April 07, 2006 19:17

「井の中の蛙」


井の中の蛙。
今までの俺の姿を現す言葉。
正にそのもの。

今日は、それを強く感じた。


前にも書いた、新しく始まったプロジェクト。
今日は、そのメンバーと会っての、二回目のミーティング。
みんなで意見を出し合い、
実際に日本に一人が帰って、
ゲストスピーカーを頼む会社の調査に、彼が5社に足を運ぶことも決定。
春休みを使って、ギリギリのスケジュールで行く。
このメンバーが集まってから、まだ2週間経っていないという状態。
それで、この行動力。
さすがだな、こいつら。

こいつらを相手に、俺は色々学んでいる。
今日、俺はミーティングの際、
みんなの意見を聞きながら自分の意見も出す時点で、
一回頭の思考がついていかなくなり、
自分の考えもまとまらず、
話しながら、混乱した。
「俺、何言ってるんだろう」
そうなった。
久しぶりだな、こうなったのは。
恥ずかしかったよ。
それで、一回そこは通したが、メンバーの内の一人が、
後でもう一回、俺の意見を聞いてくれた。
「俊の意見がはっきり分からなかった、
もう一回説明してくれ」と。

ミーティング後。
メンバーの一人と車の中で話した。
このプロジェクトに関わって、自分が今すごく楽しんでいる事。
燃えている事。
やりがいがあって、きついけど、
楽しい事。
その時、彼は言った。
「今日お前、あの時さ、
頭の回転が追いつかなくて、言ってる事自分で分かんなくなってただろ?
あの時さ、お前以外の4人とも、あ、こいつ混乱してるなって分かってたんだよ。
でも、俺らは何も言わなかった。
それで通そうとした。
でもそこで凄かったのは、Tだよな。
彼は、そこで流そうとせず、最後にもう一回、
お前の意見がはっきり分からなかったと、チャンスをくれた。
それでお前は、もう一回落ち着いて考えて、意見を言えたんだ。
あそこで流した、俺は、
今はそれだけのレベルってことだよね。
でも彼は、それよりも凄いんだ。
凄いよ、ああやって、あそこまで相手の事を考えられるってのは。」

そう言われて気がついた。
そのTの、凄さ。
彼の凄さ、俺は、そいつに言われるまで気がつかなかった。
そいつが彼の凄さを口に出して、初めて気がついた。

また、やつは言った。
「俺は、お前のその“熱さ”は買ってるけど、
まだ、おつむの方は買ってないな」と。
そりゃ、悔しいよ。
ったく、悔しいったらしょうがない。
だが、それが事実なんだ。
情熱だけでは、人をまとめられないし、
上にもいけないんだ。
情熱だけで燃えてるやつは、沢山いる。
そこから上に上がるには、
頭のキレも、必要となる。

彼は言った。
「そのおつむの賢さは、
これから鍛えていけば、いくらでも伸びていくよ。
ただ、今のお前には、足りてないってことだ」
図星。悔しいな。
まったく、悔しい。
久しぶりやな、こうはっきり言われんのも。
でも、こう言ってくれる奴も中々いないし、
そいつも頭がきれて、的確な事を言ってくれるから、
俺は嬉しい。
直に、鍛えられてるわけだからな。

「その悔しさが大事なんだ。
今、悔しい思い、恥ずかしい思いをして、
そこから、やっと自分のレベルに気づき、
自分の弱さに気づき、
そしてやっと、上に上がっていけるんだ。
自分より上のやつなんて、
いくらでもいる。
俺らは、その見えないやつらを相手に戦っていく」
奴は言った。


また、彼はこうも言った。
「俺が今度から働く、リクルートは、
こういう奴らだらけだからな。
今日の俺らの集まりなんて、屁でもない。
みんな熱いのは当然だし、
更に、頭が切れる奴らばかりだ」

「俺自身が正直、
 びびってるよ。」と。

俺から見たら凄いそいつが、更にびびる奴ら。
そいつが凄いという、俺らのメンバーのTをも上回る奴らが、
集まる会社。
そんな会社、あったのか?

バリバリ、あるらしい。

どうやら俺は、今まで、本当に、
「井の中の蛙」していたようだ。
自分が住む、狭い地域の中で、
周りの人間と比べ、
そいつらに勝っていたら、安心し、
その中でちょっとできる奴がいたら、
すぐにそいつから学んでいた。

でも、どうやら、
俺の見えてない次元で、凄い事をしている奴らが、
五万といたようだ。

そう、丁度今日、Tの凄さを俺が言われるまで気がつかなかったように、
俺が見えてない世界で、凄い戦いをしている奴らが、
うじゃうじゃいた。

今日は、その断片を見た。
いや、見てないな。
ただ、感じただけだ。
そして、悟った。

「俺、今まで、めっちゃさぼってたやん」と。

自分では頑張ってるつもりだった。
でも、その「頑張り」、
俺の見えない世界で戦う奴らの修行から見たら、
ただの、昼寝ぐらいだったんじゃないか?

