February 22, 2007 10:35

「手紙」

こんなに嬉しいものがあるだろうか。
今日、三つの手紙が届いた。
ルームメイトが郵便ポストに手紙を取りに行ってくれて、
そこに俺宛のを三つ見つけたと。
いつも俺宛の手紙は中々こないから、自分の部屋の前に、
その子が置いてくれた手紙を目にしたとき、
かなり嬉しくて、ワクワクした。
「誰からだろう?」
見ると、なんと嬉しい名前が三つも!
一つ目は、この前アメリカに帰って来てから、
一年ぶり以上に出した、
二年前の夏にアメリカ一周旅行をしていた際に出会った、
あのNYのDave。
まだブロードウェイのミュージカルはやっているのか、
元気ですかと、
俺の最近の写真も封入して、ポストカードと一緒に送った。
その彼から、返事が来ていた。

二つ目は、俺の大好きな家族、
ロイの家族から。
何だろう?
かなりワクワクしていた。

そして三つ目は、俺の日本の大事な兄貴、
馬場先生の馬場聖鍼堂から。
これまた、中身は何だろう?と、
もう空ける前に、ワクワクしまくっていた。


封をはさみで丁寧に開け、
中身をそっと取り出す。
一つ目のDaveからは、
大学の講義用のルーズリーフに書かれた、
一枚の手紙。
その手紙の出だしは、こう始まっていた。

「Dear SHUN,

 I will always remember you,
 My friend. ALWAYS!!」

そしてその後は、こうだった。
「It was my pleasure to have you as a guest in our home.
 Spending time with you was a highlight of my summer as well.」

そしてその後は、彼のE-mailアドレスと共に、

「キミのは何だい?去年の夏、CAに行ったんだが、
また行く機会があったら、必ず、キミに電話をして、また会いに行きたいから、
電話番号を教えてくれ。約束する。」と。

その手紙を見て、どんなに嬉しかったか。
俺のことを覚えていてくれたと同時に、また必ず会いに行くよ、と。
もう、本当に嬉しかった。

俺は彼とまた、必ず会う。



そして次の手紙。ロイの家族から。
開けると、緑のカエルがバカでかい手紙を抱えた絵のポストカード。
その手紙には、
「For a Really SPECIAL BOY on Valentine’s Day」
とあった。
はははと笑いながら、中を開けると・・・

なんと!!
その中には、20ドル札と共に、
「Love from all,
 Randy, Jean, and Roy.
 Have a nice day」
とのメッセージが。

「マジで!?」と声を出して、俺はニヤニヤしていた。
ヴァレンタインの日に、わざわざ俺に、こんな手紙を送ってくれるなんて。
しかも、20ドル札と共に。
俺にとって、この20ドルが、どんなに嬉しいか、
お分かりだろうか。
その気持ちが、もう本当に嬉しいのだ。
この前の誕生日も、その前も、
ロイの家族は、いつも俺の誕生日に、こうして手紙を贈ってくれて、
いつも20ドル札を挟んでくれる。
彼らは、決して裕福な家ではない。
数少ないお金を、一生懸命やりくりしながら、
毎日の生活をしているのだ。
お金を少しでもセーブするために、
1時間かけて、遠くのレディングまで、買い物に行く。
そんな家の家族が、俺に、手紙とともに、
お金を挟んでくれる。

このお金の価値は、俺にとっては、
何百万円、何千万円の価値だ。
その気持ちが、どんなに嬉しいか。
言葉では言い表せない。

「ありがとう」と言って、
将来、必ず彼らを、自分の店にVIPとして招待することを、
また新たに強く誓った。



そして最後の手紙。
馬場先生からの手紙。
中を開けると、小さな名刺サイズのカードに書かれたメッセージが。

「俊輔君へ、

 先日の写真です。
 みんなが明日に向かっていく感じが良く出ていますので、
 ぜひ手元に置いて下さい。

       Your bro,
         乾竹」
と。

そして、その中に一緒に入っていた白い紙で包まれた、
“写真”。
ドキドキしながら開けると、
そこには、この前の「幻のレストラン“龍宮”」からの写真が!!
そう、それは、5人のスタッフが。
みんな集合して、記念撮影をしている時に、
少し下のアングルから撮られたものだった。
それは、デジカメで真正面から撮った写真とはまた全然違って、
5人が上の方を見て、遠くに視点を合わせている中で、
後ろのキッチンのライトが、見事に綺麗に輝いていて、
まるでその瞬間のためにセットアップされたかの様だった。
しかもみんな、いいオーラを出している!!
こんな写真は、正に最高だった。

これまたニヤニヤしながら、「嬉しいな〜、うれしいな〜」と
一人で部屋の中で何回も繰り返していた。


*****


手紙。
このハイテクが進んだ時代、
電話やメールとは違い、
その人の直筆の温かみが、直に伝わる手紙。
その人が、ほんの一時の時間を自分のためだけに割いてくれ、
その人の気持ちも一緒に、その封に閉じ込められ、
自分の手元で開けた瞬間、
その人の温もりが、直接伝わってくる。
そう、手紙は、ただの文字ではない。
その人の体温まで、そしてその人の空気まで、
伝えてくれるのだ。

