January 02, 2007 00:04

旅五日目!!(後半)

番外編:
☆ロイ2コマ劇場☆
roy pizza 1

1.「ほ〜ら、うまそうだろ・・・?」





roy pizza 2

2.「うりゃ!!これが脂肪をつける秘訣!!」






*******

2006年11月25日土曜日
旅五日目・夜

クリスティーナの家を後にした後、
僕らは、この日最後の家族、サンディ一家に会いに行くために、
車を走らせました。
時間は9時ちょっと過ぎ。
ここから彼女の家のあるマウントシャスタへは、20分ほどかかります。

******

約束の9時に少し遅れて、到着・・・
家のベルを鳴らしました。
出てきたのは、マイカです。

マイカ
マイカ

(今回の写真がないので、去年のサンクスギヴィングの時より。
 今はこれとは比べ物にならないほど大きくなりました)


彼は、4人兄弟の3番目。
兄弟は上から、
ルーカス、ゲイブ、マイカ、そして妹のハナです。
マイカは、以前9月に会った時より、さらに大きくなっていました。
あれ?俺よりデカくない?
このヤロウ・・いつの間に・・・
次に出てきたのは、ハナ。

ハナ
ハナ

この子も、毎回会いに来る度に、少しづつ大きくなって行きます。
俺が最初に会ったとき、この子は確か6歳でした。
それが、今はこんなに大きく・・・
親の気持ちがよく分かります。

その後奥から出てきたのは、サンディです。
彼女が、この家族のお母さん。
俺がCOSにいた頃、英語のクラスのチューターを頼んだとき、
担当として来てくれた人が、彼女でした。
その頃僕は、英語のレベルが低く、
疑問だらけの日々を送っていましたが、
凄く初歩的な問題にも、サンディは丁寧に答えて、教えてくれました。
今でも2人でよく話すその時のエピソードが・・

******

その日、俺は彼女に、“旅に行く”という時は、
どういう風に言えばいいのかを聞きました。
彼女は、「Go travel」「Go on a trip」などの言い方を教えてくれました。
“Travel”と“Trip”の違いは?と聞くと、
「Travelはどこか遠くに行く、大きな旅行のとき、
Tripは、数日の手軽な旅行のとき・・・」
などと説明してくれた気がします。(多分)

その後彼女は、こう言いました。
「”Trip” also has other meanings, such as, “I’m tripped”….」
その時の俺は、どれがどういう意味か知りませんでしたが、
後で知りました。な〜るほどね ^−^
その話を彼女にすると、「I don’t know why I taught you such a word!!」と顔を赤くして、恥ずかしそうに笑います。

他にも、留学した当初は、学校の近くのアパートメントに住んでいた俺。
その時のルームメイトの一人の、Voya(ヴォヤ)という、
バカでかいユーゴスラビア人が、
いつも俺や他のヤツの食料を、勝手に食っていたのです。
いつも帰ってきて、冷蔵庫を開けると、
自分が買ったはずの、食べ物がなくなっている・・・
これが続き、俺はかなり切れていました。
その話を彼女にしたとき、彼女はこう言いました。

「私も昔、学校寮に住んでいたとき、
ルームメイトが、私のアイスクリームをいつも食べる子でね。
何度言っても聞かないから、
ある日、アイスの中に、洗剤を入れといたのよ・・・
 
 それ以来、彼女は二度と私の食べ物に手を出さなくなったわ」

その話を、面白おかしく、楽しそうに話すサンディ。
恐るべし!!アメリカの女!!!

*******

ま、話はちょっとずれましたが、
そんなサンディとは、色々な話をします。
彼女は今、シングルマザーでありながら、
4人の子供の内、3人を育て、
フルタイムで毎日働き、
同時に、Chico Stateという学校の通信制の、大学院プログラムを受講しています。
そのプログラムは恐ろしいもので、一月に一回、チコにあるキャンパスまで足を運ぶ以外は、学校に行かなくていいのですが、
その宿題の量は凄まじく、しかも、一度何かのDueを過ぎると、
その成績は、二度と取り返せないという・・・

そして何より恐ろしいのは、そのプログラムは、
3年間、休みなしで続くのです。
3年間、一度も、一月に一回のミーティングをサボることはできません。
宿題も、ほぼ毎週末あります。
そんなクラスを取りながら、働き、子供を一人で育て、
何とか頑張っているのです。
そんな彼女は、夜に会いに行くと、決まって疲れています。
無理もありません。朝早く起きて、仕事へ行き、
帰って来たら、子供たちの食事を作り、
みんなが寝静まった後に、勉強ですから・・・
そんな彼女を見ると、自分は、
家族もいないし、働かなくてもいいし、
学生だけをやっていられることが、いかにラクなことなのかを、
思い知らされます。

そんな彼女は、今回もまた、遅くなった俺を迎えてくれました。
もう時間は9時を回っているので、彼女も子供たちも眠そうです。
ディナーにも誘われていましたが、参加できませんでした・・・
ごめんサンディ・・・今度は時間を持って来ます。

その後奥から現れたのは、ゲイブ。

ゲイブ




こやつも相変わらず、いつの間にか俺よりデカくなった図体で、
のっしのっしと歩いています。
「Hey Shun! I just got an I-Pod for my B-day present!!!」
「Wow! That’s cool, Gave!!」
そう言うとゲイブは嬉しそうに、そのI-Pod見せてくれました。
返すと、嬉しそうに体を揺らしながら、I-podを聞きながら歩いています。
それを見てサンディは、
「この子ったら、I-podをあげてから、いつもこうやって歩いてるんだから・・・」
ゲイブはお構いなしです。
そんな光景が、この家では楽しいのです。

*******

この日は、来たのが遅かった事もあってか、
みんなかなり疲れ気味だったので、
1時間半ほど話して、寝ることにしました。
いつも、サンディと話すか、子供たちと遊ぶか、
選択を迫られるのですが、
この日はとんとんがいてくれたおかげで、
彼女が子供たちとゲームをして遊んでいる間に、
俺はサンディと話すことができました。
子供たちも、遊び相手のお姉ちゃんが来てくれて、嬉しそうです。

その後、ボールで少し遊びました。
4年前、ハナには日本語でのカウントを、1から10まで教えたのですが、
さすが若い子は違いますね。
彼女は、4年経った今でも、一緒にカウントしていくと、
大体全部思い出せるのです。
一年に一回くらいしか、日本語で一緒に遊ばないのに。
すげえ!若いってすげえ!!

*******

ちなみに去年のサンクスギヴィングもこの家族の家にも遊びに来ました。
去年は、寿司とカレーを作ってあげて、
寿司の巻き方、切り方も教えてあげました。
上の写真はその時の様子です。
子供たちは、大喜びでした。

*******

子供たちが皆寝静まった後、
俺らも支度をして、寝ました。
明日は、朝の6時起きです。
天気予報では、雪が降るらしいので、
雪が積もる前に、ここを抜け出さなければいけません・・・
去年は、見事雪に埋まったからね。
今回は、授業もあるし、そうは行かんぜ。

就寝・・・

続く。


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