May 2007

May 31, 2007

grad 1
みなさんこんにちは。
今回やっと、卒業することができました。
途中で映画を勉強した1年間を挟んでの、5年間のアメリカでの学生生活。

この5年間で初めて、ペーパーやテストから開放され、
この妙な開放感が信じられません。


式は、5月31日の朝9時から。
この式のために、家族もわざわざ日本から来てくれました。
他にも、友達も集まってくれました。

式の始まる10分ほど前。
本当はこの日に来れない予定だった、
ロングビーチに来てから仲良くなったリーも、
仕事を休んで来てくれる事になりました。

前日の晩に電話すると、当日来てくれるというので、
仕事があるんでしょというと、
「You only have one graduation in your life!!」と。
本当に嬉しかったですね。


式が始まる直前に現れた彼が渡してくれたのは、
なんとハワイから取り寄せたという、花の首飾り!!
前日にアメリカに届いたそうです。
学校で売っていたそれよりも、2倍以上の花がついていて、
その重さはズッシリとしていました。
もうめっちゃ感激です。

li shun mariko
俺とまりこちゃんの分までプレゼントしてくれました。
何ていいヤツなんでしょう 涙
式前から気分はもう最高でした




9時。
いざ式が始まりました。
真ん中の門から、紙吹雪をこれでもかという位投げかけられての、入場。
皆の頭には、紙吹雪が“載っかって”います。
女の子の綺麗にメイクしたまつ毛にも、
紙吹雪が引っ掛かる始末。

式会場は、クラスの合間にいつも僕が昼寝をしていた、
学校のキャンパスの芝生の上に特別設置された、舞台の上でやります。


同じメジャーの友達の顔も、ちらほらと目につきます。

kristine

政治のクラスで仲が良かった、
クリスティーンと




いざ式が始まり。
学校長や、教授からの感動的なスピーチ。

「ここまで皆さんがこれたのは、あなた達をサポートしてくれた、
家族や周りの人たちのおかげです・・・」


まさにその通りだと、感慨深く思いました。

*****


式の途中で、この卒業にたどり着くまでに、
特に努力をした人たちの表彰が始まりました。

まずは、学校に通うと同時に、
パートタイム・ジョブなどをしながら、
仕事と勉強の両方を両立させた生徒を立たせての、拍手。

席を立ち、皆から拍手喝さいを受ける彼らの姿を見て、
「いいな俺も立ちたいな」と思っていました。

1







次。
同じ教授が、何か別のことを言いました。
今度はさっきよりも少ない、数人の生徒が立ち上がりました。

チャンスは今しかねえ!!
いいや、俺も立っちゃえ。

どさくさに紛れて、僕もそこで席を立ち、
後ろの方にいた家族に向かって振り返り、
日本の天皇のように、優雅に手をふりました。

周りからは、盛大な拍手の嵐です。


いざ満足して着席すると、
2席横に座っていたクリスティーナが、
笑いをこらえながら僕の膝に手をかけてきました。

「What’s wrong?」と聞くと、
彼女が必死に笑いをこらえながら僕に聞きました。

「シュン、今の表彰は誰のためのものだったか知ってた?」

僕は答えました。
「いや、よく分かんなかったけど立っちゃった」

彼女は言いました。

「今の表彰は、家庭と子供を持ちながらも、
卒業までたどり着いた人たちを表彰したものだったのよ」

そう言いながら、彼女は笑いで肩を震わせています。

「Oh, I didn’t know I had a wife and kids until this moment!」

まさか僕に奥さんと子供がいるとは、
この瞬間まで、自分でも知りませんでした。

kaijou






式は進み。

ヒストリーメジャーの生徒の表彰が終ると、
次はやっと、自分たちのコミュニケーション・メジャーの番です。
僕はちなみに、このメジャーの、
一番最後に名前を呼ばれるところに位置していました。

段々と自分の番が来ます。


さて、ここで今回の目玉の紹介です。

今回の式典、僕は自分のガウンの下に、
“ある”コスチュームを来ていきました。
理由は、一つ。


フツウに終っては、つまらないからです。


去年、今のルームメイトのヒロポンの式に出ましたが、
その時彼は、なんと普通の帽子のかわりに、
魔女のハットと、ホウキを持って、
式典に参加しました。

遠くからでもよく目立つ、その魔女の帽子とホウキ姿の彼は、
まさにヘンタイそのものでした。


遠くからでも、その三角帽子とホウキのおかげで、
嫌なほど目立つその彼の姿を見て、感動しやすい僕は、触発されました。


「・・・すげえ! ・・・俺もなんかやりてえ!!」


その時ヒロポンに、来年の自分の卒業式は、
必ず何かやるからと約束して、一年。

僕の式に出るために、わざわざ帰国の日にちをずらしてくれた彼のためにも、
ここでがっかりさせるわけにはいきません。

式当日に何を着ようか、ずっと頭をひねらせて来ましたが、
式の二日前までは、浴衣にゲタ姿で行こうと決めていました。
しかし、どうもインパクトが・・・・

そのアイディアに、何となくしっくり来ない自分でした。

2






式の2日前。
電話で我らがサーフィン仲間、総長と話をしているとき、
彼が去年のハロウィーンで着ていた、“例”のコスチュームを思い出し、
ピーンと来ました。

「・・・・・これしかねえ!!!」


ソッコウ、総長に、“それ”を借りてもいいか聞きました。
彼は、「ほんとにやるの!?」と、電話の向こうで大爆笑です。

そんなわけで、その足で、彼の家までそのブツを取りに行ったというわけです。

*****

自分が座っていた席を立ち、段々と自分の番が近づいてきました。
最初にカメラを向けられ、写真を撮られた後、
式の舞台に上がる手前で、ガウンの前のジッパーを開けました。

その姿を見て、そこに整列していた、
コミュニケーション・メジャーの先生方は、大爆笑です。

「Oh my god!! You did it!!」
「You are the man!!」

Comm Majorの特権。
なぜか、金髪の典型的な白人美人の教授たちが多いのですが、
その先生たちに、
笑顔でハグと握手をもらいました。

しかし僕は、彼女たちのそのビッグ・スマイルの後ろに、
みんな内心、「ちょっと信じられないわ」という感じで顔がひきつっていたのを、見逃しはしませんでした。



そして、いざ、舞台の上へ。

to the






舞台の上では、声のいい二人のオッサンが、
卒業生の名前を、マイクで呼んでくれます。
その読み方は、まるでプロレスの選手紹介です。

「赤コーナー、マァーーーイク・タァーーイソォォーーーーゥンンンン!!!」
そんな感じです。


前に並んでいた生徒の名前が一人ずつ呼ばれ、
遂に、僕の番が来ました。
あらかじめ、どうやって自分の名前を発音して欲しいかを書いた紙を渡すと同時に、
自分の名前がしっかりと発音されるように、そのおじ様に口で説明できます。

ここで敢えて僕は、お気に入りのアメリカ式の呼び方を選びました。


僕の注文に、その彼は、ちょっと戸惑って聞き返しました。

「それでいいのかい?」

それで頼みますというと、前に出ました。

彼が、その渋い声で叫びます。


「シュンスゥーーキィーー、セッカァーーイィィーーーーンン!!」
(僕の名前の英語発音)

その声とともに、僕は舞台の上で、そのガウンをはらいながら、
思いっ切り叫びました。

「Yeahhhhhhh!!!!!」


s with girl












そう、僕が着たコスチュームとは、
スーパーマンでした。
(写真は、式の後、僕のファンの子と)


会場が一気にドワッと揺れ、
明らかに空気が変わりました。
観衆からは、女の子たちの黄色い声。

「ウッキャアァァァァ〜〜〜〜!!!!」

それまでで最高の大歓声をもらいました。
(ちょっとだけ脚色してます)


その後、壇上の学長たち二人と握手して、
下へ降りました。

on the






その学長たちも、さすがにスーパーマンの格好で卒業式に出たヤツは、
1949年の学校が始まって以来、僕が初めてだったのでしょうか。
その顔は、笑顔とともに、やはり少しひきつっていました。
戸惑う彼らなど気にせず、
彼らとも、ガッチリと握手を交わします。

壇上の上でも、カメラをもう一回向けられました。
カメラマンは、とても嬉しそうです。
「You did it man!!」

me at grads

(Photo officially taken
by Bob Knight Photo)









舞台の下へ降りてからも、観客から大人気です。

「よくやった!」
「目立ってたぞ!!」

そんな歓声ばっかりです。
さすがアメリカ人はノリがいいですね。
ここで皆にひかれてしまうと、こっちの立場がないんですが、
みんな温かい声をかけてくれて良かったです。

実際にここまでのバカを、自らやるだけの思い切りはない彼らですが、
誰かがバカをやっていると、心から喝采を浴びせてくれる彼らです。
Thank you all!!

s 4











生徒たちからニヤニヤされながら皆の合間を歩き、
自分の席に着き、やっとほっとしました。

これでオレも、悔いなく卒業できるぜ・・・


*****

実は、式の一日前、スーパーマンで壇上に上がる事を考えると、
緊張のあまり胸が少し痛む自分でした。(そうです小心者なんです)

しかも、これは権威ある4年生大学の卒業式。
アメリカ人のみんなは、誰一人、こんなバカはやりません。
本当にこんな格好で出ていいものか、
ちょっと心配でした。

しかし、ここで皆に合わせていてはつまらない!!

