April 23, 2006 00:06

「次の段階」

俺はまだ何も見えていないって。
おつむの方も、まだまだだと。
コミュニケーション力はあるが、
肝心な、何を「話すか」の中身が、
まだ何も出来上がっていないと。

それは、全て俺の知識不足から来るもの。
俺の、勉強不足である。


上に書いた事は、今日あったプロジェクトのミーティングで、
メンバーの一人から言われたことだ。
全ては的を得ている。
その通りだ。

だから、悔しい。
そして、その今の自分のレベルに気づき、
そこから、すぐに抜け出せない自分、
今の自分と、次に目指すべきレベルの自分とのギャップに、
苛立ち、そして悔しさを感じる。

だが、それは当たり前。
悔しいから、頑張る。
頑張って、鍛えて、また成長する。
その繰り返し。そして、やっといつか、
その自分の目指していたレベルに辿り着いている自分に気づくが、
その後は、また次のレベルが待っている。

書きたいことが沢山あって、何から書いたらいいかわかんねえ。

とりあえずは、「動く」こと。
今の、プロジェクト。
NFPという学生団体を作った。
メンバーは自分も含め5人。
目的は、アメリカに在学する日本人留学生を相手に、
彼らの就職活動に対するやる気を伸ばす事。
名づけて、モチベーション・プロジェクト。

動き出したのは、ほんの一ヶ月前だが、
メンバー4人が、ガツガツ動き、
すでに形あるものとなってきた。

動いていない一人は誰かって?
俺だよ、俺。
今日メンバーに話したが、動き方すらも、分かっていなかった。
何をしたらいいか分からない。
何が分からないのか、分からない。
言われる事をただこなす生活を送って来た人生。
それに慣れた、甘ったれたヤツには、
「自分で考えて、自分でコトを起こす」、
その気力さと、アイディアが浮かんでこない。

俺以外の4人は、ガツガツ動いてる。
そして俺は、みんながドンドン先に行ってるのに気づき、
後に残された気になった。
それは、スタートしてから自分で走り出さなかった自分が悪い。
誰も、てめえの世話なんかしちゃくれない。

このプロジェクト自体への、自分のやる気が本当にあるのかも良く分からなくなってきた今日、
ミーティングの後、メンバー達にその思いを話した。

「自分が何が分からないのかも分からない」
「俺は本当に、やる気があるのか」

それを聞いたメンバーは、俺にフライヤーの包みを渡した。
本当はそいつと二人で配る予定だったフライヤーを、俺一人で全て配ってみろと。

そいつは直感的に感じたんだと思う。
うだうだ言うより、ただそれを託して、
俺に自分で行動させ、そしてそこから何を感じるかを、得ろ、と。
そして、初めて、やっとみんなが立ってる土俵に立てる。
俺は、土俵にも立っていなかったんだな。


本当に自分がそのプロジェクトをやりたいのか、
それもはっきりしないまま、メンバー4人はドンドン先に進んでいく。
それに焦りを感じ、自分の本当の気持ちも分からないまま、混乱していた自分。
メンバーにフライヤーを全て渡され、
とにかくやってみるしかないと決心し、自分からガツガツ動くことにした。

その後、感じた。
俺は、ビビッてたのかなと。

高校の頃、水泳部で、練習していた。
高3の、もう大会も3ヶ月を前にしていた時、
別のスイミングスクールのコーチに、言われた。
「お前は素質があるんだから、
今の学校だけの練習以外に、俺のところで更に泳いで見ないか。
もしやるなら、面倒は見てやる。
このままで行ったら、フツウの、高校生活で終わるだろうが、
もし俺のとこに来て泳いだら、その後全てが終わったとき、
今まで見えなかった扉の先が見えるはずだ。
それは、高校時代の今しかできない。
生活は学校と水泳で潰されるだろう。
だが、もしその先を見たいのなら、俺について来い」と。

その時、また別の先輩に、
「お前はまだまだだ」と駄目押しされた次の日だった。
「本気で悔しかったら、もっと頑張ってみろ」と。
それを言われて悔しかった次の日。
その水泳コーチに言葉をかけられた時は、
「これしかない」と思い、その場で、
「よろしくお願いします」と頼み込んだ。

その日から、練習が始まった。
当時の俺には、鬼のような特訓。
学校の練習2時間に、更に、そこでの練習2時間が加わった。
しかも、めちゃくちゃきつい。
最初の2週間くらいは、練習に行く度に、
「今日の練習が終わったら、コーチに今日限り止めますと言おう」と思っていた。
でも、いつも練習が終わるたび、
彼の練習中の鬼のような顔が、仏に変わり、
「今日もよく頑張りました。明日も頑張ろう」と言われると、
どうしても、「やめます」、その言葉を言えなかった。

そして、そんなこんなで続けていた練習。
一ヶ月も経ち、気づくと、
いつの間にか、その練習の中に、楽しみを見つけている自分がいた。
日に日に練習がきつく感じなくなってくる自分。確実に、自分の成長が見える体。
そして、その内、毎回の練習後にいつも感じる、
とてつもない充実感、それを楽しみに、
毎回嫌な気持ちを抱えながらも、
その充実感のために、練習に向かう自分がいた。


