August 21, 2006 16:13

「バカの、バカによる、バカのための国」


今回のタイトル、「デブの、デブによる・・・」にしようとしたけど、やめた。
こっちのタイトルの方が、しっくり来ると思ったからだ。

アメリカに2ヶ月ぶりに帰ってきた。
空港に降り立ったときから、空気が違う。全てにおいて、サイズがでかく、全てが自由な感じ。何でもありな雰囲気。
友達に迎えに来てもらい、車で高速に乗り、気づく。アメリカ人の乱暴な運転に。
ものすごいスピードで、前の車両と間隔をほとんど取らず、くっついて走る。
ウインカーを出さずに、突然の車線変更はお手の物。
皆が自足80マイル以上(128キロ以上)でぶっ飛ばず。
すでに、やばい。これで一台が故障して停まったら、一体どうなるんだ。
こいつら何も考えてない。

ハンバーガー屋に行く。
みんな、車を停めて中に入って買えばいいのに、車から降りたくないから、ドライブスルーに行って、注文する。排気ガスをふかしながら。
10分後、頼むだけ頼んで受け取った商品を、駐車場に停め、車の中で食べる客。おいおい、最初から店に入れよ。

いざ頼んだフレンチフライ。付いてくるケチャップの量は、すさまじい。
一つ一つがパッキングされたケチャップ。明らかに二袋で足りるはず。
なのに、6,7個入れてきた。
紙ナプキンも、アメリカサイズで、特大。一個で絶対十分。
なのに、4,5枚入ってる。
確実に資源のムダやろう?

スーパーに買い物に行く。
恵まれた国だ。スーパーが24時間開いてる。冷房をクソ寒いくらいにガンガンにかけて。外はそんなに暑くないだろうが。
特大サイズのお菓子が売ってる。ポテトチップス。チョコチップクッキー。etc・・・
その袋を、もうあなた食べなくてもいいでしょう、くらいの体型をしたおばさんが、がっつりと買っていく。
食べすぎで人が病気になるこの国って?
なんて傲慢なんだ?
食べるものも無くて、毎日泣いているカンボジアの子供たちのことを知ってるのか?

引越しのため、車の中のゴミをいったん捨てに行く。
町のゴミ捨て場。容器の中を見ると、鉄のさび付いたハシゴと、新聞と、ビニール袋と、ゴムのサンダルと、その他もろもろが、一緒に入ってる??
これ一体、何の回収箱なんだ?これを全部一緒に捨ててるのか?
横には、「リサイクル」とかかれた、BOXが。ああよかった。ここにプラスチックが捨てられる。
空けると、入ってたのは、紙の束と、ビン類。
え??
その奥の「紙専用」の箱には、やはり関係の無いものがごちゃ混ぜにして入ってる。
そのBOXたちには、ハエがたかる。
ひでえ光景だ。
そのBOXに、仕方なく、自分のゴミも捨てる。
何か、地球環境破壊に貢献しているみたいで、非常に後ろめたかった。

ジムに泳ぎに行く。
見回すと、おなかの出たおじさん、おばさんばかり。
見事なばかりの、体にまとわりついた脂肪。
毎日、豚になるほど食い、そして、その脂肪を落とそうと試み、ジムに通う。
エクササイズが終わったあと、特大サイズのペプシを飲む。
チーズバーガーと。
おいおい。

今までは何とも思わなかったが、今回アジアを旅して、
自分の感覚は確実に変わったようだ。
ジムのジャグジーに浸かりながら、ガラス越しに見えるロビーの景色を見て、そこでヘッドフォンで音楽を聴きながら、ジムで鍛えた体を自慢げに披露し、体重計に乗る若い連中を見ていた。
皆、よく鍛えられている。しかし、彼らは、「いい体を保つため」にジムに通い、食べる。食べすぎたら、ジムに通い、体重を落とす。
今まで当たり前だと思っていたこの光景。
今日は、彼らのやっていることが、非常にゼイタクというか、恵まれすぎだというか、何か、ズレている様に感じた。
彼らは、体をかっこよくするために、食う。
その動機は、「よく見せるため」、「異性にもてるため」。
「生きていくため」ではない。
それをするだけの、「余裕」があるのだ。
そして、食いすぎたら、またジムに通う。
カンボジアの人たちは、生きるために、食べてた。
「食べすぎ」なんてことは彼らにとって無い。
自分が必要とする量を知ってるし、それ以上は、食べようとしないからだ。