地球人が、スーパーサイヤ人にびびった。
そんな感じ。


ったく、なんて人生は楽しいんだ。
丁度いいタイミングで、ものごとが進んでいく。
その世界に飽きてきた頃、別の世界が俺の前に現れ、
そして、また戦いを挑んでくる。
そして、毎回新しい世界に直面する度、
「俺はなんて甘かったんだ」
そう感じる。

今日はそれをめっちゃ感じたな。
ほんの、先っぽだけど。


これから、どんどん楽しくなっていくだろう。
どんどん、自分の弱さも、現れていくに違いない。
今まで、隠してきた、弱さがな。

彼は言った。
「まずは、自分の弱さを知ること。
自分が、大したことないことを知ること。
そして、そこから、やっと、
上に上がるための修行となる。」
ほんとだな。
俺、やっと、自分の弱さに気づいたよ。


また、今日の経験から、
レベルが上の人ほど、
人の意見や話を、じっくりしっかり、
聞けることが分かった。
彼らには、人の意見をしっかり聞き、
しっかり理解し、
それを彼らなりの言葉に置き換えて、言いなおす力がある。
「きみは、つまりこう思ってるんだよね」と。
その余裕、俺にあるかな?
いや、ないよ。
今はね。
今は、ただ、自分の意見を言うので精一杯。
言って、満足してる。
みんな、俺の意見を聞いてよ。
俺はこう思ってるんだ。
理解してよ、俺の事。

そこで、終わってる。
でも、そこから凄い奴は、
自分のこともしっかり主張しつつ、
相手の意見も聞く。
そして、一歩引いて、みんなの意見をまとめ、
前にことを進めていく力がある。

俺には、その力、
いつ付くかな?
今は、ないさ。
でも、これから、こいつらに鍛えられて、
伸ばしていけばいいんだ。

だって、めっちゃ悔しいからな。
負けてられっかい!! 


4.6.06


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コメント一覧

3. Posted by 麻里子   May 05, 2006 19:06
まだまだひよっこだなぁって思ったのが、
つい2週間前。
あはは、似てるねw
違う場所で、違う組織を通してだけど、
似たような経験をしているね。
そして、お互いに、Mentor的存在の、
尊敬できる友人がそばに居る点も、似ている。
ともに、成長しましょう☆
2. Posted by 麻里子   May 04, 2006 19:39
5 なんか、自分の考えを、読んでいるようで、凄い驚いちゃった。
私も、今はまだ、自分の意見を聞いてもらいたくて、
必死な部分がある。
そこからどう、にまだいけていない。
「あたしはこうなの!だってそれが正しいじゃない」
そうじゃない。
時には、何が正しいかは問題じゃないときだってあるんだよね。
そうじゃなくて、相手の意見を聞いて、必ずしも正解じゃないかもしれないけど、
でも、その相手の意見をも取り込んだ解決策を、
冷静に見つけ出せるのが、
私の「一歩先の人々」なんだな、って思う。
「麻里子、お前は正しい。でも、そうじゃないんだ」って言われたとき、
私は悔しくて悔しくて学校でボロ泣きしちゃったことがある。
私は正しい。絶対に正しい。
でも、それでも、私が
「じゃあ、間を取ろう」って、言わなきゃいけないときがある。
それが、真のリーダー。
それが、人を束ね、動かす人の実力。
1. Posted by 龍のシェフ   April 08, 2006 03:17
いい感じだ。その悔しさをまた原動力に変えればいい。己を知り、人を知り、世界を知る。世界は広い。俊輔が見ているものは、まだひとかけらだけだ。自信を持て、俊輔には俊輔にしかない魅力があるはずだ。俊輔にしか出来ない事もある。このレベルになって来たら、全て勝とうと思うな。自分の良さを最大限に伸ばし、そこで勝負しろ。ウォールストリートの新聞を食ってるんだろ?読んでるだけじゃ使えない。食って身になり初めて使えるんだ。
物事を噛み砕け。焦る事はない。今の勝ち負けはただのじゃんけんだ。勝ったり負けたり、どうでもいい事だろ?
でかくなれ。全ての出来事をプラスに変えろ。常に、限界の結果を出せ。そうすれば答えは出て来るだろう。
龍のシェフより

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