こんなバカ、俺がやらなきゃ誰がやると、
勝手に自ら決心すると同時に、
たしかパッチ・アダムスの映画で、ロビン・ウィリアムズは、
半ケツで卒業式に出ていたなと思い出しながら、
「あれに比べればかわいいもんじゃん」と、
自らを安心させ、いざ式に挑みました。


見事、観客に受けてくれてよかったです。
I love you American!!

*****

式が終った後は、わざわざ集まってくれたみんなと話して、記念写真。

nipple hurts


もうニップル・ハーツも解散ですな




ai

アイちゃんも朝早くから来てくれました





途中、まったく知らない女の子にも、
「May I take a picture with you, Mr. Superman?」と聞かれる始末。

もう大人気です。
思い残すことはもうありませんな。

hiropon

去年の夏から随分とお世話になったヒロポン君。
短髪協会なり、色々とバカをやりましたな



*****

そんなわけで、無事に終った卒業式。

ここまでたどり着けたのは、
金銭的、精神的な面において、
全ての点でサポートしてくれた家族を初め、
親戚の方々、日本での友達、知り合いの方、
そしてアメリカに移ってからできた、多くの友達。
全ての方々のサポートのおかげです。

特に、両親には本当に感謝しています。
中学の3年生くらいから留学を考え出し、
初めて親父にその話をしたとき、頑なに拒否された事。
それから、ほぼ3年間、
少しずつ留学の話を出しては、自分の気持ちを伝えた事。

母親は、「あんたに留学なんてできるわけ無い」と、
親父に関しては、「もしもそんなにアメリカに行きたいなら、
日本の大学を出て、それから行け」と説得されたこともありました。



高校3年の6月、進路決めの時期に、
ある日の夜、自分の部屋に、酒を飲んで、酔った親父が来て、

「父さんずっと考えてたんだけどな、
 もしもそんなに留学したかったなら、行って来い。
 ただし、責任を持って、最後までやり遂げるんだぞ。
 父さんは俊輔がそんなに本気なら、応援するからな」

と、言いに来てくれたこと。どんなに嬉しかったか。

それまで、ずっと留学することに賛成してくれなかった親父が、
初めてそう言いに来てくれたこと。
水泳の最後の大会が近づいていた、6月初期の夜だった。

*****

僕はこの5年間を通して、
人間が自分ひとりで成し遂げられることは、本当に小さいこと。
自分の周りの人たちの助けと支えがあるからこそ、
自分ひとりでは不可能なことが達成できること。

そして、自分の人生の全ては、
自分を取り囲む周りの人たちから教わったことで成り立っていること。
それを、心から感じ取り、感謝し、
人間として学ぶ事ができました。


ここまで自分を支えてくださった皆さん、
本当にありがとうございました。

俊輔
6・04・07

with family


家族と。
真面目なはずの卒業写真が、
どう見ても仮装パーティーにしか見えません



s 1

式の前。シャツの上にコスチュームを着ながら。
ネクタイをして来た意味がありません。





s 2

式の始まる前にも、何人もの生徒に聞かれました。
「下に何着てるの?」と。

ちらっと見せると、
「You are awesome!! You got to fly from there!!」と。


s 3

母親にマントを持ってもらいながら。
まるでお遊戯会の準備をする、
幼稚園生ですね。




おまけ
(もうここまで来ると、ただのヘンタイですな)






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College Life-大学 | Thoughts-思ったこと
superme

ご無沙汰しております。俊輔です。
先週末にファイナルが終ってから、色々とあって、
今日、遂に両親と姉が、ロングビーチに到着しました。

姉貴と親父は、前に一回ずつ僕を尋ねにアメリカに来ましたが、
母親に関しては、今回が初めてです。
朝3人が空港に着いてから、ホテルに案内したり、
食事へ行ったり、買い物へ行ったりと。
今日の夕食はコリアンのスンドゥブ(とうふスープ)です。
あまりアメリカに来る事に乗り気ではなかった母親も、
その美味しさに感動して、「アメリカ来てよかったわ」と笑顔で言っていました。
僕としてはかなり嬉しかったです。笑


明日の朝9時から式が始まります。
正直、「もう俺が卒業するのか」と信じられないというのが本音です。
今まで5年間続けてきた「学生」という状態が終るのかと思うと、
新たなスタートの始まりなんだなという気にもさせられます。


この5年間、色々ありましたが、
こうしてアメリカの大学を卒業できる結果に至ったのは、
改めて考えると、凄いことなのかもなと思います。

今から7年前。高校2年の夏に、
初めてアメリカのフィラデルフィアに足を踏み入れて。
その、日本とは全然違った土地に住む人々の生活や考え、生き方に魅了され。
その大きなハートに感動し、
必ず俺はこの土地に帰ってきて、世界中から人の集まる、
この国の大学に行ってやると決心して。
あれから、7年かと。

今日、空港で家族を待っているとき、
自分がまるで、初めてアメリカに来たときの感覚に陥りました。
全てが新しく見える。
全てが、今までの自分の生活とは違って、新鮮で、
そして、ワクワクと不安が入り混じっている。

そんな感覚で来たこの国での生活も、
今じゃ、母国日本のそれよりも居心地のよいものとなってしまいました。


そうやって、今の自分がいる状況を、
いつの間にか何とも思わなくなっていましたが、
こうして初心に帰って見てみると、
こうして卒業に至った事は、素晴らしいことなんだなと。

そして、ここまで来れたのは、皆さんのサポート、助け、
励まし、友情、愛情、
それらがあったからです。


僕はこのアメリカでの5年間。
何を本当に学んだかと言えば、
「人と一緒に生きていくこと」、それを学んで来たんだと思います。

人に、頼ること。
人を信頼し、その人に心を委ねること。
自らの心を開け、その人に自分を見せ、
相手のことを、受け入れること。

今まで、ずっと一人の力で何とかしようと、
頑固に生きてきたタイプの自分でしたが、
こっちに来て、
「人に助けを求めること」
「人に頼ること」
「人を信頼し、自分を出すこと」

それを、友達や、大切な人、
多くの人々と一緒に過ごした時間によって、徐々に徐々に、
学んで来たんだと思います。

*****

長くなりましたが、明日は、
今までの5年を振り返り、
今までの自分の人生の中で、
お世話になってきた人、
支えてきてくれた人、

その人たちに感謝をしながら、
卒業というものを迎えたいと思います。

5・30・07
深夜12時45分



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College Life-大学 | Thoughts-思ったこと

May 22, 2007


人間、一度止まると、また動き出すのが億劫になる。
一度動き出してしまえば、後は思ったより簡単に進める。
面倒くさいのは、最初の一歩だけ。

一度ぬるま湯に入ると、そこから出るのが、億劫になる。
思い切って冷水に飛び込めば、
そこの気持ちよさに気付く。
そりゃ最初は冷たいけど、そんなの最初の一瞬だけ。
後はすぐに、
そっちの世界の方が、ぬるま湯の小さな世界に比べて、
いかに広くて、エキサイティングかに、気付く。
そして、
いかに「ぬるま湯」という、小さな世界に自分がはまってたのかに。


人は、一人じゃ頑張れない。
自分ひとりだけじゃ、いざというとき、スタミナが持たない。
きつくても頑張れるのは、誰か大事な人がいるから。
その人のことを思えば、どこからかパワーが湧いてくる。
誰かのために動くときが、一番力が出る。


