July 12, 2006 04:22

「伝統と、新しいもの」

たこ焼き






龍のシェフの家での合宿も、もう五日目となる。
今日は、「京都の台所」へ行って来た。
狭い路地に、美味しい食べ物が、所狭しと並ぶ。
みたらし団子、漬物、たこ焼き、鰻の肝、マグロのカルパッチョ、豆乳のドーナツ&アイスクリーム・・・
一体何種類の食べ物を食べたか。
もう歩きながらお腹一杯や。

シェフの彼は、食べ物に関しての知識は豊富。
それぞれの食のいいところ、作り方、
全て、聞けば教えてくれる。
歩きながらの、生きた課外授業。


夜は、帰ってきて、これまた健康的な夜食となった。
今日「台所」で仕入れてきた食材を使って、これでもかという位の健康食。
昔ながらの生活を大事にし、
クーラーなどは無いこの食卓で、
汗を流しながら食べる。

*万願寺のしし唐は、昨日健太から買ってきたもの。

健康的な夜食
万願寺のしし唐







台所のイカ
おから






ひじきご飯







彼らと暮らしていると、昔の人の生活の知恵が、いかに大事なのかを思い知らされる。
冷房を使うことは、体に反したこと。
外の気温が高ければ、人間は汗をかき、そうして体の調子を整える。
しかし、汗をかくことを極端に嫌う現代社会。
クーラーでがんがんに冷やされ、
外に出れば、冷たい飲料をガブガブ飲ませられる体は、
体の中が冷え切ったためにますます体温を上げようとし、
熱が体に溜まって、熱射病にかかってしまう。
昔の人が先祖代々伝えてきた、生活の「知恵」。
それを、今の現代社会は、このたった50年ほどの変化の中で、
全て、変えようとしてしまっている。


龍のシェフの家には、いつも、時代の先端を行くハイテクのものと、
昔ながらの伝統を大事にした、古き良きものが共存する。
そんな中で、「古くからのいいものは残し、新しくていいものを常に取り入れる」ことを基本に、生活を良くしていく彼。
学ぶことは沢山ある。


日本の伝統、そして、これからどう人は生きていくべきなのかを、
毎日考える環境にあるこの日々。

7.11.06


P.S. ちなみにこれは龍のシェフが朝作ってくれたパンケーキ。
フルーツ盛り沢山です。
朝ごはんパンケーキ



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