May 2006

May 31, 2006

企業研究。
こんなに面白いものだったんだな。

今、6月10、11日にLAで開催される、JOBFAIR,
また、6月の下旬、そして7月の頭に東京で開催される3つのキャリアフェアのための、
出展企業研究をしている。

今までこんなのやったこと無かったけど、
というか、就職活動自体をやったことが無かったから、こんなことをする事も知らなかったけど、
いざこうして調べてみると、
面白いな。
色んな企業があるし、その会社のことを調べて、自分がどんな環境で働けるのか、
どんな人たちの中で働けるのか、
考えると、面白くなってくる。

進路探しだな。


企業にエントリーで送ったメールから、
「この前のJOBFAIRでお会いした○○さんですよね?」って返してくれた人がいた。
「印象に残っていました」と。
そういうのを通しても、
また知り合いの人に会いに行くみたいで、
楽しくなってくるな。


やりながら、自分が高校3年の頃を思い出した。
留学を決めて、どうやったら一人の力で留学できるのか。
分からずに、片っ端から情報を集めて、調べた。
色々な留学機関を夏休み中に周ったり、
留学のアドバイスをしてくれる所を探して、話を聞きに行ったり。
そうそう、話はずれるけど、「栄陽子留学相談所」は避けた方がいいよ。
あれは金のぼったくりや。
おっと、もしそこにお世話になった人がいたらごめん。 笑

その頃、色々と自分の目で見てみて、
同じ留学を助ける機関でも、
会社によって、全然違うのが分かった。
金儲けばかり考えているところ。
お金はいらないから、本当にその子のことを思って、相談をくれるところ。
更には、そこの元会社は悪くても、
そこで働いている人に惹かれ、行きたくなったところもあった。
結局は、人が人を惹きつけるのだろうか。


今回の企業研究もそう。
そこの会社がどんな事をやっているのか、
どんな環境で自分が働けるのかを調べるのも楽しいが、
そこで実際に働いている人たちを調べて、
「こんな面白そうなやつがいるのか!」とワクワクするのも楽しい。
日本中に星の数ほどある会社。
その中で、どれだけ面白い人たちがいるのだろうか。


久しぶりに、何かに心から打ち込んでる感じだよ。
最近は、何か、何事も、どこかに、
「やらされてる」、
そんな状態に陥ってる自分がいた。
自分で選んで、自分でやってんだから、自分のやってることに責任持つのが大事なんだけどな。
自分のそれに対する、気の持ち方も、自分の責任。
なのに、いまいちどうも、なにかこう、
「俺はこれをやりたいからやってんだ!!」
ってのが欠けてたと思う。
よく色んなやつに言われたよ。「本気になれ」と。
それは、俺の行動、そして、俺のかもし出す雰囲気に、
「こいつ本気になってねえ」ってのが出てたからだと思う。
「こいつ、なんか中途半端じゃん?」
そういうのが見えてたと思う。
だって、俺自身が、そう感じてたからな。

でも、今は、また、
「俺はこれをやりたいからやる!」ってのがまた出てきた。
あとは、この気力を維持し続けて、最後までやり切ることやな。
俺の悪いクセ。
最初の燃え上がりはいいが、その後、やり遂げずに、
途中で終わらしてしまうこと。
そう、全て中途半端で終わっちゃうんだよ。いつもね。
分かってんなら、変えないとな。
いや、変えるよ。
もうこれ以上、中途半端なやつでいられねえや。


皆さん、秋からのCSULB、JAPAN CLUBのキャリアイヴェント、
お楽しみに!!
(キャリア担当として、働きます)

5.31.06


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Thoughts-思ったこと 

May 30, 2006


昨日のブログに、「動け」って書いたが、
まだああやって書いてるうちは、本当には動いてないんだよな。
「動かなきゃ」、そう感じて、自分に言い聞かせてるだけ。
今日ちょっと動き出して、そう思った。
実際に動き出して、初めて見えてくること、
沢山ある。
肝心なのは、
動きながら、頭もフル回転させて、先を読み、
前に進み続けることだよな。


今学期、約一週間前に終わった。
今セメは、俺、
前を見ていなかった気がする。
目は開いていたんだけれども、
足元ばっかり見ていた。
次から次へと来る、小石や、落とし穴。
それらに気をとられ、
それらを、どうやって綺麗に、うまく飛び越えようか、
そればっかり考えていた気がする。
その、小石たちが、まるで、凄く重大な問題のように考えながらね。

そんな状態で走ってたから、
自分が今どこへ向かって走ってるかも、
何を目的に走ってたのかも、
どこへ本当は行きたいのかも、分かんなくなって来ていた。
それで、とりあえずくぐり抜けて、
今、学期が終わって、毎日ある程度リラックスして、
自分の生活を振り返って、

自分が見失ってたもの、
本当に大事なのに、やってなかったこと、
余り大事ではないのに、それが大事かと思い込んで、やってたこと、

そんな事に気がついた。
また、視野が狭くなってたんだな。


だから、俺の来学期の目標は、
「前を見ながら、遠くのゴールを常に見ながら、
目をしっかり見開いて、走り続ける」ってとこだな。

「走り続ける」ってのが大事。
最近の俺は、自分で勝手に、転んで、それで、勝手に痛がって、
一回止まっちゃっていた。
一回止まると、また動き出すのが、億劫になるんだよな。
それで、周りにドンドン置いていかれるような気がして、
勝手に自分で焦っていた。

そんな悪循環を、していた気がする。


この前読んだ本に、
「失敗を19回して、その後の20回目に、成功が来ることをいつも頭に入れて動く」と書いてあった。
つまりそれだけの確立で失敗を積んで、やっと一回ぐらい、うまく行くってこと。

俺は、いまだに、「失敗すること」を恐がっていたようです。
「失敗」って、自分が諦めて、止めた時点で「失敗」と見なされるのであって、
うまく行くまでやり遂げれば、その数々の「失敗」は、ただの成功へのプロセスとなるんだけどね。
なのに、俺は、最初っから、「うまく行かせよう」
それしか頭になかった様です。

そんなんじゃ、ミスする余裕も無くなるわな。
そんなんじゃ、伸び伸びと動くこともできねーよな。
ミスしないように動くから、
自分の安全圏でしか動かない。
それじゃ、いつまで経っても、自分の「限界」は伸びねえよな。