人生は、思いっきり欲張んなきゃもったいない。
人とも思いっきり会って、たくさん時間を過ごし、
自分を伸ばす時間も取る。
思い切り動いて、よく休む。
夕日も味わって、夜の星も見るけど、
朝の朝日も楽しむ。
ちょっと体はきついかもしんないけど、そのギリギリ感が、さらに自分を燃えさせたりして。

俺はまだまだ、部屋に閉じこもる生き方は、
早すぎるんだよ。
常に外に出てて、
たまに「帰りたいな」と思うくらいが、
そして、たまにちょっとだけ帰る、
それぐらいが、丁度いいんだよ。

5・22・07


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May 18, 2007

sb
先週末、やっとスパイダーマン3を見てきた。
今回の作品も、よく出来ていたと思う。
俺は今までの中で、一番好きだったかな?
映像ももちろん凝っていて凄かったけど、
ストーリーラインが良く出来ていたと思う。

ただのヒーロー物では終らず、
なぜ、一人ひとりの敵役が、その道に入ってしまったか。
それをよく描いていて、
一人ひとりの“敵役”も、一人の感情を持った人間だってこと。
そして、それぞれの人に、それぞれの状況があり、
その時の“選択”が、彼らを、その道に走らせてしまったってこと。

それを、一人ひとりの敵キャラの視点から描いていて、
よく出来ていたなと思った。

*****

特に今回自分の心に残ったのは、
「黒のスパイダーマン」の話。
映画をまだ見ていない人は、ここから先、読まない方がいいかもしれません。
内容に少し触れるので。

s32

*****

黒のスパイダーは、宇宙から来た「変な生物」が、
スパイダーマンの体に寄生して、生まれてしまう。

初め、その“黒”のスパイダーが持つ「力」と「強さ」に惹かれて、
それにはまり込んでしまうピーターだが、
次第に、それにはまっている自分は、「本当の自分じゃない」ことに気付く。

途中、メアリー・ジェーン(MJ)にフラれて、
その腹いせに、黒のスパイダーの力を借りて、
ピーターが一気にお洒落になり、女に持てだすシーンがある。

(ここのトビーマグアイアの演技は、ジョークとしか言い様がなかったけどね笑)

ここで、一気に今までの“ダサい”ピーターから、
“カッコよく”、女の子を手玉に取る彼へと変わるが、
このピーターを見て、MJは彼に言う。

「Who are you?」
(あなたは一体誰なの?)
と。

*****

このシーン。深い意味合いがあると思う。
ただ、女の子にモテるためとか、今の自分から脱却するために、
“誰か”他の人になりきることは、簡単であるけれども、
そして、その“誰か”のスーツを着た自分は、
確かにそれだけの力を得るかもしれないけど、
その“力”とは、本当の自分の力ではない。
それは所詮、自分を偽った上で手に入れた、“ニセの強さ”なのだ。

*****

そして、映画の最後で、黒のスパイダーマンが乗り移った、悪のスパイダーと、
ホンモノのスパイダーマンが戦うとき。
一度ピーターは、黒のスパイダーを、その相手から脱がすのだが、
その相手の男は、もう今から爆発する寸前である黒のスパイダーに、
また戻ってしまう。

jiji







ここにも、人の「弱さ」が見れる。
自分が弱いがうえに、その「力」に頼ってしまう。
その着心地が余りにも良いために、
その「仮面」に、また戻ってしまう。
なぜなら、仮面を脱いだ、元の自分には戻りたくないからだ。
その自分には、「パワー=強さ」がないから。

*****

でも、その「仮面」の持ちえる「パワー=強さ」が、
本当の強さだろうか。

本当の強さとは、ピーターがしたように、
一度はそのパワーにはまりそうになりながらも、
それを自ら、“脱ぐ”強さ。
つまり、素の自分に戻るという、強さ。
心の強さじゃないだろうか。


仮面を脱いだ、素の自分は、
もしかしたら、パワーが無くて、弱っちいかもしれない。
でも、いつまでもその仮面をかぶっていては、
それは自分ではなく、
ピエロと一緒なのである。


誰か他の人の仮面をかぶり、「パワーを得る=強くなる」ことが、
本当の強さではない。

本当の強さとは、
自らを受け入れ、
他人のパワーや仮面を借りるのではなく、
裸の自分で勝負すること。

*****

今回の映画を見て、
これが俺自身の今の課題だなと、
思いました。

5・18・07

spider



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行ったところReview | 映画 Review

May 16, 2007

くろくろ2






2007年5月15日 火曜日

今日、LAパサデナの、OLD TOWN PUBという小さなライブハウス・バーで、
ギタリスト・Daisuke Kuroda(黒田大祐)と、その仲間によるジャズライブが行われた。

Daisuke Kurodaことクロちゃんは、
僕の高校時代の親友であります。

同じ、千葉県立佐原高校3年B組に席を置いた我ら。
お互い、目指す方向は違えど、
同じ「アメリカ留学」という方向に二人とも達し、
今に至ります。

*****

今日のライブは、いつもクロちゃんが毎週火曜日に行っている、
このジャズ・バーでの、ライブの一環でした。

彼が実際にステージ上で演奏するのを見たのは、
去年の彼の誕生日があった9月に、LAのベイクド・ポテトで行われたライブ以来でした。
つまり、今回が2回目です。

しかし、前回は、別のアーティストのゲストという形で参加していたので、
ほとんど自分の弾きたい様に演奏できず、抑えまくっていたのが現実でした。

なので、今回のように、自分の魂を込めて弾きまくる、
熱いクロちゃんの姿を見たのは、今回が生まれて初めてでした。

kuro 1







まずは感想から。

いやあ、感動した!!

9時ピッタリくらいから始まったこのライブ。
ギターのクロちゃんに加え、
ベーシストのJun Ishidaさん。
そして、ドラムのMichael Hughesに、
もう一人のギタリストとして、
クロちゃんの昔通っていた音楽学校の先生であるBill Fowler氏を、
スペシャルゲストとして迎えての、
4人による演奏。

僕はジャズは全く詳しくありませんが、
去年、クロちゃんにジャズの深さを教わってから、
色々とCDを焼いてもらったりして、少しづつ聞くようになりました。

去年までは、ジャズが全て即興だとは、知りもしませんでした。
全て、その場の空気と、プレイヤー全員の気持ちを読んでの、
みんなによる演奏。
つまり、一人でも気の合わない人がいると、うまく行かないわけですね。

しかし、そんな中でも、
今夜の4人は、最高でしたね。

一曲目は、クロちゃんのギターの醸し出す、優しい音色にリラックスさせられたかと思えば、
段々と曲が変わるに連れて、その同じギターから出される音は、
シブい音から、ロックのような攻撃性のあるかっこいい音までと、
本当に、表情を変えます。

音楽に対してそんなに詳しい僕じゃありませんが、
この僕でも、その音の変化が、しっかりと伝わってきました。

そして何より、なぜこんなに感動したかといえば、
全ての音色に、クロちゃんの「心」「魂」がこもっているからです。

彼は、ギターを弾いているとき、
目をつぶり、自分の世界に入っています。
その、時には歯を食いしばり、一見苦しそうな表情で弾いているように見えるのですが、
時には笑顔も見せ、もう本当に、「魂込めて弾いてる」という言葉がピッタリの弾き姿でした。

そんな彼の作り出す音色はすばらしく、
僕は、1時間半の演奏中、
全く飽きることなく、その演奏にトリコになりました。

kuro bhack






特に感動したのは、一番最後の曲。
ベースとドラムの二人がしっかりとリズムを取る中で、
クロちゃんと先生の二人が繰り広げる、ギターの相互による演奏。
二人とも、お互いの技を見せ合い、
しかし、その短く決められた時間の中で、
しっかりとメロディを作り出し、次につなげる。

その、絶妙なタイミングで繰り出される演奏と、
4人のピッタリ息のあった演奏。
そして、それぞれの演奏者が見せ合う、本当に楽しそうな表情。

もう、これを見て、
熱くならずにはいられませんでした。

*****

演奏後、去年の11月以来に再会したクロちゃんと、少し話しました。
今日の演奏を見れば一目瞭然でしたが、
相変わらず、ギターの道で、頑張っているようです。

とても励まされました。

*****

また、すぐに会いに来ることを約束して、
彼と何度も握手を交わしました。


握手といえば、去年、
あのLAのBAKED POTATO(ベイクド・ポテト)に、
Michael Landau率いる4人組が集まったとき、
彼らと握手をしたのですが、
その手は、とてもフカフカでした。