メールを何時間かけて、どんなに長いメールを送ろうが、
ほんの少しの時間を割いて、
自分の字で書いてくれた手紙の方が、
受け取った側は、嬉しいことの方が多い。

いつくるか分からない手紙。
また、いつ届くのか、
ましてや、無事に届いただろうか分からない手紙。
そんなあやふやなものだからこそ、
それが届いたとき、
そして、それが届いたよ!と、
連絡をもらった時の瞬間は、
何よりも嬉しい。
そう、正に、「スペシャルな瞬間」なのだ。
手紙を受け取り、開ける瞬間ってのは。

*****

手紙。
これからも、この習慣を、大事にして行きたい。


俊輔
2・20・07


PS.
これを書いたのは昨日の夜だが、
今朝、昨日受け取り損ねた、小包みを受け取りに、
郵便局へ行った。
誰からかは知らずに行ったが、
でかい包みを受け取ると、「Bell」から。
そう、Roy一家の名前。
「What's this!?」と思いながら、包みを開けた。
中には、大きな、
暖かそうなウールのジャケット。
きっと寒くないようにと、
送ってくれたんだろう。
超うれしくて、その場でそっこう着た。
ロングビーチの町にはちょっと合わなさそうな、
カントリー風のジャケットだが、^−^
俺はこれを何度も着るぜ!
何よりも嬉しいプレゼントだったからな。

*****

さっきお礼の電話をかけた。
ロイは大学に行ってるため、家にいないが、
JeanとRandyと話せた。

"When did you come back to the States?
 Are you fine now?
 We were wondering how you've been doing."と。
俺が日本に12月終わりに帰ってから、
全然連絡してなかったから、心配していたらしい。
SHUNはどこへ行った?と。笑

これから卒業した後どうするのか聞かれた後、
Randyが聞いた。

"So, did you move?
Are you still in "there"?"

今、”どこ”に住んでいるのか?と。
そんなの決まってんじゃん。^−^
俺が聞いた。

"Do you mean, closet?"
"Yeah"
"YAP, I'm still in a closet!!"
"hahahaha!!"

二人で大爆笑。
Randyが、
"I was just talking to Jean,
"That guy really can sleep anywhere".
Seems like you'be veen surviving!"
と。

久しぶりに話せて嬉しかった。
本当、いい家族だ。
俺のアメリカの、家族だな。
一年目、こんな家族と友達になれて、
Weedに行って本当によかったと思う。

2・21・07

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コメント一覧

5. Posted by SHUN   February 23, 2007 05:28
伊吹さんへ、

そうですね。俺は本当に幸せものだと思いますよ。
仕事や企業、エリート生活、金、モノなどより、大事なもの。人々が見失っている、昔から人類に伝わってきた大事なものっていうのは、本当に大切です。
その通り、100年前までは、ハイテクなんて無かったんですから。
この時代、ハイテクのために、見失っているもの。しかし、本当に大事なもの。
俺はそれを、大事にして行きます。




4. Posted by SHUN   February 23, 2007 05:27
優優へ、

そうだね。手紙だと、その人の字で、その人の個性とか、気持ちが、ダイレクトに伝わってくるよね。
それに、自分のことを思って書いてくれてるってのは、本当に特別なことだよね。
俺も2年前くらいから手紙を始めて、今も手紙のやり取りをしているよ。アメリカ一週旅行で会った人たちとね。それから、日本のおばあちゃんや、友達の誕生日などは、なるべく贈るようにしてる。やっぱり、気持ちの伝わり方が、本当に違うんだよね。
この習慣を大事にして行きたいね。


馬場先生へ、

本当ですね!あの写真は、かなりの最高傑作だと思いますよ。
すべてがパーフェクトでした。5人の配置。視線。後ろの証明。光の明るさ。などなど・・
あれは、俺たちの未来をうまく映し出したものだと思います。
早速俺の部屋にも飾りましたよ。
宝地図の一つとなりました。

またお会いできる日を楽しみにしています!!
Your bro,
俊輔
3. Posted by 龍のシェフ   February 23, 2007 02:00
幸せ者だな。仕事より、企業より、エリートより、金より、大切な物があるだろ?SHUNは仕事なんていつでも見つけられる。企業なんて、いつでも入れる。エリートにも、いつでもなれる。金もいつでも稼げる。いつでも手に入れられる物を追いかけるより、今大切にしなければ、ならない事を、気がついている者は強い。そして、幸せ者だ。一昔、ハイテクなど存在しなかったんだ。それでも幸せな人達は多くいた事を忘れる事の無いようにな。
龍のシェフより
2. Posted by 乾竹   February 22, 2007 20:39
喜んでもらって、良かったです(^^)

あの写真は、先日の龍宮で僕の撮った写真の中で、ベストショットです!

ですので、あの写真に写っているみんなには必ず手元に置いておいてもらおうと思っています。

あの写真に写っている仲間達が、みんな志を同じくして、ドンドン前進していくことを祈っています。

また、一緒に会おうね!

Your bro,
乾竹
1. Posted by パンダの優優   February 22, 2007 17:13
手紙ってイイですよネ。
メールよりも何よりも、相手に本気で自分の気持ちをぶつけたい時に、書きますネ。
例え文字がキレイだろうとそうでなかろうと、文字の癖とかが、その人の個性に見えてくるし、あぁ〜この人ゎこの手紙を書いている間、自分のコトを考えながら書いてくれたんだなぁ〜とか思うと、心から嬉しくなります。
耳から入ってくる言葉よりも、目から入ってくる文章の方が癒されるってコトもありますよネ。

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