この事、頭では分かっていたつもりなのに、
やっぱり、本当には、分かってなかった。



今の俺は、常に、学び段階さ。
周りのやつらに比べたら、全然、頭も悪いかもしんないし、
弱いところだらけかも知れない。
こうして比べてる時点で、まだまだ本物の自信がないんだろうけどな。
でも、それでいいんだ。
常に、成長することだけを忘れずに、
前に進み続けること。
そして、「失敗する」ことに対する恐怖を持たないこと。
スノボで一回こけたら、めっちゃ痛いけど、
でも、それでも、恐がらす、また滑り出さなきゃな。
そいじゃないと、いずれ、大回転ジャンプもできる様にならないっつーの。

「自分の人生を通して、成長し続ける」。


明日とか、一ヵ月後とか、
そんな早くに、できるようになってる必要はない。
半年後、一年後でいいんだ。
自分が、その時に、本当に、「Ready」になっていると思えるのならな。


まだ、1回ぐらいしか転んでないかもしれない。
なら、あと18回はガンガンこけないとな。
そうじゃないと、最初の「成功」がいつまで経っても来ねえや。
今は、こけて当然だ。



この夏は、ガンガンこけてやる。
どん底まで、落ちてやる。
そして、そこから、這い上がって行けばいいんだ。


おっしゃ、ガンガンこけるぞ!!


5.30.06


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May 29, 2006


動け、動け、

とにかく、動け。



5.29.06

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May 23, 2006

eb62308b.JPG
さてさて、旅も終盤に入ってきました。
ノアの家族との一時も、今日で終わり。
朝、9時ごろにゆっくり起きて、シャワーを浴び、
いつもの様に、ノアのお母さんが、お茶を入れてくれます。
朝食をゆっくり食べながら、3人で話をし、
11時ごろに、家を出ます。

ノアとお父さんは、サクラメントまで、
ノアの兄貴の引越しの手伝いに行くため、
途中まで、ノアは俺の車に乗っていく事にしました。
お父さんとは、途中の分かれ道の町で待ち合わせ。
そこで、ノアともおさらばです。

まずはお母さん、キャシーにお別れとありがとうを言い、
また近いうちに来る事を誓います。

朝の日差しの中、
爽やかなスタートです。

日本のちょっと昔の不良を真似するノア。
彼のアホさが良く分かります。
Noah Furyo











さて、ノアとは、行きの車の中で、色々と話をした。
音楽の歴史から、日本とアメリカの歴史、
その他もろもろ・・・
もうこいつともしばらく会えないと分かっていたから、
ちょっと悲しかったが、
いっぱい話しといた。


ノアのお父さんとの待ち合わせの町、
ダナウェイに着く。
そこに広がる、お花畑は素晴らしかった。
何か、ずっとそこにいてえ、
そう思わせた。

Noah dannaway
Shun dannaway






ノアのお父さんに会い、
二人ともそこでお別れ。
やっぱり嫌だね、何度経験しても、
別れの瞬間てのは。
特に、こうして何日も一緒に旅をしたやつと別れる瞬間なんて、
もう最悪。

なので、「また会おうな!じゃあな!!」
みたいに軽く、明るく別れ、
速攻車を運転しだす。
明るいテンポの曲を聴きながら。
余韻に浸るのは、まだ後でいい。
・・・と思いつつも、もうすでに一人でさびしかったりして。
ははは



ひたすら運転し、
4時ごろに、サンノゼに近くなる。
雲行きは怪しい。

いつも思うのが、
北から南に行くに連れて、車の交通量が増えていく事。
初め、ロングビーチからサンノゼ、そしてウィードと上がっていくときには、
車の交通量が、ドンドン減っていくので、
さほど気にならない。
ストレスがどんどん無くなっていく感じ。

To SJ






その後、ウィードでの運転に慣れた後、
(ウィードの町には、信号機は3つしかない)
南に行くに連れて、2車線から3車線、4車線、5車線、
そして6車線と増えていく。
前と後ろの車との車間距離も、どんどん狭くなっていく。
最初は、「おいおい、真横を走るなよ!」みたいに、
車と車の感覚も相当あったものが、
レディングを超え、更にそこから南に行くにつれ、
どんどん交通量が増えていく。
もう、ストレスがどんどん溜まっていく感じ。
「なんでこいつら、こんなにくっついて走るんだ・・・・」
そう思っているが、それも、
ここロングビーチに来て、大分立経つと、
この込み具合になれてしまう。

そして、また北に運転して帰ってきて、
田舎の余裕ある運転に慣れ、
その後南かリフィルにアに帰ってきて、
この町の異様な交通状況に、ショックを受ける・・・
その繰り返し。


何はともあれ、サンノゼに着いて真っ先に向かったのは、
俺がこれまた大変お世話になった、
スティーブとスーザンの家。
この夫婦の息子が、今回マウント・シャスタで会ってきたキーガンと、
その双子の弟、サイモンにトリスティン。
そのサイモンと、俺のウィード時代の同級生、
ちさこが結婚した。
今は、ちさこは、このサンノゼの家に、
サイモンと、可愛い息子きょうすけ、
そしてスティーブ、スーザン、トリスティンの6人で住んでいる。



約一年ぶりに訪ねる彼ら。
車を停めて、家のドアを空ける前、めっちゃどきどきした。
中に入ると、いつもの二人の声が。
そう、ちさことスーザンの声。
「きょうすけ、こっちだよ〜」
ちさこの温かい声が聞こえてくる。
階段を上がり、二人に挨拶。
いや、久しぶりだな!!
二人とも元気そうだった。
そして、きょうすけは??
え?これがきょうすけ??
でかい!!

Chisako Kyosuke








一年前の誕生日パーティーに来たときは、確か髪の毛も余り生えていなかったこの子。
もう今は、立派な長髪になり、
かなりのハンサムボーイになっていました。
こいつは、将来絶対かっこよくなるぞ。
それをいつも、ちさこに言ってしまいます。 ^−^

どんな子に育つのか、本当に楽しみだな。

これがちなみに去年のきょうすけ。
Kyosuke Last year
ちさこときょうすけ 去年











キッチンには、スティーブもいました!
でも、もう仕事に行くところ、と。
相変わらずの、ガッチリ握手をして、「じゃまたね」とさよなら。
一年振りに会ったのに、たったの3分か・・・
また会いに来るしかねえ。

Susan Steve







ちさこ、そしてスーザンと、色々話す。
ちさこは、きょうすけも大きくなり、グリーンカードも届いたので、
学校に通い始めたそうです。
子育てをしながらの学校。
大変そうだな。そう思いました。
サンノゼはやはり、南カリフォルニアに比べると、
就職の際の情報が少ない。
それに比べ、LA付近は、本当に日本人も多いためか、
それらの情報は、ワンサカしてます。
まるで、日本にいるみたいだ。
自分は来学期、CSULBのJAPAN・CLUBの、
キャリア担当なため、
ちさこにもできるだけ情報を与えてあげようと誓った。