それをクロちゃんに言うと、
「うまいジャズの演奏者は、みんな手がやわらかいんだよ」
と言っていたのを覚えています。


今日のクロちゃんの手も、もちろん、
メチャメチャふかふかしていました。

去年よりもふかふかになったその手。
彼の演奏者としての、技術の進歩が、
見えていたと言えるでしょう。

****

毎週火曜日、パサデナのOld Town Pubにて、
彼はライブをやっています。

OLD TOWN PUB
66 N Fair Oaks Ave
Pasadena, CA 91103

ぜひ足を運んで見て、その彼の演奏に、
耳を傾けてみて下さい。

裕福な一時を送れること、私が保障いたします。

そして、演奏後には、
彼のサインと、握手も忘れないように・・・・ ^−^


5・15・07

Daisuke Kuroda/黒田 大祐 HP

今日のライブの様子・写真と



with kuro

ライブ後、
クロちゃんと




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行ったところReview | 音楽 Review

May 15, 2007

〜パウロ・コエーリョ著
「ピエトラ川のほとりで私は泣いた」より〜


*****

 一人の男が旧友に出会った。なぜか、これまで一度も人生をうまくやってゆくことができずにいた旧友だった。「彼にお金をいくらかあずけた方がいいな」と彼は考えた。しかし実は、この旧友は金持ちになっていて、何年も返せずにいた借金を返そうと、自分を探しているところだとわかった。

 二人は、昔一緒によく行ったバルに行った。旧友はそこいた全員に飲みものを振舞った。なぜそんなに成功したのかと、みんなが彼にたずねた。すると彼は、自分はほんの何日か前まで、“他者”を演じて生きていたのだと言った。

「他者って何者ですか?」とみんながたずねた。

「他者とは私に、私自身ではなく他のものであらねばならないと教えていた存在のことです。年とった時に飢え死にしないですむように、できるだけたくさんのお金をためるにはどうすればよいかを考えるのが我々の義務だと、他者は信じているのです。
 だから、私たちはいつもお金のことや、お金を稼ぐ計画ばかりを考えていて、その結果、地上で過ごす日がほとんど終ってしまった時になって、やっと自分が生きていることに気がつきます。でも、その時にはもう遅すぎるのです」

「そして、今、あなたは誰なのですか?」

*****

この続きは、あなた自身が考えてみてください。

*****


あなたの中に、“他者”はいますか?
いるならば、それは、どんな人間ですか?

あなたは、“あなた自身”を、
生きていますか?

5・15・07


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Thoughts-思ったこと 

May 14, 2007

2nd






今日は普通の月曜日。
学校が夕方終わり、探検隊の2号と中華を食べに行った後、
そのまま夕日がそろそろ落ちそうな7時半ごろ、
近くのシグナル・ヒルへ車を走らせた。

夕日に間に合うか!?
車を飛ばし、ロングビーチの街を見下ろせる、
その丘の頂上についたとき、
まだ夕日は、わずかに残っていた。

夕焼け色に染まる、その空の中に、
真っ赤に浮かび上がる、その大きな赤い玉。

「おお、すげえ!!」

その綺麗さに一瞬感動し、
早く車を停めてじっくり見ようと、駐車スポットを探す。
一ッコめに停めようとしたとこは、2号が「ここ赤だよ」というので止め、
もう少し走って、やっと停められるスポットを発見。

「おし、行くか!!」

そう言って、俺が車を降りた瞬間、
反対側でも車のドアを開けた2号が、急に叫んだ。

「うわああ!!ちょっとドア閉めて!!
ひいぃぃぃ〜〜〜!!!」

そう言いながら2号は、車の中に飛び乗り、
“超!!”恐がってる。

その、まるで幽霊を見たんじゃないか?ぐらいの余りの恐がり方に、
何が起きたのかとこっちも驚き、
車の反対側に向かいながら、一瞬考えた。


・・・何があったんだろう・・・??


*****

ここでちょっと解説。
我ら探検隊の2号は、大の「鳥」苦手人間であります。
彼女と遊び始めて約3週間。
その鳥の恐がり方には、こっちも同情するぐらいですが、
とにかく、「鳥」が恐くてしょうがないようです。

この前なんか、2号が一人で近くのターゲットに買い物に行った際、
駐車場にハトがいすぎて、とても一人ではそこを通れず、
隣の町にあるターゲットまで車を走らせたそうですから・・・

(ちなみに鳥の中でも、ハトが一番恐いそうです。フシギですね)

そして彼女は、鳥が空を飛ぶたびに、
「ひっ!!」と言って、
本当に恐怖の顔をして恐がるのです。
もう、その様子は、コッケイとしか言いようがありません。

・・・おっと失礼。


また、彼女には、「トリ・レイダー」というものが付いているそうです。
彼女と一緒に歩いていると、
絶対に一般人が気付かないような遠いところにいる鳥でも、
彼女はすぐに、その“トリ・レイダー”で、感知します。

「うわあ!!」
「ひいいぃぃ〜〜・・・」

そう彼女が恐怖の声を出してから、
僕はいつも、鳥がいたことに気付くのですが、
2号にとって、鳥は恐怖以外のナニモノでもないそうです。
面白いですね、はっはっは。

・・・おっと失敬。


****

ま、それほどの、「鳥」嫌いな2号クンですが、
今日の、その車のドアを開けたときの恐がり方は、異様なほどでした。

霊感が強いとか言ってたけど、
ホントに幽霊を見たのかな?


鳥以外にも、「幽霊」、「血」がダメな彼女にとって、
「世界で一番恐ろしいもの」は何か、一度聞いた事があります。

彼女は言いました。
「血を流した、鳥の幽霊・・・」と。笑


ま、そんなカワイイ彼女ですが、
今回の恐がり方からして、本当に鳥のオバケでも見たのかと、
車の後ろを急いで回り、
いざ、そのドアの下を見ました。


・・・・すると!!






















なんとそこに“ころがって”いたのは・・・?

















「ハトの死がい」でした!


・・・ああ〜、こりゃあ恐いはすだわ。
これで血を流していたら、もう彼女は失神していたことでしょう。

もう、本当に3歳の子供の様に恐がる彼女の様子を見ながら、
これはちょっと可哀そうにと、急いでドアを閉めてあげました。

「もう大丈夫だよ」と言うと、
彼女はもう怯えきっています。

かわいそうに。相当恐かったんですね。

仕方なく反対側の運転席のドアから、這いつくばって出てきた彼女を、
そっと抱きしめてやりました。

*****

ま、そんなことをしている間に、
綺麗な夕日は、もうツメの切りくずみたいに小さくなって、
「ああ、夕日が終っちまう!」とか思ったら、
もう無くなっていました。

でも、今日は夕日どころではありませんでしたね。

その後も、余りの恐怖のために、怯えきっている2号を横に、
僕らは綺麗な町の景色を眺めました。

*****

どうやら話を聞くと、何と2号は、
車から降りようとして、足を下に下ろした瞬間、
その靴の下で、何かを感じ取ったらしいです。
“グニョ”っとね。
それで見たら、なんと例のブツがころがっていたらしいです。

いやあ〜、それにしても、
リスの死がいはもとより、ハトの死がいなんて、
今まで見たこともないんですがね。
しかも、港の波止場とかならまだしも、
この、ゴミ一つさえ落ちていないような、シグナル・ヒルという、
超高級住宅外の一隅。

しかも、なぜかオレたちが“たまたま”停めたスポットの、
しかも、2号のドアの前の、
丁度、彼女が足を下ろしたところに、その「モノ」が落ちていたという・・・・


*****


「神様は意地悪だねえ」と、
15分ぐらいしても、その余りの恐怖に喋り続ける彼女の横で、
僕は、その余りもの“偶然”に、
感慨深く思わずにはいられませんでした。

チャンチャン。

5・14・07


(写真は家の近くの2nd St.からの夕日)

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Funny Story-面白い話 

May 13, 2007

歌舞伎ポスター






2007年5月10日木曜日

この日、California State University Long Beachのキャンパス内の、
シアターアーツの建物の中の、ある一部屋で、
「歌舞伎の世界」が繰り広げられた。