シャワーを浴びながら、横のオジさん達を見る。
もの凄い勢いで、壁に備え付けられたソープのレバーをガシガシと押し、明らかにToo muchな量の石鹸で体を洗う。
ほとんど使われていない石鹸は、下に落ちる。

シャワーからあがった後、洗面所で水着を洗いながら。
横のオジさん、明らかにToo muchな量の、備え付けのハンドタオルを切り取り、自分の小さなペットボトルを拭く。おいおい、そんなに紙いらないだろう。
日本なんか、もう紙さえ置いていないのに。自動乾燥機でいいだろう?

近くのチャイニーズフードの店に行く。この店は安くて量も多いので、客が常に来て混んでいる。
並んで、食べ物をオーダーする。今までは明らかに多すぎる量を頼み、それをムリして食っていたが、今日は一番少ない量にする。
食べ始めて、明らかにこの夏の間に胃の大きさが小さくなっていたのか、少し食べたらもう入らない。素直に、残す。持って帰れるし。
食べ終わった後、店の中を見ていた。並ぶ客。
次から次へと客は来るが、その90パーセントは、太っていた。
しかも、日本で考えられる様なレベルじゃない。
一度アメリカに来たことがある人なら分かるだろう?もの凄い、「デブ度」だ。
多分世界で一番、この国の民は太っているだろう。
その民が、次から次へと、列に並び、もの凄い量の食べ物を頼んでいく。
店でガツガツと豚のように食う客。
持ち帰りにし、車に乗り込む客。
バカでかい車を乗り回し、ガソリンを、一気に消費する。
身長は大して大きくないのに、横に大きすぎるもんだから、デカい四駆じゃないと、体がフィットしない。
その馬鹿でかい車を、一人で運転する。
ガソリンの量は、地球から見る見るうちに減っていく。

女の子の、お腹からはみ出た腰の周りの肉。
男の、腕は確かに太くて強そうだが、同時にお腹もしっかり出ている体型。
今晩、唯一見た、「フツウ」の体型の人は、
その中華料理屋の男の店長一人。
日本じゃ当たり前の体型の彼が、ひょろひょろに見えた。

帰り、車を駐車場から出す。
こっちもロクに見ず、すごい勢いで急発進して来た、前に停めてあった車。
おいおい、てめえもうちょっとでブツかるところだっただろう。
その運転手は、こっちに目もくれず、さっさと車を車道に出す。
走っていると、何台もの車が、もの凄い勢いで追い越していく。
そして、目の前の信号は赤に変わり、急ブレーキ。
俺の車は、すぐにそいつらの後ろにつく。
信号が青に変わると、またもの凄い勢いで、走り出す。
そして、また次の信号で急ブレーキ。
ボクの車は、またすぐに、そいつの後ろにつく。
お前らは一体何がしたいねん?


この国。
恵まれすぎである。
そして、バカすぎる。
人々は、食い、食いすぎて、病気になる。
地球環境のことは、一切気にしない。
物を、凄まじい勢いで大量消費し、ゴミの「分別」なんて、聞いたこともないみたい。
何でも、金で解決すると思ってる。
人々は、他の人の話を聞かない。自分の意見を言いたいだけ言い、相手が喋っているときは、聞きもしない。
こっちの人々の会話を一度よく聞いて見るといいだろう。自分の意見の、ただの「言い合い」だ。
未だにアメリカ人相手に、何かについて話し合うときは疲れる。
こいつら、相手に「話させる」タイミングを与えないからだ。
もちろんそんな人ばかりじゃないよ。でも、そういう、自分のことしか主張しない人が、多すぎるのだ。