スーザンには、相変わらず、
お母さんに聞かれるような内容を聞かれる。
「で、彼女はできたの・・・?」
そんなこと聞かないでくれよ 笑
チョコチップクッキーを焼いてくれて、それを食べながら、
一時の団らん。


名残惜しいが、
次の約束があるので、彼女たちに挨拶して、そこを去る。


次に会いに行くのは、サンノゼのDeAnza College時代の友達、
チエさんと、マット。
チエさんとは、カンフークラブで知り合った。
この人、俺が尊敬する女性の内の一人です。
いつも、話すたびに、色々な刺激を与えてくれる。
話が色んな話題に飛び、一回とて、
彼女といて、退屈したことはない。
本当に、どんな話でもできるな。
しかも、彼女の意見も、かなり面白い。
毎回会いに行くのが楽しみな、
大事な友達です。

そしてマットは、チエさんの彼氏。
昔、自分がまだディアンザ・カレッジにいた頃、
俺は映画メジャーだったけど、
その時にマットとは同じクラスがいくつかあった。
俺が目指していた、コンピューター・グラフィックス・アニメーションの世界。
そう、「トイ・ストーリー」みたいな。
ああいうのがやりたくて、
ディズニーやピクサーに入りたくて、
DeAnzaにいた時は、その道を見極めるために、
絵ばっかり描いていた。
そんな時、マットは、その道での先輩で、
俺の事を、よく助けてくれた。
色々なアドバイスをくれたり、
絵の描き方を教えてくれたり。
マットは、物腰がすごく柔らかくて、
なんか、めっちゃデカい器を持っていて、
だからこそ余裕があり、一緒にいる人を、安心させるやつ。
そんなやつ。

だが、この二人が揃うと、
面白いコンビとなる。
彼らのやり取りは、まるで漫才でこざいます。
みなさんに聞かせられないのが残念です。

その夜はマットは仕事で忙しいので、
チエさんと二人で食事。
サニーヴェイルのダウンタウンにて。
そこのイタリアン料理屋で、ピザを食べながら、
話し込む。

Sunnyvale Downtown
Sunnyvale DownTown







もう卒業をしたチエさんは、今はある企業で働いている。
仕事の内容を聞くが、かなり楽らしい。
ちえさん曰く、「学生の頃に比べると、めっちゃ楽だよ」と。
学生の頃が、毎日を大体フルにパワー使ってたなら、
今は、20%も使っていない、と。
俺は、ちょっともったいないなと思った。
何故なら、ちえさんは、物凄いポテンシャルとパワーを秘めた人だから。
政治経済の知識も凄いし。
英語もめっちゃうまいし。
しかも、中国語も話せるし。
そんな俺から見たら最強のちえさんが、力を持て余している。
もったいないな〜・・・
ちえさんも、近いうち、本当に自分に合ったところに、
移るのではないでしょうか。


社会人だからとの理由で、
食事をおごってもらう。申し訳ない!
その後は、マットに会いに、彼のオフィスへ。

マットは、相変わらず、
自分が今携わっているアニメーション製作の原画を描いていた。
この作業。そりゃあ、気が遠くなるよ。
宮崎ハヤオのスタジオの仕事を、たったの一人でやってる様なもんだから。
しかも俺は、個人的にその道を一回経験したので、
その大変さがよく分かります。
でもマットは、本当にその道が好きなんだな。
飽きることなんて絶対なく、地道に、コツコツと、
絵を一枚一枚完成させていた。
今までに仕上げたショットも、色々と見せてくれた。
それらのショットを見せてくれるマット、
すごく楽しそうで、嬉しそうだった。
やっぱり、自分が本当に好きなことをやっているんだな。


その、小ぢんまりとしたオフィスで、二人と話す。
一晩中話したいが、俺は次のアポに行かねば。
もう11時だが、これから、1時間弱の距離にある、
ヘイワードにいる友達に会いに行く。
何でこんなに予定が詰まってるかっていうと、
明日の夜には、絶対にLAに帰ってなきゃいけないから。
それに、今回会っていない友達だって、沢山いる。
いつも、サンノゼ&ウィードに遊びに来るときには、
時間が足りないのでございます。

マットが、お気に入りの曲をCDに焼いてくれる。
「車の道中、長いだろ?
そこで聞けよ」と。
いつも、旅の途中にもらって一番嬉しいのは、
その人のお気に入りの曲が入ったCDかな?
それを聞きながら運転してると、
後々、その曲をもう一回聴いたとき、
その時の旅の情景、そしてその時感じてた事などが、
次々と蘇ってくる。
音の日記。
そんな感じ。


マットとチエさんにお別れして、
いざヘイワードへ。

ちなみにこれはマットとの写真。
ちえさんのは、彼女に掲載を禁止されました。 
載せてもいいじゃないっすか、ねえ、ちえさん。 笑

Matt and Me








車を走らせ、ヘイワードに向かう。
その、特に何もない、平凡な町、(おっと失礼!)
ここに、俺の今日の最後の尋ね人、かよさんが住む。

かよさんは、これまた、俺がサンノゼ時代に、仲良かった友達やね。
お互い、当時好きだった相手の状況や特徴が似すぎていて、
二人とも、毎日一緒に悩んでいた、
そんな事もあり、仲良くなった子です。

かよさんとも、久しぶりの再会。
俺はもう疲れてんだけど、楽しいから話す。
そのまま朝方まで話して、5時ごろ就寝か・・?
明日は8時おきで、LAへ・・・

就寝・・・

(続く)

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2006 Spring Break Travel 

May 22, 2006

77c92529.JPG
さて、朝は9時頃起きまして、
仕事に出かけるサンディにお別れをする。
また会いに来るよと。
今回も、たった数時間しか一緒にいれなくて、
お互い凄く残念だった。
まあ、また会いにくればいいべ。

q







子供たちとまた少し遊んで、
俺とノアは、11時ごろ出発。
まずは、マウント・シャスタのカフェで、一息つく。
働いてる人も、お客さんも、
みんな、全てに余裕がある。
時間にも、心にも・・・

なんか、落ち着くな。

2 Stupid Guys@ Mt. Shasta cafe

noha coffee
shun @ cafe







相変わらず、マウント・シャスタは、綺麗だった。
その、どこまでも広がる空にそびえたつ、マウントシャスタ。
かの有名な、ダライ・ラマも、山に来たという。
ヒッピーも多く、その山を、
「スピリチュアル」だと言って、崇拝する人は多い。
俺はWeedにいた頃、正直そんなの、ちっとも分かんなかったけど、
今回は、何となくそれを感じた。
自然を感謝する心ができると、
そういうことにも、敏感になって来るのかも知れない。
少なくとも、都会にいるよりは、
明らかに、心が、落ち着く。