この劇の監督は、
Sayaka Miyatani、
宮谷彩耶香さんである。

彼女は、日本からの留学生。
5年前に日本を出て、
ここアメリカに渡った。

元々はサクラメントにある二年生大学に通っていた彼女。
今から2年前の、2005年夏から、
ここ、南カリフォルニアのCSUロングビーチ校に編入した。


もともと演劇に興味があった彼女。
留学もしたいし、
演劇もしたい。

そんな時、高校時代の先生に、
「両方やっちゃえば?」と言われ、
今の過程に至るそうだ。

*****

木曜の夜の11時。
シアターの建物の中の、
地下のこの小さな一室に、
多くの観客が集まった。

初めにサヤカさん本人が出てきて、
皆さんへの、ご挨拶。
「Thank you everyone for coming!!」と、
その持ち前の明るさと、大きくてよく通る、その元気な声で、
サヤカさんプロデュースの、その劇は始まった。

歌舞伎2






*****

部屋が暗くなった。
日本舞踊の音楽とともに、
部屋の後ろの扉が開き、
そこから、一人の歌舞伎役者が現れた。

一歩一歩、
腰を落とし、
シコを踏むように、
体重を落として、
舞台の真ん中に近づいてくる。

そして、繰り広げられた、
彼の、真剣そのもののパフォーマンス。


彼の醸し出す雰囲気は、正に“真剣”そのもので、
目の前で床に腰を下ろして見ていた自分には、
その彼の気迫からの、
“恐さ”さえ感じられた。


彼一人によるパフォーマンスが終わり、
部屋の後ろからまた出て行った後、
今度は、日本の着物に身を包んだ、綺麗な女性が出てきた。

その女性が、「歌舞伎」についての、
簡単な説明を施す。

歌舞伎がなぜ生まれたか、
「歌舞伎」とは、本来どういう意味を表すのか、
歌舞伎の歴史などを話した後は、

「女形」など、様々な種類の役を説明。
彼女の簡単な説明の後、
実際に役者が出てきて、
迫真の演技を披露する。


実際新しい役者が舞台に出て演技を披露する間、
この着物姿の女性は、その後ろで、
扇子を仰ぎながら、その役者の演技に目を凝らす。

そんな洒落た演出にも、
「うまいなあ」と関心させられた。



女形の役者さんの、動き、目線。
細かい表情。
どれ一つとっても、
歌舞伎とは本来縁がないはずのアメリカ人の役者でありながら、
見事に演じきっていた。

その役を演じきっている役者も凄いが、
その、細かい演技指導をした、
サヤカさんの見えない労力に、感激した。


歌舞伎1






****

話は進み、
日本語だけでの、役者の立ち回り。
歌舞伎者5人が出てきての、
警官たちとの物語など、
劇は、

強烈なインパクトあり、
笑いあり、
コメディっぽさあり、
気迫一杯の真剣さあり、

初めから終わりまで観客を飽きさることのない、
見事な構成となっていた。


*****

この劇を見て感動したのは、
役者一人一人の、真に迫る演技だ。

見ているものを恐がらせるほどの見事な気迫で、
その瞬間を、最大の力で演じきる人たち。

その、熱いエネルギーに、
こちらまで熱くならずにはいられなかった。

歌舞伎3






*****

そして何より凄いのは、
この劇を、ゼロから作り上げ、
台本を役者に渡してから、
たった3週間で、今回の公演に漕ぎ付けた、サヤカさん本人だ。

まずは、日本人の真髄である、歌舞伎の世界。
今の時代、日本人である俺たち自信も馴染みのない、
この世界。

これを、いかにアメリカの観客に見せるか。

日本風だけにしては、アメリカ人には受けない。
かと言って、完璧にアメリカナイズしては、
歌舞伎の本物さが、失われてしまう。

アメリカ人の客にも、
日本人の客にも、
“歌舞伎”を知る人にも、
知らない人にも、

観客全員に訴えかける劇を構成するには、
相当頭をひねらせたことであろう。

歌舞伎4






現に、劇を見ていて、
アメリカ人の観客にもバカ受けしていたし、
日本人の俺が見ても、本当に面白かった。

次は何が起きるんだろう、
どうなるんだろう、という期待感。

ただ、真面目なだけではなく、
笑いもあり、
アクションもある。

そんな、見事な構成を作り上げ、
そして、役者のみんなをまとめあげ、
衣装から、
日本語の正しい発音の指導から、
舞台の空気作りから、
全てをやり遂げたサヤカさん。

本当に凄いと思った。


これが、日本にいる日本人がやったり、
アメリカにいるアメリカ人がやった劇だったなら、
サヤカさんの劇ほどの感動は無かっただろう。

アメリカという、全く違う文化の環境の中で、
日本人さえ馴染みのほとんど無い、歌舞伎の世界を、
見事に二つの文化にまたがるようにアレンジし、
観客の感動を勝ち取った。

これは、中々できるもんじゃないと思う。

歌舞伎5






****

この日は、実は本番の日の、前日公演だった。
本当の“本番”は、翌日の金曜日、正午から。

ここで、シアターメジャーの学生全員と、
先生方を呼んで、
200人ほどの観衆の前で、
本番を、乗り切った。


この日、俺はシアターメジャーではないので、
もちろんこの回には見に行けなかったのだが、
なんとこの日の午後、
町のポストオフィスで手紙を書いていたら、
サヤカさんと、鉢合わせした。
何たる偶然!!

聞くと、丁度劇が終った後だと言う。
しかも凄いのは、
劇が終った後、観客みんなが、スタンディング・オベーション。

本当は、カーテンの陰に隠れ、
みんなの最後の声を合わせるために、
表には出てこないはずだったが、
かけ声を出そうとしても、
その凄まじい拍手の渦のため、
自分の声が、舞台の上の役者たちに届かない。

全然止まない拍手を聞きながら、
「中々止まないなあ」と困っていると、笑
なんと、その観客からの拍手は、
監督であるサヤカさん本人を舞台の上に誘うためのものだったそうである。

「自分は監督だからいいわよ!」と言うサヤカさんの手を引っ張りながら、
舞台上に彼女を連れ出した役者のみんな。

舞台上にいざ姿を現したサヤカさんには、
その観客からの、ますます大きくなった一斉の拍手が、
一気に浴びせられた。

kabuki 6






****

俺はその時の状況を話すサヤカさんの話を聞いてるだけで、
こっちまで泣きたくなってしまった。

その時の感激は、相当のものだったに違いない。

****

そしてもっと凄いのは、
この劇を気に入った先生からの提案で、

本当は日本に帰るはずだった来学期、
学校内の日本庭園や、
ロングビーチの中の高校などで、
更なる公演をやってくれないかとの、誘い。

いやあ、凄いね、本当に。
人生“本気”で生き抜いている人には、
必ず、それなりの結果が生まれるってもんだ。


****

そんな訳で、何週間も睡眠時間ほとんどない状態を乗り切って、
見事に今回の劇を作り上げたサヤカさんの、

「歌舞伎の世界 “The World of Kabuki”」

来学期、もしもロングビーチ内で見る機会があった人は、
ぜひ、ご覧あれ。

心を揺さぶられること、間違いなし。

kabuki with sayaka


舞台後、
サヤカさんと



5・13・07



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Art Review | College Life-大学
sunset







自分は、どういう人間なのか。
“自分らしさ”とは、何なのか。


答えは、すぐには見つからない。




己を貫くことと、
一つの教えを絶対的に信じ込むのは、
コトが違う。


一つの教えに走ってしまうのは、
一つの絶対的な教えを、
“乞おう”としてしまうのは、

一つの“絶対的”な真実とやらを、
本や、人の教えなどの中に、
すぐに見つけ出そうとしてしまうのは、


自分に自信がないからである。


不安定な自分に、耐えられないからである。



“絶対的”な真実など、
存在しない。


*****



“答え”は、すぐには見つからない。



一つだけ言えるのは、

その答えを“自ら”見つけるために、
前に進み続けること。

それだけだ。


5・13・07


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Thoughts-思ったこと 

May 11, 2007

lone star




家の近くの2nd St.の通りの浜辺。
一番星と。







若い内は、
“自らが強いもの”と思ってきた。

今は、
“自らは、弱さのカタマリ”と、
認めることが、できる様になってきた。

つまり、フルチンでいられるようになったこと。


初めから、手ぶらで、
“俺は取られるもの、何もないよ”と、
見せる、強さ。


“俺は、こんなに凄い武器を持っているんだ”と、
見せびらかすのが、強さじゃない。


初めからフルチンでいられること。

それが、強さだ。


“僕は今日も、フルチンで、
頭がハゲるほど悩んでいます。”


5・11・07


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Thoughts-思ったこと 
せ






己を知ること。
己の過去を知ること。

自分が、なぜ今、こういう人間なのかを知り、
そう行動する理由は、なぜかを知ること。

自分の行動の下に隠された、
その動機とは。

自分の、心の底に眠る、
果てしない不安の、原因とは。


それを知り、初めて、
本当の一歩が踏み出せる。


*****続きを読む

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Thoughts-思ったこと 

May 10, 2007

If you just stay in your room and think,
you are not going to find out anything.