この国は、自由である。
好きなことを、好きなように、好きなだけやれる。
自分の得意分野が分かっている人、
また、自分の鍛え方を分かっている人には、とてもいい国だろう。
何せ、周りの誰も、あなたに対し、文句を言ってこないからだ。
「恥ずかしいからやめなさい」
「周りの目を少しは気にしなさい」
そんな言葉は、この国ではほとんど聞かれない。
そういう発想がないからだ。
自分を素直に表現できる。周りの目など気にせずに。
大事なのは、自分の「個性」だからだ。
しかし、同時に、そこがこの国の悪いところでもある。
周りのことを気にしない=自分のことしか考えていない。和を大切にしない。
「個の尊重」が叫ばれる国。
確かに、独立心の強い人民は育つだろう。
しかし、「和」を大切にする考えは、少しでも育つのだろうか?
この国は、自分たちが、この世界でナンバーワンだと思っている。そう、信じ込んでいる。それに関しては、何の疑いも無い。
愛国心を子供の頃から植えつけられ、何の理由もなく、「USA is No.1」を信じ込んでいる。
そいつらに、世界の他の国々の人々のことも考える余地は、ほとんどない。

今回アジアを旅して、ヨーロッパの人たちに沢山会った。
自分がアメリカの大学に行っていると言うと、みんな、
「Oh…」と少し驚き、その後、決まってこう聞かれた。
「アメリカ人のこと、どう思う??」

俺は答えた。
「すごくいい人たちも沢山いるけど、同時に、バカな人たちも沢山いるよ・・」
すると、彼らは安心した顔をして、周りを見回しながら、小さな声で言う。
「アメリカ人って、うるさいし、無知だし、失礼な人が多いわよね・・・」

最初は、その人が個人的にそういう意見を持っているだけかと思っていたが、
何人ものヨーロッパ人に会うたびに、彼ら「全員」が、同じ意見を言うのに気づいた。俺が会った人、全員、である。恐らく、20人以上のヨーロッパ人と話したはずだ。
彼らの口から必ず聞かれた、アメリカ人の特徴。

一位。“Too ignorant”(無知すぎ)
二位。“Too loud” (うるさすぎ)
三位。“Too rude” (失礼、無礼すぎ)
 
しかも皆が皆、必ず、”Too”(―すぎ)を最初につけるのがウケた。
彼らヨーロッパ人も、同じような感覚を持っているようだ。
それは、タイ人や、カンボジア人、ベトナム人の人たちも同じだった。
ちなみに中国人は、アメリカ人をどう思うのかを聞けなかったのは残念。
俺は中国語話せないから、彼らと会話ができなかった。
今度中国にいる人は、現地の人に聞いてみて下さい。

とにかく、どの国の人も、大体、同じような感覚を持っているようだ。アメリカ人に対して。
逆に、アメリカ人でも、外の国に出たりして、自分たちのことを、客観的に見始めた人たちは、必ず言う。
「アメリカの国民は、もっと賢くならなければならない・・・」と。

もちろん、アメリカ人皆が今回書いた様な人たちばかりという訳ではない。
いい人たちだって沢山いるし、アメリカならではの、馬鹿でかい心の広さを持った人たちは、たーくさんいる。
俺がアメリカ一年目に過ごした土地の人たちは、みんな良い人たちが多かったし、今でも連絡が続いて、必ず毎年会いに行く家族のような友達が、たくさんいる。
俺の持つ、「自然なよさ」に気づかせてくれたのも、彼ら、アメリカ人だった。
彼らは、全てを素直に、正直に話す。
嫌いなものは嫌いと言うし、いくら客だろうが、自分の気に食わない相手には、怒鳴り返すことだってある。
だけど、その分、彼らは、「素直」なのだ。
言ってみれば、一番、「人間らしい」のかもしれない。
いや、人間らしいというより、「動物らしい」のかな?
本能のまま、動く。それが、アメリカ人。
だから、素直で、かわいらしい。
同時に、すげームカつく。
そんな彼らだからこそ、あなたの持っている、素のよさ、
あなただけが持つ、その良さに気づかせてくれるのも、アメリカ人だ。
俺は、一年目、いろんな人に、”I like your smile”と言われ、初めて、
「あ、楽しかったり、嬉しかったりしたら、心から笑っていいんだ。
 日本みたく、かっこつけて、無理にクールぶらなくてもいいんだ」と気づかされた。自分の笑顔が、立派な、「よさ」であることに、気づかされたのだ。
そのおかげで、自分に、自信が持て始めたのも、彼らのおかげである。