さて、綺麗な山を見て、空気を吸って、
頭も心もスッキリした後は、
またまた、学校へ。

cos cumpus 1
cos cumpus 2






また来たよ、と、クリスティーナたちに会いに行く。
キャンパスでも、知っている人たちに、挨拶。

コンピューターラボを歩いていると、前に見かけたことのある人が。
あれはもしかして??
近くにいくと、やっぱり!!
そう、その彼は、俺が一番最初に取った英語のクラスの担任。
めっちゃ久しぶりで、声をかけると、俺のことも覚えていてくれた。
俺はこの先生好きだったから、凄く嬉しかったな。
彼とも色々話して、お別れ.

me and teacher






その後、キャンパスを歩いていると、
ノアの昔の友達に会う。
彼女、バスに乗り遅れそうならしい。
ならばと、車に乗っけて、バス停まで送る。
でも、バスは行っちまった。
なら、家まで送っていこう!!
たった20分くらいの距離だしね。
彼女の赤ちゃんにも会い、お互い良い気分。
赤ちゃんがめちゃめちゃ可愛かったな。

her and a baby







彼女たちを送った後は、
マウントシャスタへ寄り道。
そこで、働いてるはずの、キーガンに会いに行く。
彼は、双子の兄弟、サイモンとトリスティンの兄貴。
ケータイ電話Companyで働く彼は、相変わらずデカかった。 笑

noah and kegan







彼にもお別れ言って、また学校の近くへ。
そこで、ロイとまた会うことにする。
どこで会おうか・・・そうだな。
なら、学校の横のビール工場にしよう!!
え?と思ったでしょ?
そう、この町、なめてまして、
俺が去った次の年くらいに、
なんと、学校の真横に、ビール工場を作ったのでございます!
町の名前といい、ビール精製所を横に作るところといい、
本当に、ジョークだらけの町だぜ。
そこでロイと待ち合わせ。

bar whole image







ロイが来る間に、俺らは、ビールのサンプルを試す。
6種類のビールを、ここで実際に作っている。
俺は運転があるので、ほんの少しだけ。
ノアは、ガバガバ飲んでいる。
担当のお兄ちゃんも、すごく感じのいいヤツで、
俺らに随分サービスしてくれた。
ここで、サンノゼのスーザン一家に、お土産のビールをゲット。
そこでロイ登場。
彼も自分のビールを買う。
なんと、「マイボトル」持ち。
おい待てよ、お前、寮に住んでるんだろうが。
しかもRAをやってんだろ?見つかったら退学だろうが。
ロイに聞く。
ロイ「いいや、大丈夫。
俺の冷蔵庫には、鍵がかかってるからね。
誰も空けられないよ」

サスガやね 笑


ロイに、今回の旅では時間が無いので、
元々予定していた、ロイの両親に会いに行く時間が無いことを言うと、
凄く残念がってくれた。
「Damnn…. That's a shame..
That’s too bad...」と。

ロイ、その代わりにと、
好きなビール柄を選べ、と。
代わりに、ビールをおごってやると。
しかも、でかいビンで。
いいからいいからと言っても、
選べ、と。

こいつ、何ていいヤツなんだ。
こいつ、俺が寮に一緒に住んでた頃から、
本当にいいヤツだった。
何か困ったことがると、
いつも助けてくれた。
太っ腹で、気が利いて、
自分の利益には、全く見返り無い・・・・
こんなにいいヤツが、一年間ルームメイトだったこと、
本当に良かったと思った。
一緒に同じ部屋に住んでたときは、
そのカウチポテト振りに、あきれた事もあったけど、
こうして一度離れてみて、
色んな人に会ってきて、
それでまたこうして再会してみると、
こいつが、どんなにイイヤツだったのか、
本当に理解できる。

beer bottle
3 guys at bar







ロイ、ありがとうな。


ロイにお別れした後は、
レディングまで戻り、ノアのお父さんの教会へ。
この日は、モーン・サーズデイ。
特別な木曜日の日。
コミュニオンというものを行う。

そしてこの日はまた、ノアのお父さんの誕生日でもあった!!
Weedで買ってきた、ビールと、本を、プレゼント。
嬉しそうに受け取ってくれた。 ^−^


その夜は、その町に来ていた、
カウンティ・フェアの、乗り物に乗る。
“Tilt The World”みたいな名前で、
UFOみたいなデカい作りで、その建物の中に入る。
真ん中に、図太い軸があって、
そこを中心に、その建物が、物凄いはやさで回る。
要は、遠心力を使った、おもちゃ。
そう、宇宙飛行士が、体力テストで乗るやつみたいなの。
ノアが、「これだけは絶対にのらなきゃアカン!!」というので、
仕方なく、乗る。

乗って、びびった。
体が、壁に引っ付く。
重力が体に圧し掛かって、
体はおろか、首を持ち上げることさえ、かなりきつい。
もう、体に壁が、引っ付いて離れない感じ。
あればっかりは、一回やてみないと分からんないね・・
皆さん、もし機会があったら、ぜひお試しあれ!!

それも終わり、フラフラになりながら、ノアの家に戻る。
お父さんと、買ってきたビールで乾杯し、寝る。
確かその時、5日ぶりくらいに、ネットに繋がる。
そこで、普段自分が、どれだけの時間を、ネットに費やし、
「ムダ」にしているのか、気付く。
別に、ネットをやることが、「ムダ」と言ってるんじゃない。
でも、ネットのせいで、支配されている時間って、
総計で見たら、物凄いものだと思う。
ログインの時に待つ時間、次のページに行くのを待つ時間。
そして、ただボーっと、ネットサーフィン・・・・

本当に必要な情報なんて、限られているはず。
というか、昔の人は、ネットなんて持ってなかった。
もちろん、インターネットの普及により、
世界中どこでも、調べ物ができ、
メールをチェックし、人と繋がることができるようになった。
でも、それにドップリ浸かり、
それなしでは生きられなくなっている世代・・・
こうして、一週間くらいネットから離れ、
毎日、人と話し、濃い時間を過ごし、
そこで、久しぶりに、ネットに繋がる。
嬉しいのは、メールチェックくらい。
でも、メールだって、本当に、「伝言」をチェックするだけだろう??
電話だってできる。
手紙でもできる。
いや、手紙の方が。断然嬉しい。
もちろん、メールは、速攻送れるし、速攻チェックできる。
素晴らしい。
でも、そのメールを書いたり、読むためにネットを開いて・・・
その時間。
たった5通のメールを読むのに、気付いたら1時間???
この時間とは・・・・