Throughout your journey,
you will find out "who you are",
and "which way you want to go".


Don't know who you are?
Not sure which way to go?


Just give one shot,
and you will find out where you "really" want to go,
while finding out who you are.

5/9/07


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Thoughts-思ったこと 

自らの弱さを「受け入れられない」ことが、
弱みとなる。

「弱い自分」は、いて当然。
弱い自分を受け入れられないのが、「弱い」んだ。

自らの弱さも受け入れ、
自分を100%出せるようになって、
初めて、本当の強さがつく。

*****

本当はすごく弱いから、強がってきた。

本当は寂しいのに、
独りぼっちになるのが恐いから、
最初から一人でも大丈夫なようにしてきた。

自らの不安をかき消すために、行動し続け、

自分に自信がないから、自信をつけるために、
ひたすら走り続けてきた。

自らの心を、完全に開くことができないから、
そして、その開き方が、分からないから、
仮面をかぶり、ヨロイをつけて来た。

それが、俺だ。

*****

今は、自らの弱さを受け入れ、
自分のモロい部分に、直面している。

自分の理想に程遠い自分、
納得のいかない自分も、
「自分だ」ということを受け入れないと、
自分は、本当には、大きくなれない。

いつまでも、足元がグラついたまま、
いつも不安定なままで、終ってしまう。

*****

まずは、自分の弱さ、
不完全な部分を受け入れる、
器量を持つ。

そして、そこからまた、
一歩を踏み出す。


自らの弱さを受け入れられない人間に、
他人の弱さを受け入れることは、できない。


5.9.07



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Thoughts-思ったこと 

May 08, 2007

susset






不思議なもんだね。

人間ってのは、なんで、「感情」があるんだろうね。
美しいものを、なぜ、「美しい」と感じるんだろうね。

こんなに広い宇宙の中で、
なぜか地球ができて、
その中で、人類が生まれ、
その歴史が積み重なって、
今の西暦2007年がある。

なんで、「人間」ていうものが、この宇宙に存在し、
そして、なんで、その人間は、
「感情」ってものを持つんだろうね。

どうして、「美しい」「きれい」って感じるんだろうね。

そんなことを、海に行って、
ずっと海を眺めてると、思うわけよ。

5・7・07



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Thoughts-思ったこと 

May 07, 2007

glass







感謝の気持ち。
その人に、どんなに感謝してるか。
その人と会えて、どんなに嬉しいか。
その人から、どんなにいい刺激を受けてるか。
その人のおかげで、自分の人生が、どんなに楽しくなってるか。


人のいいところ。
その人が、どんなに良いところを持っているか。
周りから見たら、誰でも気付く事でも、
その本人は、それを言われなきゃ、気付かないかもしれない。
もしかしたら、“あなた”しか、
その人の、“その”いいところを知らないかもしれない。

だったら、伝えてあげなきゃ。


感謝の気持ち。その人のいいところ。
そういった、プラスな感情、ポジティブなことは、
その人に、どんどん伝えよう。

いくらあなたが、100万回、その人を「好きだ」と思っていても、
その人に一回も言わなかったら、その人は、一生あなたの気持ちを気付かないかもしれない。

あなたが、その人に対して、心から感謝していても、
いつも、「励ましてくれてありがとう」と思っていても、
それを伝えなかったら、その人は、
あなたの気持ちを、一生気付かないかもしれない。


ただ、思っているだけでは、何も伝わらない。
行動しよう。
あなたの、きれいな気持ちを、
素直に伝えよう。

その、ポジティブで、温かい気持ちは、
いくら伝えても、害にはならない。
むしろ、伝えれば伝えるほど、その気持ちは大きくなり、
その人だって、いい気持ちになるのだ。


過去の経験から、自分の気持ちを素直に出して、
拒絶されたり、バカにされたり、子ども扱いされたり、
色々なネガティブな経験のせいで、
自分の気持ちを、「素直」に出すことを、あなたは忘れているかもしれない。

でも、いいじゃないか。
嬉しかったら、思いっ切り笑えば。
スキップしたいくらい嬉しかったら、スキップしちゃえばいいじゃん。
楽しかったら、思いっ切りニコニコしちゃえばいいじゃん。
それを見て、誰かが何か思うかもしれない?
そんなの関係ないやん。
ただ、嬉しかったら、楽しかったら、
そのまま、自分の感情を出せばいいんだよ。

だって、オレたちは人間なんだからね。
感情のない人なんて、「人間」っぽくないだろう?

*****


あなたの気持ちを、相手に伝えよう。
自分の素直な感情を、自然に表に出してみよう。

まずは、一番身近な人へ。


もうすぐ母の日。
自分のお母さんに対しての、感謝の気持ち。
あなたはもう、手紙を書きましたか?

5・6・07



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Thoughts-思ったこと 

May 06, 2007

scope今日は、朝から晩まで、
LAの町を探索。
昼は、パサデナにある、
Huntington Library(ハンティントン・ライブラリー)
(http://www.huntington.org/),
夕方からは、ハリウッドの近くにある、
Griffith Observatory(グリフィス天文台)
(http://www.griffithobs.org/)に行ってきた。

いやあ!めっちゃ良かったで!!

ハンティントン・ライブラリーは、俺は今までそこの事を知らず、
この前4月に、サンノゼに行ったときに、友達に聞いて知った。
てっきりハンティントン・ビーチにあるかと思いきや、
LAに位置する、この、美術館と様々な種類の庭園をミックスした、
素晴らしい場所。

美術館には、ペインティングやいくつかの彫刻を始め、
銀食器など、色々なコレクションが揃っていた。
しかし、それより何より良かったのは、
数々の庭園!!

日本庭園、中国庭園、サボテンや様々な種類の木が生えている庭もあれば、
バラが咲き誇った、バラ庭園。
まるで、秘密の花園だったよ。

この日本庭園は、映画「さゆり」(“Memoirs of a Geisha”)でも使われた場所。
しっかりと造られていて、京都のそれと比べても、
いくら歴史がないとは言え、それなりによく出来ていた。

そして、その庭園を越えると、
すぐに出てくるのが、これでもかと言うほどの、バラの数々。
一緒に行った2号は、相当嬉しかったのか、
メッチャはしゃいでいましたね。

rose






そんな素敵な場所で、3時間ほど過ごした後は、
ハリウッドまで車を走らせ、そこからシャトルバスに乗り、
山の上に位置する、グリフィス天文台へ。

*****

ここグリフィス天文台は、つい去年の頭まで、4年間の修復工事を行っていたらしい。
夜景が綺麗だとか色々聞いていたが、あまり興味がなかったのが事実。
しかし、先週くらいにルーミーのヒロポン君が行ってきて、
普段は批評が厳しい彼の口から、
「あそこは良かったね〜!」の言葉が漏れたので、
これはイカナキャと、今日行ってきた。

感想。
これは良かった!!笑

数々の展示物。
太陽の灼熱の映像を、赤外線カメラで撮ったやつや、
色々な星の説明と展示。
バカでかい望遠鏡。
そして、立派なプラネタリウム。

2


2号とツーショット



いやあ皆さん、最新のプラネタリウムは、やっぱり違いますね。
僕は小学校の頃に見たものしか記憶がありませんでしたが、
ここのは、一味違うぜ!

