもありません。

僕たちは、それが出来る漢でいましょう。

頑張ろうね!

 乾竹

3. Posted by 乾竹   March 26, 2007 09:44
目標なく様々な行動をしても、向かっている方向はバラバラですから、一年間経っても成し遂げていることは少ない。

でも、一つの方向性をもって色々な行動を忙しくすることは、一年後を見たときには、きっと成し遂げていることがあるのではないでしょうか。

だから、忙しいことが=ダメなことでは在りません。

ダメなのは、無計画な忙しさだと思います。

そして、もう一つ必要なのは、自分自身を省みる時間。

つまり、内観する時間でしょう。

これがなければ、まず自分の目標に対して、正しい行動を取っているかどうかがチェックできません。

それに、緊急事態にばかり時間を取られ、本当に必要なことに時間が割けなくなっていることに気付くことも出来ません。
2. Posted by 乾竹   March 26, 2007 09:43
そして、この世の中には、等価交換の法則があります。

自分が対価として差し出したものと同じだけのものが与えられます。

ですので、ビジネスで成功しようと思ったら、それ相応の時間や自分の才能を差し出さなければいけないわけですね。

でも、全ての人に時間は等しく24時間ですし、持って生まれた才能も同じです。

では、なぜ、成功する人と、普通で終わってしまう人がいるのでしょう?

それは、自分の行動の先に目標があるかどうかが大きな意味を持っていると僕は考えています。
1. Posted by 乾竹   March 26, 2007 09:43
本当にバランス、大切だよね。

人というのは、キャパシティーが決まっていると思います。

その中で、自分の力の比重をどこに持っていくのか?

それを意思決定する権利は自分に帰されています。

でも、一つのことをチョイスすると、他のことが疎かになる。

全てのことをパーフェクトにこなすことは、自分のキャパを超えてしまっている分には無理です。

ですので、10の力をどのようにバランス配分するかが重要になってきますね。

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