考えすぎって?
そうは思わないよ。
だって、そういう時間を、もっと他の事に使えるからね。
この日は、ノアのお父さんが、俺に、
聖書を、色んな言葉で紹介して、読んでくれた。
アラビア語、ギリシャ語、ドイツ語・・
一つ一つ読んで、比べて、
いかに言語が変わってきたかを、見せてくれた。
生きる、辞書が、俺に、直接話をしてくれた。
また、ノアと俺と、3人で、1時間くらい、色々話した。
旅のこと。これからの人生のこと。
今俺らが考えていること。
ノアのお父さんの人生。
考え。
ノアと、ノアのお父さんの、話対決。
そんなのを聞きながら、1時間は、あっという間に、
しかし、物凄く濃く過ぎた。

そして、その後、メールをチェックし、
たった5人の人にメールを返して、気付くと、
同じ1時間???
実際に会ったら、もっと濃く、深く、話せるのに、
ただ、一言書いただけで、読んだだけで、
1時間??

もちろん、E−mailは便利だけど。
もちろん、インターネットは便利だけど。

これのせいで、何か、もっと大事な時の過ごし方を、
見失ってなかったかな・・
そう、感じた。

うまく、ネットを活用すればいい。
うまく、今はびこっているテクノロジーを、使えばいい。
己の生活を、より「よい」ものにするために。
だが、それに、飲まれてはいけない。
支配されてはいけない。
たださびしいから、それにドップリ浸かってはいけない。
その世界は、あくまで、ヴァーチャル。
本当に人に会って、
本当にその人の目を見て話す事とは、
雲泥の差がある。
やっぱり、自らの体を、外に出し、
自分の肌でものごとを感じて、
自分の目で見ること。

それが、一番大事なんだ。
そう思った。


それでは、就寝。。。

(続く)


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2006 Spring Break Travel 
Zack and Megan
Zack Spring 2004
メーガン











さて、前回に旅の5日目を書いてから、
大分時間が経ったが、(というか5週間前か??)
遂にファイナルも終わり、やっと、安心してブログを書く時間が取れたので、
また忙しくなる前に、今のうちに全部書いちまいます。

それにしても、人間てのは、「余裕」が必要だね。
俺は、今学期、特に最近(4月くらい〜)は、全然自分に、
余裕がなかった気がします。
時間的にも、
やることにおいても、
精神的にも。

そんな中で、本当に伸び伸びして、本気の自分が出せるわけが無い。
まあ、頑張れば出せるかもしれないけど、それは全て、常に、
「いっぱいいっぱい」の状態。
それじゃ、ミスする余裕も、過ちを犯す余裕も、
そして、ミスした自分を、「笑う」余裕も、無くなっちまうわな。
最近は、みんなに色々言われてますが、
この夏を通して、ガンガン動き、
今の自分から、また少し、先の段階に動いていけたらいいなと思います。
もちろん、ガツガツ前には進みたいけどね ^−^
焦らず、ってか。



それじゃ、前置きはこの辺で、
旅の続き。

5日目、ロイに挨拶した後は、
リエン・メーガン・ザックの家へ。
そこで、夜の9時半くらいまで一緒に過ごす。
自分の家でとれた豚肉と卵で、食事を作ってくれて、
めちゃくちゃ美味しかったな。
ザックとメーガンとは、庭で銃を撃ったり(ははは)、
彼らのお気に入りの銃や、ボーガン、ナイフなどを見せてもらったりと、
凄く楽しかったな。

彼らと話していて感じたのは、
あの子達、凄く純粋なのに(田舎で育ってるから)、
それでも、外の世界にも十分興味があって、
凄く人間としての、ポテンシャルを持ってること。
あの子達が、これからどう成長していくのか。
本当に楽しみだ。



彼らにお別れを言った後は、
俺の別の親友。サンディ家族の家へ。

Sandy Family 今年
sandy Family






Sandy Family 去年
Sandy last year







この家族は、お母さんのサンディと俺が、
学校で知り合ったのがきっかけで、仲良くなった家族。
もう会ってから4年以上になるけど、
未だに連絡を取り合って、凄く仲が良い。
会いに行くと、本当に和やかな気分にさせてくれる。
全然自分を飾る必要もないし(というか、普段も余り飾ってないけどね 笑)
ただ、思ったことを、そのまま言って、お互いに心地よく話せる仲。
要するに、俺の家族みたいなんだろうね。

彼女の子供たち、ゲイブ、マイカ、ハナとも再会。
ハナは、まだ8歳くらいの女の子。
着いたときには、10時半ぐらいだったから、もう彼女は寝てたんだけど、
わざわざ眠い目をこすって、起きてきてくれた。
思いっきりハグして、また寝かせつけたよ。 笑

ゲイブとマイカは、こいつら、
この3年で、本当にデカくなりやがった。
最初会ったときは、二人ともまだ、11歳と、9歳??だったかな?
それから3年。
一年前に久しぶりに会いに行って、ビックリしたよ!!
あんなに小さかった二人が、こんなにデカくなってる!
しかも、ゲイブはすでに俺よりでかいし。
まったく・・ 笑

Gave Guitar
micha dram






奴らは今、音楽にハマってる。
自慢のギターとベース、そしてドラムを見せてくれた。
途中でノアが、二人の部屋に行って何かの曲を聞いてて、
居間でサンディと話をしている俺に、3人が呼びに来る。

「シュン!!めっちゃカッコいい曲があるから聞いてくれよ!
歌詞が超いいんだ!!」

どれどれと、奴らの部屋に行く。
聞き始める。
「どう??いい歌詞だべ??」

・・・どう聞いても、なぜか、理解できん。
あれ、俺のリスニングスキル、結構上がったと思ったのに、
まだ聞き取れない事もあるのか。

でも、おかしい、全然わからん。
エアロスミスでも聞き取れんのに。
う〜ん・・・・

3人「どうシュン、めちゃくちゃいいっしょ?」

俺 「・・・・そうだな・・
でもな・・・ 何言ってるか全然分からんわ・・」

3人「はっは〜!!当たり前だよ!!
だってこれ、ドイツ語だもんな!!」

俺 「てめえら!!!」

・・・・


そんな事もあり、サンディとも色々話し、
その夜は就寝。
久しぶりの家で、くつろぎながら・・・

(続く)



