April 27, 2006 00:16

旅、五日目!!(中篇その2)

次に目指すは、
当時、学校にいた頃に毎日通っていたジムで働いていた、
管理人のオッチャン。
彼、名前は忘れたけど、
なぜか俺は仲が良かった。
やつ、ただのジムの管理人かと思いきや、
5ヶ国語ほどを話す、ツワモノだった。
しかも、趣味は写真。
学校で写真のクラスも取っていて、
彼の展示作品は、知り合いのモデルを使ったという、
チェーンで女性の体を縛りつけた、ちょっとアブないショットばかり・・・
そして、好きな音楽は、サンタナ。
しかも彼自身の見た目は、ネイティブ・インディアン。
そして、めっちゃいい奴。
その全てのアンバランスさに、なぜか仲良くなっていた。

彼を訪ねに行くが、いない。
去年も来たときに訪ねたのだが、その時もいなかった。
もうやめちゃったのかな・・・残念・・・


その次に向かったのは、ドーム。
そう、俺が1年間住んだ、あの魔のドームです!!
住んでるやつは、フットボール選手か、バスケットボール選手か、
野球選手、そして、消防士だけ。
そうそう、うちの学校、
スポーツ以外にも、消防士のプログラムもしっかりしてるんですよ。
勉強は全然できない奴らばかりが集まった学校だったけど、
スポーツとファイアー・ファイターだけに関しては、素晴らしかった。

そんな奴らばかりが集まったドーム。
全部で二つ建物がある。ジュニパーと、パンデローサ。
普通、留学生は、二階に女の子が住む錬ジュニパーの、
そこの1階に入れられる。
ジュニパーの1階に住む男達は、ファイアーファイターや、フットボール選手の余り荒くない奴らなど、大体みんなフツウでいいやつら。

しかし!!
別のもう一つの錬、パンデローサには、
1階にはフットボール選手、
そして2階には、
階段から左側は、野球選手。
そして右側は、バスケ選手が占める。
そして俺は、
色々事情もあり、
なぜかその錬の、2階の、階段を上がったところの、
丁度真ん中の部屋となってしまった!!!

それが、もう大変。
毎晩、とにかくうるさい。
ヘタすると、左サイドの野球のやつらと、
右サイドのバスケ野郎が、
ケンカをし出す。
それが嫌で下に降りると、
一階のロビーの自動販売機で、
お金を入れたのにお菓子が出てこないのに怒り、
自販機自体を持ち上げて怒りまくるフットボール選手。
おいおい、たった75セントのためにそこまで怒るなよ・・・

そんな奴らが集まるドーム。
俺はここで生きていけるのだろうかと不安に思ったりもしたが、
それも杞憂に終わった。

実はみんな凄くいいやつらだった。
恐いのは、見た目だけ。
というか、体がでかいだけ。
みんな中身は、ただの、18歳で、
すごく素直で、いいやつらばっかりだった。

最初は、フットボール選手の顔が、全然見分けつかなかった。
部屋に入ると、ルームメイトが紹介する。
「シュン、これがアンドリューで、これがエイロンで、これが・・・」

1分後には、
あれ、これが誰だっけ? エーロン?
いや、エーロンはこっちだったっけ?
何せみんな体も同じくらいでかいし、
髪型も一緒だからな。

こんな調子で、みんなの名前を覚えるのに、結構時間かかった。
しかも何人かは、最後の方まで、誰かわかんなかった。ははは

こいつら、バカなやつらばっかりだった。
あるヤツの部屋は、プレイボーイの雑誌からの切抜きで、
部屋を全て女の写真にしたやつとか、
部屋にはX−BOXとテレビしかないやつとか・・・

そんなのばかりよ。

さて、前置きが長くなったが、これが、俺の住んでたドーム。
色々思い出が詰まってるけど、
さて、変わってんのかな〜・・・

いざ、足を踏み入れる。

全然変わっていない。
きったないトイレ。
リビングルームにあるテレビ。
管理人のおばさん。

何も変わってねーや。

ここに会いに来たのは、そう、
当時のルームメイト、Roy Bell (ロイ・ベル)。
こいつは、俺と同期で学校に入り、
もう4年が終わると言うのに、
まだここにいる。
ちょっとダンナ、ここは2年生の大学ですぜ、
あしからず。

今はこのドームでRAをやっているロイ。

管理人のおばちゃんに聞くと、
去年と同じ部屋にいるわよと。

ノアと、その部屋の前に行く。

ドアを開けて出てきたのは、ロイ。(そのまんまかい)
しかし彼は、老けていた!
俺と同い年のはずなのに、
俺より10歳は老けていた!!
去年会ったときは、俺も21歳。
ロイも21歳だった。

去年の写真↓
Shun$Roy 2004






今年は、
俺は22歳。
ロイは、32歳のようだ。
一年で10歳も年とりやがった。
このヤロウ、俺を差し置いて・・・

今年の写真↓
f8a7f902.JPG






それを彼に言うと、
「その通り、こんなに年とっちゃったよ!」と、
彼の立派なビール腹を見せてくれる。
この、懐かしいビール腹。
昔この腹で腹踊りをしてくれたときは、
腹がちぎれるかと思うくらい笑った。

そんなロイとも会い、
今日はちょっと時間がないので、
また明日会いに来るよと、
ドームを去る・・・

次に向かうは、そう、前のブログで書いた、
メーガン・ザック・リエンの家。
マックで腹ごしらえして、いざ向かう。。。

(続く)


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