最新のCG。360℃の映像。
この宇宙の仕組みを、最高の画像と臨場感で伝えてくれるこのビデオには、
かなり感動させられた。
(今日一日の疲れが溜まり、丁度見たときは夜の7時ごろだったため、死ぬほど眠かったが。つーか最後少し寝たけど)

*****

このビデオで、この地球が位置する銀河、
そして、この銀河は、この壮大な宇宙の、凄まじい数の銀河のうちの、
ほんの一つのものでしかないこと。

それを、臨場感あふれる映像で解説してくれた。



一体どれだけ広いのか分からない、壮大な宇宙。


この宇宙の歴史から比べたら、この地球の歴史なんてのは、
本当にちっぽけなもので、
そしてそのちっぽけな地球の歴史に、少しだけ存在してきた人類。
その人類の歴史の中でも、一人の人間は、
ほんの数十年しか生きられない。


こんなに壮大な宇宙に、こうして地球が出来た意味は?
なぜ、人類は生まれた?
そもそも、何で、「宇宙」そのもの自体があるの?

そんな疑問は、数えだしたらキリがないが、
そんな気が遠くなるほどの広さの宇宙の中にある、この地球がある銀河。

その中の、地球って星で、
たまたま、この時代に、生まれてきた俺ら。
この、数十年しかない寿命の中で、
たまたま同じ時期に生まれてきたわけで、
その人たちが、それぞれの生活の中で出会い、
お互いの人生を作り上げていく。



そんなことを、映像を通して想像してたら、
こうして今、この瞬間に、今この星で生きている人全員が、
こうして一緒に生きていることは、本当にスゲえことだなあと、
心から感動した。

*****


プラネタリウムのショーが終って、外に出たとき、
そこには、南カリフォルニアを照らす、
綺麗な夕日。

その景色の中、周りにいる人々全員を見て、
みんな、「同じ“地球人”なんだな」と、心から思った。

その事を2号に言うと、
彼女が言った。

「なんで、そんな中で、みんなケンカばかりしてるんだろうね」と。

本当だよなと思った。

世界中で起きている、戦争。
同じ国の、同じ地域の中でも、
みんな、自分の周りの人と、言い争い、ケンカしてる。
なんで、みんな、「オレたち、今、この星にこうして生きてんだな」って、
素直に思えないのかなってさ。

戦争なんか、人類の歴史の中で、先祖の恨みが次の世代の憎しみを作り、
それが積みに積み重なって、今の状況があるわけだから、
簡単に、「戦争は何で無くならないんだろう」とは言えないが、
それでも、こうして単純に考えたら、
こうして今、同じ時代に、この地球って星で人類が生きてるだけで凄いことであって、
だからこそ、みんな、「仲間」なのにな、ってさ。

人種も、肌の色も、そんなの関係ないのにな。
みんな、この地球という一つの星に住む、
同じ「人間」なのにな、ってさ。


そう、今までと全然違う視点で、この世界が見れたわけよ。


「みんな、“オレたち地球人だから、仲良くしようぜ!”って、
みんながそう思えたらいいのにな」って、
2号とそんな事を話していた。

*****

その夜に、グリフィスの山の上から見たLAの夜景は、
いやあ、やばかったね。
なんで皆ここに夜景を見に来るか分かったよ。

もしもここに来ていないんだったら、
LAに住んでいるアナタ!!今すぐここの予約を取りなさい。
後悔すること、絶対に無しです。

*****

上から見下ろすと、LAの町並みが、本当によく見えた。
まるで、ミニチュア模型。
その中で、色々な人の生活があるのか、と。
そして、この広い地球も、宇宙から比べたら、
ほんっとうに小さなものなんだなと思ったら、
自分が抱えている不安や悩みなんて、本当に何でもないんだなと、
思わされた。

night


Scenic View from Above



さて、長くなっちゃったけど、
そんな訳で、ハンティントン・ライブラリーと、
グリフィス天文台。
ぜひ、チェケラあれ!!

5・5・07





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行ったところReview | Thoughts-思ったこと

May 05, 2007

あほ二人
最近よく一緒に遊んでる、
探検隊の2号。
その子は、“いい意味”で、
「子供っぽい」んだけど、
その子から学ぶ事は、山ほどある。


俺が上に、「子供っぽい」って書いたのは、
その子が、何にでも感謝できる心、
楽しみを見つけ出せる、そんな綺麗な心を持っているってこと。

その子と話していると、この世の中全てのものが、
とても楽しく、大切で、
全てがとても有意義で、意味のあるものだってことに、
本当に気付かされるんだな。

道端に咲いている花の綺麗さ。
シャトルバスで、学校に通えることのあり難さ。
学校に行って、授業を楽しめること。
色々な人種がいる、この学校で、
色々な人たちと友達になり、
様々な人の、人間観察ができること。


心から話し合えて、腹がよじれるほど、
一緒に笑える友達がいること。
一緒にバカなことをして、それを本気で楽しめる友達。
全てを、笑いに変える事ができる仲間がいること。


そんな、慣れちゃったら、“当たり前”と、
ついつい捕らえてしまいそうなことも、
こうして、一歩ひいて考えてみたら、すごく恵まれてるってこと。
すごく幸せだってこと。
それを、この子といると、毎瞬間、思い出させてくれる。

*****

俺は今まで、自分のメジャー(専攻)に、色々と文句を言いながら、
この2年間勉強してきた。

今から1年前なんかは、
「早く学校を出たい」
「さっさと社会に出て、働きたい」なんて、思っていた時期もあった気がする。

しかし、今、こうして、
アメリカの4年制大学に通えることは、凄く恵まれていることであって、

親にお金を出してもらい、
自分が中学校の頃から行きたかったアメリカの大学に行かせてもらい、
好きな専攻を取らせてもらい、
毎日、自分が好きなように、過ごさせてもらっている。
こんなに恵まれたことがあるだろうか。

そして、アメリカの大学にいるからこそ、できること、
逆に言えば、「アメリカの学生でしかできないこと」は、
本当に無限大に沢山あるわけで、
そんな素晴らしい環境にいられたことに、
俺は、分かっていたつもりで、ぜーんぜん分かっていなかった。
ほんと、卒業を間近にして、
やっと、本当に、分かりだしてきたようなもんだ。


そんな中、同じコミュニケーション・メジャーのこの子に会って、
俺自身は今まで、大して面白いとも思ってこなかった授業でさえ、
自分の見方と考え方次第で、どこまでも楽しくできるってこと。

それを、気付かされた。

*****

最初にその子と話していて気付いたのは、
その子が、本当に毎日、“楽しそうに”生活してるってこと。
俺は、そこに本当に感心し、
それを伝えた。

そしたら、その子曰く、
特に自分が、毎日楽しいと感じながら生きているって、
実感していなかったって。
俺に言われて、初めて気付いたらしい。

それと同時に、その子は俺に言った。
色々な国を旅している俺のほうこそ、楽しそうに生きているなと思ってた、
と。

それを言われて、ちょっと気付いた。
人って、他人の生活の良さそうなところには、簡単に気付けるのに、
自分の生活の、いいところには、
中々気付けないのかなって。

そして、同時に、
誰の生活の中にも、「幸せなところ」、
「恵まれているところ」、「いいなと思うところ」はあるのに、
それを自分が持っていることに、気付いていない人が、
沢山いるんだろうな、と。

少なくとも俺は、その内の一人であったわけです。

*****

そして、俺がその子に感心しているのは、
その子自身は、自分の生活の、「いいところ」「幸せなところ」に、
本当に心から気付いていて、それを忘れず、
常に、それを「楽しんで」、「感謝して」、生きているってこと。

そんな彼女の態度を見て、
俺は、本当に、心が洗われたわけです。

「あ、今までの俺は、
 こんなにいい環境にいたのに、
 全然、自分の生活のよさに、
 気付いていなかったんだな。

“気付こうとしていなかった”んだな」って。

*****

しょうもないもんだけどさ、
先月の頭に、春休みの旅から帰ってきて、
やっと、「本当に」、気付いたんだよね。

俺は今まで、「環境」のせいにして来ていたってこと。

“この土地が悪いから”とか、
“この地域の人が悪いから”とか、
“この専攻が悪いから”とか、
何かしら、自分が本気で生き切れていないことを、
自分の努力の足りなさのせいにしないで、
自分以外の、“人”のせいにしていたわけだ。

旅に行くのもそう。
そこに、何か新しいものを見つけに行くのはいい。
しかし、それが、
今いる場所から、「逃げるため」に行くのでは、
それはただの、現実逃避でしかない。