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2006 Spring Break Travel 

May 18, 2006


Everyone, please check this out!!
You can find the article about Ryotaro Hayakawa ^_^

http://kuathletics.cstv.com/sports/m-basebl/kan-m-basebl-body.html


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May 17, 2006


毎日ただ流されて生きていても、本当の自信は付くはずもなく、

やることやらずに、好き勝手に生きていても、
自分の実力はドンドン落ちていくわけで・・・


最近、自分がやることやっていなかったことに、
十分気づいた。
だから、本当の自信もなくなり、ビクビクしていた。
堂々と構える余裕なんて、そんな状態で出るわけがない。


人とばかり自分を比べ、
「昨日の自分」、「一ヶ月前の自分」、
「一年前の自分」
そいつらと比べることを忘れていた。

そして、「一ヵ月後の自分」、「一年後の自分」
そいつらと比べることさえも、忘れていた。

周りの人とばかり自分を比べていた、俺。
大事なことは何なのか、
忘れていたようだ。




言い訳するな。

己に一番厳しくあれ。

そして、
始めたものは、
最後までやり遂げろ。



己への言い聞かせ。


5.16.06


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May 15, 2006


誰に対して、虚勢を張っていたのか?
誰に対して、「完璧」に見えようとしていたのか?


たった今、かっこよくある必要は無い。
必要なのは、確実に、自分の自信を、増やしていくだけ。

何もかもがなくなろうが、
最後に絶対無くしちゃいけないもの。
それは、
自信。
己を信じる事。
絶対に、自分を見捨てない事。

根拠なんていらねえ。
自分を、信じて、動いてくことだ。



「強そうな」自分はもういらない。
己の心に、素直に生きていくんだ。


5.15.06


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May 10, 2006


「答えはいつも自分の中にある。
頭で難しく考えようとするからいけない。
体に、素直に聞いてみろ」


昨日友達からもらったメールにあった言葉。
その通りだと思う。
自分も感覚で、そう感じ始めていた。最近。



海に行くこと。
海の中に入り、自然のエネルギーをもらうこと。
感じる事。
それは、自分の中にある、「何か」を呼び覚ます。
自然と、今まで頭の中をグルグルと駆け巡っていたそのモヤモヤが、
一瞬にして、ハッキリとする。
続きを読む

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The Ocean & Surf-海とサーフィン 

May 07, 2006

bb763899.JPGRyotaro






今回の内容は、
俺がそいつの頑張り様を、最も尊敬する男の話。


その男の名前は、早川 良太郎。


その彼の目は、鷹の様に鋭い。
だが、それと同時に、ものすごく透き通った目をしている。
素直で、真っ直ぐに目標に向かう、強い心を持ち、
毎日、努力し続ける男。


この男、4年前に、日本からアメリカへ、留学した。
目的は、アメリカで、メジャーリーガーになるため。

地元が成田の彼は、高校時代、
成田高校の野球チームのピッチャーで、エースだった。
フツウに日本の大学に入学して、
そこから日本のプロ野球界に入る道も選べたが、
やっぱやるなら、本場アメリカでやりたいと、
アメリカ留学を志し、アメリカの4年制大学でまずはチームに入る事を選んだ。

高校が別々だった俺らは、たまたま当時行っていた、
英語塾のようなもので、知り合った。
初めて会ったときの彼の印象は、何かに向けて、
ひたすら素直に、頑張るやつという感じ。
当時は俺も、彼の凄さとか、野球の大変さとか、全然分かっていなかったけど、
二人とも、アメリカに行って、自分の夢を追いかけたいというのは一緒だったので、
自然と意気も統合し、よく二人で勉強とかをするようになった。

そして、二人とも、いざアメリカに留学。

彼は、カンザスの4年制大学へ。
俺は、カリフォルニアのど田舎の2年制大学へ。
二人とも行った土地も、目指す目的も違ったけど、
そこからはたまに、電話やメールで連絡を取り合うようになった。


俺らが留学してから、ほぼ4年。
この前、2月の半ばに、彼がカリフォルニアまで、試合の遠征に来た。
その時、同じ英語塾で知り合った同胞も集まり、彼を応援しに行った。
その時以来会っていなかった彼から、今日久しぶりに電話が来た。

彼に、調子はどうかと聞く。
あまり良くないらしい。
今シーズンが2月の頭に始まってから、もう3ヶ月経つ。
シーズンは2月に始まり、6月まで続く。
つまり、4ヶ月以上、シーズン中は、休む暇もない。
今の彼のスケジュールは、月、火、水、木は学校。
その内火曜、水曜は試合があって、月、木も、もちろん学校の後は練習がある。
そして、木曜の夕方、クラスが終わったあとに、各試合の遠征場所へ、飛行機で向かう。
カンザスから、全米中の土地へ飛ぶ。
そして、木曜の夜に着き、金曜から試合。
土曜、日曜と、三日連続で試合をし、
日曜日、試合後、速攻カンザスへ帰る。
ひどいときには、カンザスに着くのは、朝の3時とか。
そして、月曜の早朝から、また学校。

これの、繰り返し。

日本人留学生として、まずは、4年制大学の授業に付いていくだけでも、
勉強に時間を費やさないといけないのに、
彼はそれ以上に、野球の練習、そして試合が、毎日、毎週末入ってくる。
そして、週末はアメリカ各地へ飛ぶ。

こんな無茶なスケジュールを、彼は、2月の頭から送っている。
毎週末試合。休みは、なし。

調子はどうかとの質問に、最近あまり良くないと答えた彼は、
今の状況を語ってくれた。

去年の2月に、肘を故障し、その後手術をして、
半年ほど、全くボールを投げられなかった彼。
その後、奇跡的な速さで回復し、今はまた、マウンド上に立っている。
そして、今年の頭から、また遠征チームに選ばれ、試合で投げ始めたが、
やはり、どうも調子が出ないらしい。
それだけの間ブランクができた体で、
やはり、元々の感覚は完璧には戻ってきていないらしく、
色々と大変な思いをしているらしい。

「復帰はしたけど、復活はしてない」

自分の思うように投げられないコンディションで、投げる彼。

「やっぱり、自分に負けるのが、一番嫌だ」
「試合に負けるのはもちろん嫌だけど、それ以上に、
自分に負けるのが、一番耐えられない」と。

一年生の時は、フレッシュマンということもあり、
チームからの期待もそんなに高くはなく、
上手くやったら、「よくやった!!」と褒められる状況。
だが今は、彼も3年生。上手く行って当然と見なされ、
もし失敗したら、「何で打たれてんだ」と言われる厳しさ。

