December 24, 2006 19:56

「今学期を振り返って」

今学期(8月の終わりから12月の末まで)は、流れるように過ぎ去った。
夏休み、まだ日差しの強い時期に、ここロングビーチに帰ってきてから、
夜はめっきり冷え込むようになった今日の日まで。

今日、友達7人と、Manzanar(マンザナー)というところにある、
日本人強制収容所跡に行ってきた。
アメリカ今年最後の日だ。朝の8時に集合して、片道約4時間半。
夜の10時過ぎに帰ってきた。
道中、砂漠の真ん中を突っ切っていくという事もあり、
色々と考える時間も取れた。
今学期を、振り返ってみて。

今学期は、色々なことがあった。
学校の勉強から始まり、
学校での学生団体活動。
会社でのインターン。
週末を使っての旅。
サーフィン。
新しい人たちとの出会い。
数々の場所への赴き。
そこで感じたこと。
就職活動。
会社の人たちとの出会い。
自分の将来について、
人間性について、
そして、自分という、人間について、
考えたこと。


もしも、行動をして、経験を積む事が、
“土を掘っていくこと”だと例えたなら。
その「経験」という土は、
掘れば掘るほど、溜まってはいくが、
その土から何が取れたのかを、
一度止まって、じっくりと見ていく作業。
これが無いと、その「経験」という土から、
何を学べるかには気付かないし、自分の身にもつかない。
自分で、その土を、“自ら”吟味してこそ、
その体験、経験から何が学べたのか、
その掘った土は何を意味したのか、
そして、何が大事だったのか。
それを、自ら確かめ、納得し、自分のものとすることが出来る。

今学期の自分は、
土を掘りまくりはしたこそ、
その土を、一度立ち止まって、じっくりと吟味していく時間を、
十分に取らなかった。
「取れなかった」と言った方がいいかもしれない。
それほど、土を掘ることに一生懸命で、
そして、目の前にドンドン現れてくる土を掘ることに、
飲まれていた。

経験はドンドン積むが、
それを、自分が、消化し切れていない。
頭は、次から次へと起こる、新しい出来事に混乱し、
一日の終わりに、疲れて帰ってきて、
次の日には、考える間もなく、家を出る。
それが続く。
一ヶ月後に、この一ヶ月間を思い返すと、
「何があったっけ?」と、覚えていない。

様々なことが起こって、それを全部書くつもりはないが、
今学期は、本当に考えさせられる出来事が沢山起こった。

今学期学んだこと。
それは、

「人生において、
人からの信頼を失くすことが、一番辛い」ということ。

そして、

「勝負は、諦めた時に終るもの」だということ。

学生団体。
俺はこれに所属していたが、色々な葛藤があり、
途中で辞めることとなった。
自分の理由、言い分がどうにしろ、
途中で辞めたことは事実であって、
そこから生まれる、誤解、批判、失望には、
反論する気はない。

俺はここで、「自分」というものを、見つめ直す機会を与えられた。
「組織」の中で、どう動くのか。
「自分」というアイデンティティと、「組織」の持つ、色。
それが合わない場合、どうするのか。

自分の心の葛藤と、周りの声との葛藤。
周りの批判を買ってでも、自分の信念を貫き通すのか。
それとも、その批判を抑えるために、自分を押し殺して働くのか。

後者の選択を取ったとき、周りの批判こそは消えはするが、
自分の心は死ぬこと。叫び続けること。

そして、前者を取ったとき。
自分の道を進んだことに対する、潔さは生まれこそはするが、
その自分の決断に対して生まれる、批判。
そして、それらの批判から生まれる、自分の決断への罪悪感。
それと、どう向き合うか。
そこから逃げるのか。それとも、向き合うのか。
そこには、精神面の強さが求められること。


この世は、自分ひとりでは成り立っていない。
「人」が集まり、社会は成り立つ。
同時に、その社会の中で生きていく場合。
「自分」というものを、どう表現していくのか。
自分勝手では、ただのわがままになり、
自分を常に押し殺していては、自分の心は死んでいく。


また、人からの信頼を失くしたとき。
その信頼を失くした理由が、どういうものであったにしろ、
その出来事は、自分への自尊心を下げる。
自分に自信が持てなくなったとき。
自分に、“疑い”を持ち始めたとき。
その時、その弱い自分と、どう立ち向かうのか。
そして、そこに求められる、心の強さ。


自分ひとりではどうしようもなくなったとき。
そんなとき、「人は一人で生きていけない」、という事を思い知らされる。
自分は、周りの人のサポート、応援があってこそ、
生きられること。
人から感謝されること、励まされることが、
いかに自分を強くするかということ。
そして、人に何かをしてあげたとき、
その喜び、そしてそれが自分を強くする強さは、
自分ひとりのためだけに頑張って得たそれとは、
比べ物にならないほど、確実で、大きいこと。


今学期は、不安定な時期だった。
「自分」というものが分からなくなったとき、
その中で、自分が信じる“自分”を貫き通すこと。
自らが、己に疑いを抱いては、
自分というものは、崩れ落ちてしまう。
そこで踏ん張るために、
己が信じる、「自分」を貫き通す。
それに徹する必要があったゆえ、
今学期の俺は、頑固すぎたかもしれない。
素直ではなくなり、人の話も聞かなくなっただろう。
ガチガチの自分がいた。
しかし、それを通り越して、
そんな、居心地の悪い時期を通り越して、
気付いたことも多くある。

今学期は、自らがこれから社会に出る前に、
どうやって自分を表現するのか、
そして、己が信じる、「自分」とは。
それを考えさせられる時期だったのかも知れない。

この4ヶ月を、無駄にはしない。

12・23・06


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