February 16, 2007 16:30

”少年時代の心の傷が起こした、悲惨劇か”

ユタ州ソルトレークで起きた、少年の無差別乱射殺人事件。
昨日、新聞でこの記事を見つけ、ショックを受けた。
なぜなら、自分が2年前の夏に実際に行ったモールで起こったことだから。
そして、日本ではよくあるが、アメリカでもまた起こった、この手の事件。
何が原因かと思っていたら、今日のこの記事を見つけた。
少年が幼い頃に受けた、心の傷が、この事件を引き起こしたのか。

ボスニア内戦、そして、俺が中学時代に起きていた、
コソボ・ユーゴスラヴィアでの内戦。
その時に、目の前で、自分の父親、兄弟を殺され、
その光景を目の当たりにして、国から逃げてきた被害者は多い。
彼らの受けた心の傷は、私たちが想像もできないものだろう。

戦争が、罪もない人を殺し、
それが、残された者に、新たな憎しみを作り出し、
また、戦争へと移っていく。

2・15・07

*****

ボスニア虐殺の生存者と判明、ユタ州の無差別乱射の少年
2007.02.15
Web posted at: 18:08 JST
- CNN/REUTERS


ユタ州ソルトレークシティー――ソルトレークシティー市内のショッピングモールで12日、若い男が散弾銃を無差別に乱射、買い物客ら5人が死亡した事件で、東欧ボスニア・ヘルツェゴビナに居住のいとこは14日、犯人がボスニア内戦でセルビア人勢力による虐殺現場での生存者だった事実を明らかにした。


乱射では、犯人の18歳少年は警官に射殺されている。また、4人が重傷、うち2人が重体となっている。


いとこによると、少年は1992年─95年のボスニア内戦で、家族と共に村からスレブレニツァ町へ避難。同町で2年過ごしたが、セルビア人勢力が95年に占拠後、イスラム教徒ら約8000人が虐殺されている。少年は母親と共に国連軍に救出され、後で父親とも合流していた。


一家は難民として2000年に米国へ移住。いとこは、少年について「4、5歳の時は悪ふざけすることもあったが、よい子だった」と回想。ソルトレークシティーの乱射を知り、衝撃を受けたという。子供時代に遭遇した虐殺事件が少年の心に傷跡を残したのかどうかについては分かりようがないとしている。


乱射について、地元署は「大量の殺りく」を計画していた疑いがある、と指摘。モール内での食事中の非番の警官が1人で応戦、惨事の拡大を防いだとしている。


少年はトレンチコートの中に銃を隠してモールに車で到着、駐車場で2人を殺害後、モール内に入っていた。散弾銃の他、38口径の短銃、大量の銃弾を持っていた。駐車場で撃たれた男性が近くのレストランにたどり着き、犯行を知らせていたという。


少年のおばは地元テレビに対し、市内の複数の学校に通っていたが、2004年に退校していたと述べている。

(http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200702150024.htmlより)

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コメント一覧

2. Posted by SHUN   February 21, 2007 11:55
龍のシェフ、
そうですね。今朝の新聞なんか読んでても、世界中の至る所で、テロ爆破や、核兵器、病気、ミサイルの標的の話など、そういうニュースばっかりです。特に中東近辺でね。
恐らく、今、「世界は平和だ」なんて普通に思ってるのは、日本人くらいなもんじゃないですかね。そんな日本でも、変な事件ばっかりですけどね。
どこに行こうが、どこにいようが、自分の身を守れる様に、そして、自分の大切な人たちを守れるように、自らを鍛えておかなければいけませんね。
俊輔
1. Posted by 龍のシェフ   February 17, 2007 02:42
世界の何処も安全な場所は無い。いつ何が起きても、おかしくないんだ。だからこそ、いつ何が起きても、冷静な判断力、危険を察知する能力が必要なんだ。
自分をもまり、大切な人を守れるように、日頃から身体も心も鍛えておかないとな。
龍のシェフより

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