前は、監督やチームメイトからの眼差しも、期待されているというものを感じ取っていたが、
今は、肘の故障の後もあり、「こいつが投げたら、打たれるんじゃねえか」という、厳しい目に変わって来ているらしい。
野球は、勝ちか負けかの厳しい世界。
いかに昔好かれていようが、今結果を出せなかったら、自然と監督やチームメイトからの目も変わってしまう。

そんな厳しい状況で、毎日戦う彼。
「もの凄く厳しい世界だな」との俺の言葉に、
「ここ最近、本当に頭の切り替えが早くなったよ」と。
「その切り替えの早さがないと、一日中ムダになっちまう」
「とにかく、悪いことがあっても、一球打たれても、
その後すぐに心を切り替えないと、そのままズルズルいってしまう」と。

そして、「今シーズンでずいぶん、強くなったと思う」と。
元々驚くくらいに強靭な精神力を持つ彼。
その彼が言うくらいだ。相当、精神的に強くなったんだろう。

そんな中で、絶対にあきらめず頑張り続ける彼。

「今まで頑張って来た、意地、気力、根性。
ここまで来たら、後に引くわけにはいかねえ」

「今は、毎日本当に、死ぬか生きるかくらいの覚悟で、毎日やっている」と。

「それくらい気合入れていかねえと、本当にダメになっちまう」と。


彼の、その言葉。
めちゃくちゃ、心に響いた。
そんなに厳しい世界で頑張っている彼が言う言葉。
言葉の一つひとつに、重みがある。
そんな彼が、「生きるか死ぬか」の覚悟で、毎日生きていると言う。

いかに、辛い状況なのか。
身に沁みた。


そんな彼を、俺は本当に尊敬する。
4年間、彼は、本当に毎日、頑張ってきた。
毎日、どんなに状況が辛かろうが、
周りの人間に信じてもらえなかろうが、
自分ひとりは、己を信じ、
一人、戦ってきた。

そして、その努力の積み重ねがあるからこそ、
今、こうして、試合に出られ、ボールを投げられる彼がいる。

「今は、監督も、勝つか負けるかがハッキリしている様な試合でしか、
俺の事を出してくれない」と。
「前は、ここが勝負時だってときに、監督が俺の事を信頼して、出してくれた。
でも今は、監督の俺に期待する目も、大分変わってきた」と。
「でも、試合に出させてもらえるだけでも、有難いと思っていかなきゃいけない」と。


ちなみに、日本人留学生で彼のように、
4年制大学のレベルの野球リーグで、
遠征チームに入って、実際にマウンドで投げているやつは、
恐らく彼一人だけだろう。
そのレベルで、あの小さい体で、バカでかい体のアメリカ人を相手に戦うやつは、
本当に凄い事をしている。

この前も、試合を見に行ったが、
175センチくらいある彼も、マウンドに立つと、
本当に小さい子供のように見えた。
そんな中で、あいつは毎日戦っている。

肘を壊した後も、キツいリハビリを乗り越えて、
今はまた、試合に復帰している。
でも、チームや監督からの厳しい目。
毎年、若いフレッシュマンもどんどん入ってくる中で、
そろそろ23歳になる彼は、毎日、自分が生き残れるために、努力するしかない。

「たまに辛い状況になると、
こうして誰かに愚痴りたくなるんだよな」
「でも、こうして話を聞いて、分かってもらえるだけで、
本当に助かる。やる気が出てくる」と。

今書いてて、目頭が熱くなった。
俺は、あいつの頑張りが、よく分かる。
英語もロクに喋れないまま、アメリカに渡り、
ESL学生の頃は、チームには入れないから、チームの記録係のようなものをやって、チームにとけ込もうと必死だった彼。
そこから始まり、一年生で試合で投げられるようになれ、
その年が終わった夏は、中西部の州が集まる、夏の野球リーグで選手に選ばれ、
今までにない快記録も作った彼。
ラジオや新聞にも出て、ネットで彼の名前を検索すると、ヒット件数も多い。
そんな彼が、次の2年目の中盤で、肘を壊し、試合に出れなくなる。
そして、半年のブランク。
自分の一番の武器の、肘が壊れ、
ものすごい不安と恐怖の中で、必死に戦ったことだろう。
医者も、半年はかかると言った肘の回復を、
それ以下の短期間で見事治し、
そして今は、またマウンドに立っている。
しかし、自分の思うような結果も出せない。
監督やチームメイトからの目も厳しい。
そして、毎日、鬼のようなスケジュール。
休む暇すらない。
食べたい日本食だって食べられない。
学校の勉強だってきつい。
遊びたくても、遊べない。
日本語が話したくても、話すやつすらいない。
そんな中、毎日、
生きるか死ぬか、それほどの覚悟で、
毎日己を励まし、努力し続けるしかない。
もう後には引けない。

そんな状況で、
必死に頑張る彼が、
「こうして話を聞いてもらえるだけで助かる」と。

嬉しかった。でも、それと同時に、
俺も、なんとかして、
彼のためになってやりたい。
そう強く思った。
俺ができるのは、エールを送る事と、
こうして、彼の話を聞いてやることだけ。
俺に、あいつの本当の辛さは、絶対に解らない。
精神的にも、肉体的にも、ギリギリのところで頑張る彼。
「野球をこのまま一生続けたら、俺若いうちに死ぬと思う」と。
それぐらい、きついわけだ。

そんな彼が、こうして弱音を吐く。
それを、俺は弱音とは思わない。
ただ、それを言わないと、誰かに解ってもらえないと、
それ以上やっていくのが、厳しい。
それだけだ。
だから、俺はやつのためになりたい。
道は違うが、俺も自分の道で頑張り、
「お互い、自分の道で頑張ろうな」と。
そして、あいつを常に心から応援すること。
それぐらいしか俺にはできないけど、
あいつには、それでパワーが少しでも届くんなら、
俺はそれで、嬉しい。


「お前と話してると、俺もパワーをもらうよ」と。
「道は違うけど、お前も自分に何が一番あってるかを探すために、
色々挑戦してるのはよく解ってるから、
そういうお前と話すだけで、俺もパワーをもらえるよ」と。

「二人とも、目指す目標は違うけど、
熱いところは一緒だからな」と。

そんなことを言ってくれるヤツ。
早川良太郎。


「話、聞いてくれてありがとう」との彼に、
「俺の方こそ、励ましてくれてありがとう」と。
彼の今の状況の話を聞き、
どんなに励まされたか。
どんなに、今の自分の環境を見つめ直したか。
今の俺の、毎日の、「頑張り」とやらが、
どれほどのものなのか。
毎日、生きるか死ぬかの覚悟で生きている彼に比べたら。