とても、素直で、感情のままに動く人種、アメリカ人。
彼らは、素直なゆえ、自分の進みたい道に進む。
極端に勉強好きで、世界一の賢いやつになる人もドンドン出るし、
同時に、「お前は何のために生きているんだ」と聞きたくなるような生き様を送る人たちも沢山出てくる。
皆がみんな、自分の生きたいように、生きている。
素晴らしい。

しかし、もうちょっと、人類全体、そして地球全体の「和」についても、考えてほしいよな。
じゃないと、お前らのせいで、地球はあっという間に滅びるぞ。
とりあえず、食いすぎるのを止めて、ゴミの分別を始めてくれ。
そして、今すぐ戦争を止めてくれ。これ以上罪の無い人たちを殺すのは、十分だろう?
お願いだから。
あと、人の話も、ちゃんと聞いて。


8.20.06


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コメント一覧

5. Posted by Shun   September 22, 2006 16:25
皆、返事が遅くなってすみません。

アニキ、
その通り、アメリカは、ジャイアンです。
のび太のものは、俺のもの。
俺のものも、俺のもの。

ましろ、
本当、今度じっくり語ろうぜい!!
貴方の会社についても、働き出してからじっくり聞かせて下さい!

いぬのはさん、
そうですね、この国は、大量消費すぎますね、何もかも。
少しは、自分たちのことを、客観的に見るという事を覚えてもらいたいものです。

ダイゴロウ、
ほんと、なえるなえる 笑
こいつら、太りすぎなんだよ、ほんと。

4. Posted by ダイゴロウ   August 22, 2006 21:53
デブ度が半端じゃない!(笑) 本当にそうだよね。デカすぎる女の子になえるよね。

前アメリカに行った時、日本の接客レベルの高さとかきずかされました。昔抱いていたアメリカに住もうという気持ちは1週間でなくなりました☆
3. Posted by いぬのは   August 21, 2006 22:44
同感!

モールでは年中「○○セール」(笑)。

バレンタインやその他イベントの狂乱騒ぎも
刺激に慣れてしまって、
「もっと、もっと」と求めた結果だろうね。

離婚が多いのもそうだろうし、
眠れない人のための睡眠薬の消費量や、
セラピストがこんなにはやってるのも、そう。

正直なのは素晴らしいけど、
目先の快楽や快感を追い求めすぎる様は、
すこし滑稽にも移る。

日本の良さが初めて分かったわ。

2. Posted by ましろたさし   August 21, 2006 21:40
まじで、すっごく共感!! バカって言葉をあんまり使いたくないけど、ほんとバカが多いよね。自由が多すぎるんだよ。しゅんマジで話が合いそうだな〜。いつか、ゆっくり語ろうよ。
1. Posted by あにき   August 21, 2006 20:54
その考えとてもわかる。
アルバイトでアメリカ人を接客すると「ありがとう!」と言ってくる人が多い。
純粋でいい人が多いと思う。

でもね、僕はアメリカは良い国家とは思わない。
貴方達が勝手に決めた正義だの民主などを他の国に押し付けて今まで何人殺してきたのだ?
それは余計なおせっかいというものだろう。

しかも、アメリカには未だに傭兵会社というビジネスがある。彼らをアフリカの紛争地域へ政府軍として送り込み多大な戦果を収めた。これに対して反政府軍も別のアメリカの傭兵会社を雇い紛争は泥沼化・・・

アメリカはキリスト教主義だろ?
敵を愛せという慈愛の精神は見せかけだけなのか?
そのジャイアニズムを早くなおして欲しいと僕は心から思う。

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