今あるもの、
今いる環境に、感謝し、楽しみを見出せない人間は、
世界中、どこに行こうが、
誰と会おうが、
絶対に、満足できない。

俺は、自分はそうじゃないと思ってた。
でも、実は、そんな自分が、いたわけだ。

そんな、自分の甘さを、何か他のもののせいにしていた、
弱い自分に、
先月、自分の今までの過去を振り返って、
思いっ切り、気付かされた。

*****

それで、この子に会って、
更に、
「今ある環境から、“楽しいこと”、“感謝”を見つけること」を、
教えてもらっているってわけ。

*****

そんなわけで、俺に、日々、
「今自分がいる環境の“中”を覗いて、
 そこにあるものの良さに、気付かせてくれる」、
探検隊2号。

俺は心から、メッチャメチャ感謝しているわけです。
ありがとう。

5・4・07

(写真は、昨日行った、家の近くのシグナル・ヒル。
2号とヒロポンと、3人ではしゃぎ過ぎたわい)


shunsukesekine at 02:09コメント(4)トラックバック(0) 
People who ispired me-触発された出会い | Thoughts-思ったこと

May 03, 2007

4月9日月曜日

予定より一日遅れて帰って来たロングビーチ。
朝の8時前、二人が家を出るときに、一緒に家を出た。
そこから車を走らせ、約4時間。
昼の12時過ぎに、ロングビーチに到着。

homer

After 2,000 miles driving,
Safely got back in LB




俺は、
「あ〜あ、帰ってきちゃったよ、ロングビーチ・・」
の連発なのに比べ、
ヒロポンは、
「やっと帰って来た!ロングビーチ!」

二人の違いが見れました。

聞くと、ヒロポンは、こうして車を走らせて人に会いにいくよりも、
自然の中を探検したり、キャンプをしたりする方が好きらしい。
俺はどっちかというと、“人”がいつもメインなんだな。
こうして旅をするのが好きなのも、
とことん突き詰めてくと、“人”に会うのが好きだから。

guys 2


With Zak and Dan,
at Zak's palce



その土地、それぞれに、
みんな住んでいて、
それぞれの人の日常があり、
それを少し垣間見させてもらう。

その土地に少し泊まり、
朝、そこで起きて、
その土地の空気を吸う。

そして、その人たちと話をして、
その人たちから刺激をもらい、
新たな見方、考え方、情報、知識をもらい、
自分の“世界”を見る目が、確実に、広がって行く。

そのプロセスの繰り返しに、
何よりも、自分は喜びを感じてしまう。

fall


At waterfall in Fort Jones



この広い地球。
旅をすればするほど、色々な土地が見え出し、
今まで考えもしなかったような光景にあったり、
想像も出来ないような人にあったりする。
そんな風に、新しいところを知れば知るほど、
自分が知らない“未知”な場所、人、世界が、
まだまだ世界には残っている。
それを、肌で実感する。

その、「アドベンチャーはまだまだ続く」
そんな感覚が、どうしようもなく好きやねん。
(何故か大阪弁)

guns


Guns that we used this time



とにかく、今回も、
10日間かけて、色々な人に会い、
色々な場所へ足を運び、
色々な景色を見て、
色々なものを吸収してきた。


「旅」とは、自分を見つめ直す機会をくれる。
普段と違う場所に行くことで、
普段使ってはいなかった感性を使い、
自分の人生を、違う視点から見つめることが出来る。

そんなわけでも、
物理的に、自分を、
普段の生活から、全然違う場所、
思いっ切り離れた場所へ持って行くことは、
非常に有意義なことだと思う。

guys 1


After Gun Shooting



毎朝、違う場所で目が覚める。
毎日、違う場所へ行く。
毎日、違う人に会える。
一日一日、一瞬一瞬が、
“新しい”瞬間の、連続となる。

そんな旅が、俺は好きでしょうがない。


また、次に旅に出れる日を楽しみにして。
そして、今回、お世話になった皆さん、
本当にどうもありがとう。
また会える日を、楽しみにしています。

4・09・07 俊輔

おわり

Mt Shasta


shunsukesekine at 13:42コメント(0)トラックバック(0) 
2007 Spring Break Trip 
4月8日 日曜日

本当は今日出る予定のはずが、昼の12時に起きた+話し込んでいると、
あっという間に夕方。
今日も泊めてもらって、明日出るか!

midori


With Midori & Sakiko



そんな訳で、この日も翠ちゃんと咲子さんと話し込みました。
二人からもらえるポジティブな刺激は、大変凄いものです。
僕は二人と話していて、色々と自分がいい刺激をもらっているのを実感していました。

人は、一人でも生きて行けるけど、
人間一人が、一人だけの力で成せることは、本当に小さい。
しかし、そこにもう一人加わるだけで、
その二人が成せること、出せるアイディア、
そういったものは、一人の時よりも、何倍も、
何十倍も大きいものとなっていく。

この日、二人と話をしていて、
人にこうして会いに行くこと、
そして、色々な事を教えてもらったり、出会いをもらったりして、
沢山のいい刺激を受けること。
それがどんなに、自分の人生を広げていくか。
そして、こうして人と会えるということが、どんなに素晴らしいか。

また、実感していた。

*****

この夜、翠ちゃんに言われた。
こうして俺が旅をしながら、会いに来る事は、
彼女にとっても、いい刺激になると。
新鮮な“風”を持ってきてくれる様なものらしい。

俺としては、こうして10日間も、
毎日違う人のところへ行き、
それぞれの人の家に泊めてもらって、
食事も出してもらったり、
色々なところへ連れていってもらって、
ただ、「皆にやってもらっていてばかり」
「俺が何かをしてもらってばかり」
そんな感覚だった。

だから、こうして翠ちゃんが言ってくれたとき、
あ、俺も人にとってプラスになってることもあるんだ、と、
ちょっと安心したというか、嬉しかった。

もしも俺がこうして色々な場所に足を運んで、
それが、他の人にとって、“いい風”“いい刺激”となるのであれば、
僕は喜んで、どこへでも飛んで行きますぜ!

そんなわけで、この日も夜中まで話し込んで、
夜の3時。
明日二人は学校が朝から。
付き合ってくれてありがとう。

(続く)


shunsukesekine at 13:41コメント(0)トラックバック(0) 
2007 Spring Break Trip 
4月6日金曜日

朝、10時に起きて。
マイカにグッバイ。

Micha




He used to be shorther than me in 2 years ago.
Now he is taller than me!!






シャスタを、去る。

COS


College of the Siskiyous
Campus




ひたすら走り、サンノゼへ。

High way


Another 300 Miles from Siskiyou County
to San Jose, Bay Area




6時半、スーザンの家へ。
食事。
パスタ。トリステン、ローラも。

「キス・ザ・フロッグ」と。

夜、映画二本。

探偵と、
「グッド・シェパード」

2時に終る。
寝る。

****

4月7日土曜日

朝起きて、スティーブたちにグッバイ。

近くの中華で、チャーハン。
一日目とは大違い。

車を走らせ、フレズノへ。
途中、車がプスンと止まる。
ガスを入れ、アブねえアブねえ。

Near 101S to 152E



Casa de Furuta



Lake on 152E
"Don't you feel sick?"



Rocks





****

フレズノ。
U−ターンするとき、
ハイな親父、目の前に。

翠ちゃん。
咲子さんも。
4人で、フレズノキャンパスを見学。


インディアンレストランへ。
プシャーンとも再会。

食事。
かなりがっつり食う。

家へ。
プシャーンの、いい車。

家で、ぷよぷよ。
「ミートザペアレンツ。」

話、朝の5時まで。
よく話す。
寝る。

(続く)

would you


@Job Kiosk in Weed, CA

"WOULD YOU HIRE THIS GUY?"

The Answer?

"NOPE"



shunsukesekine at 13:40コメント(0)トラックバック(0) 
2007 Spring Break Trip 

May 01, 2007

Here is the article about Ryotaro Hayakawa.
Please check it out.

アメリカ、カンザス大学で、野球人生を送る、早川良太郎の記事です。
ぜひ、読んでください。

http://www.kansan.com/stories/2007/apr/26/profile/?sports

Article:続きを読む

shunsukesekine at 01:36コメント(2)トラックバック(0) 
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