今日、メンバー達と話したあと、気づいた。
俺は、水泳の練習に例えたら、
また今回も、メンバーの一人に「一緒にやらないか」と最初に声をかけられ、
その熱さに引かれ、二つ返事でOKしたものの、
実際に練習内容を見てみたら、きつそうで、それで、
ただビビッてたんじゃないか、と。

その後に感じられる充実感。
日に日に練習をきつくなく思えてくる、自分の成長ぶり。
そういうものに気づく前に、ただ、メニューを見て、
「こんなのできっこない」そう勝手に決め付けていた自分がいたんじゃないかと。

それをメンバーの一人に言ったら、「その通りだ」と。
「お前はまだ、俺達が泳いでる中、横で水にも入らず、ただ見てる」と。
「お前はまだ練習も始めてない」と。

その通りだ、こんちくしょう。
だから、とにかく今は、動くだけ。
自分で動いて、フライヤー配って、
それで、今自分が何を求めているのか、
自分は、本当にこの活動をやりたいのか、
メンバーのみんなは、この活動を通して、何を感じているのか、
この練習とは、どういうものなのか、
そして、練習の後の充実感とは。
そういったものが、見えてくるだろう。


そして言われた、別の言葉。
「お前は、コミュニケーション能力はあるが、知識がない。
だから、俺らの話にもついて来れない」と。
その通りだ。俺には、何か、特別な「売り」がない。
このメンバー達と話すとき、その「専門分野」がないから、話に突っ込んでいけない。
ただ言えるのは、「なるほど」「へえ」それだけ。
そして、「俊の意見は?」
・・・ただ、自分の浅い考えを言うしかない。
その俺の意見は、基礎知識のない、バックボーンのない言葉。
後ろに背骨がないから、ただ、意味をもたず。
そして、その自分に、フラストレーションを覚える。

だがな、イライラを覚えてばかりじゃ、何も変わらない。
プラス、自分からガンガン「知ろう」として行かなきゃ、何も変わらない。
ただ黙っていたって、誰も何も教えてくれない。
自分で知識を付け、勉強し、
基礎知識をつけ、そして、やっと彼らとまともに話せる。
それには、今日この瞬間から、動いていくしかないだろう?
知識は、昨日今日で、つくものじゃない。



俺は何をしたいのか。
俺の人生で、本当に何をしたいのか。
俺の特技は何なのか。


人のことは、よく見える。
それぞれのメンバーの、凄いところも、よく見える。
みんなの特技も、良く見える。

なのに、俺は、自分の特技が何なのかも、
分からなくなってしまった。
俺は、一体何が「売り」なのか、
それさえも、分からなくなってしまった。

それを彼に話すと、
「いい段階じゃねーか」と。
「自分でよく考えてみろ」と。

そこで気づいた。
また、誰かに「頼ろう」としていたこと。

「どうせ聞けば、答えてくれる」
「他人からの目で、教えてくれる」

そういう安易な考えが、無意識に自分の中にあったことに、
彼の言葉で気づき、
その自分の考えにも気づいてなかった自分に、腹が立った。
いつまでも、誰かに頼ろうとしている自分。
精神的に、「本当に」自立していない自分。
どんなに頑張っているように思っていても、
心の奥底のどこかでは、
やっぱり誰かに、「甘え」を出していた自分。

自分で自分の事、とことん分析して、
俺の強みは何か、売りは何か、
それを自分で理解し、
そして、そこを伸ばす。

俺が今、自分の「強み」がすぐに思いつかないのは、
それはつまり、俺の「売り」自体が無いからだろう。
だから、とにかくまずは伸ばすしかない。
自分で自分の弱さを、まず認め、
そして、そこから、足りないものを、毎日つけていく。


「自分から動かねーと、何もわかんねえ」
「とにかく全部自分でやってみろ。
 誰にも頼るな。
 お前最近太ってきてんだろ。
 もっと究極まで動きまくって、痩せるくらいになれ」

ムカつく。が、言われてること、本当だから、
余計その自分に腹が立つ。
今俺がムカついてるのは、
その、自分の弱さ。
自分の弱さに気づいて、すぐに変われない自分。

だから、とにかく、「動く」しかない。
毎日の積み重ねしかない。



次のレベルに進めば進むほど、
今までの自分のレベルの低さに気がつく。

新しい人に会えば会うほど、
自分の小ささに気づく。

新しいことを知れば知るほど、
自分の今までの無知さに気づく。

前に進めば進むほど、
まるで人生のレースが、どんどん長くなっていくような感じ。
前に進めば進むほど、
今まで「やっと50メートルも走った!」と思ってたものが、
実はまだスタートラインにも立っていなかったことに気づく。

人間的な成長のレベルに、終わりなんてない。

少なくとも、俺は、レベルが1万まであったら、
まだ10ぐらいじゃねーの。

悔しい。とにかくやってやるしかない。



4.23.06



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