俺は、あいつが絶対に、結果を出すと信じている。
その日々の辛さは、尋常を超えているが、
そんな中であいつは、毎日戦っている。


怪我だけはしないように、頑張ってもらいたい。
いつも、応援しているから。
頑張れよ、良太郎。


5.6.06



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People who ispired me-触発された出会い 

May 06, 2006



今日、若き社長二人と会ってきた。
友達伝いで、彼らに会う機会が手に入った。
二人とも、自分よりも年下。でも、すでに自分でビジネスを始め、
会社を運営している。

一人は、株式会社フュージョンズの、佐藤さん。
もう一人は、ジャパンクリエイティブの、春木さん。


実際に会って、話を聞いて、
その若い体の中に秘める、すでに熟練した雰囲気に、
「これが本当のビジネス界で働いている人たちの持つものか」
と感心した。


俺、今、22歳。
社会から見たら、若いかも知れない。
まだまだ、ガキだと思うし、本当、社会にも全然慣れていない。

でも、実際、社会には、
若さなど関係なく、
彼らのように、実戦でガツガツ働いているやつらも、沢山いる。
ただ単に、自分が、そういう人たちの周りにいないだけ。

今の現状で比べるわけじゃない。
比べてたって、キリがない。
比べても、意味がない。

でも、やっぱり、こういう奴らもいるんだな。
彼らを見て、そう思った。


最近、俺の「鍛えていなさ」が、とても良く目に付く。
今まで、俺は、俺自身を、「鍛えていなかった」こと。
何において?
ビジネス界において。
その点を磨いて来なかったから、
というか、磨き方どころか、
その世界も知らなかったから、
今、毎日、そういう人たちに会って、ぶちのめされている。

そして、今日、ただぶちのめされ続けることに疲れた。
毎回、そういう自分より先に行っているやつらに会うたびに、
いちいち、ショックを受けていたのでは、
きりがない。
いくら俺が人間的に成長しようと、
どんな方面に行こうと、
常に先には、人がいる。
毎回、ただ、打ちのめされてたんじゃ、イミがない。

もう、十分わかった。
俺が、その世界では、本当に生まれたてだってこと。
今は本当にヒヨッコだけど、
今、この瞬間から、先に進んでいきゃあいい。


毎回、書くことは同じ。
でも、やっぱり、こう感じるから、書く。

一歩一歩だ。


5.5.06


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May 05, 2006

21ad4d6d.JPGnatsuki's bike #1






帰ってきました、ロングビーチ!!

そう、先週の土曜から、日本から親父がアメリカ初の観光に来ていました。
彼と一緒に、グランドキャニオンへ行ってきましたよ。
土曜に出て、ヴェガスを通り、
月曜をグランドキャニオンに費やし、
そして火曜日の夜に帰ってきました。
親父も、時差ぼけ等もある中、
長時間の運転に付き合ってくれて、
グランドキャニオンも見れて、良かったようです。
折角の初アメリカだからね。
人生で最初の。
楽しんでくれたらいいな、と思います。

そう、そこで、その旅の途中、
すごいヤツに出会ってしまったのです!!!

そいつは、お題の通り。

チャリでアメリカ横断!!!!!



彼は、俺が日曜の時点で、ヴェガスを通り、
グランドキャニオンの途中までの道のり、
ちょうどルート66を通っているときに初めて目撃した。

その道のり。
フツウはみんな、その下のI−40を使って、一気にウィリアムズまで一直線で行く。
そっちの方が、道が楽だし、早いからね。
でも、折角ここまで来たんだからってんで、
親父と俺は、そこのルート66を通って、ウィリアムズまで行く事にしたのでした。
それも、中々着かない、曲がり道。
そして、坂道。
車でも大変だった。
ジープをレンタルして行った俺らだったが、
それでも運転に疲れてきた。


そんな時、前を、一人、
自転車に乗って走っている奴がいる。
え?競輪?
何でこんなところを?
しかも一人で?
こいつ、何やってるんだ?
どこまで行くんだ?
確かこの前の町は、結構前だったはず。
次の町までも、結構あるぞ?
この人、どこへ行くんだろう?

そんな事を一瞬の間で考え、
彼の横を、車で追い抜かして行った。

追い抜く瞬間、横目に彼を見ると、
その競輪用の自転車に体を託して、
必死に坂を駆け上る姿の男は、
アメリカ人。それも、30歳台に見えた。
きっと、仕事を休んで、
自分の人生の新たな定義づけのためにやっているんだろう。
こんな人生を選ぶ人もいるんだな。
きっと、今のこの俺とは、同じ人生でも、
全然ちがう視点で、「人生」、「この世での命」を見て、
使っているんだな。
そう思った。



そして、彼のことも忘れ、
しばらく走り、俺も疲れたので、
そこにあった、小さな休憩所にとまった。
小さなレストランがある。
そこのトイレを借りて、親父は横で寝ているので、
俺も、車の中で、少し休憩することにした。

シートを倒し、いざ横になろうとすると、
車の前を、さっきのチャリに乗ったやつが、通っていく。

あ!? さっきの人だ!!

しかも、アジア人?
あれ?日本人っぽい??
っていうか、こんなのやるヤツは、アジア人なら、日本人しかいないな!

そう、彼を見た瞬間に思って、
これは逃しちゃいけないと、
車から急いで降りて、彼の方に走っていった。

彼の後ろから、声をかける。
自分: “Excuse me? Are you biking to somewhere?”
彼:  “Yeah!”
その彼の答え方を見た俺は、とっさに彼が日本人だと気づいた。

自分: “Where are you from?”
彼: “Japan!”
自分: 「日本人の方ですか?僕もそうなんですよ!!」
彼:  「ああ!本当ですか!?」

そうして、彼との会話は始まった。

少し小柄な体。
でも、体はがっちりしている。
手袋を外したその手は、日にさらされている所は真っ黒だが、
その下の部分は、俺と同じくらいの肌の色。
なのに、その肌が、真っ白に見えた。
それくらい、肌が真っ黒に焼けていた。
左腕の肘の部分なんかは、もう、火傷になっている。
赤くなっている。
「それ、痛そうですね・・・」
「そう、痛くてしょうがないんですよ」

そう言う彼は、まるで仏の様な笑顔をしている。
その男。
名前は、高山 夏樹(たかやま なつき)。
名前は人を表すというが、
まさにその通りだと思った。
高い山にそびえる、夏の樹木。
そんな、大きな心を持ったやつだというのは、
話して、たった少しで、
すぐに分かった。
というか、彼のその、自転車でこいでいる姿を見れば、
誰でも一目瞭然だけどね。 ^−^
「どこから来られたんですか?」
「LAからです」
「いつそこを出たんですか?」
「4月の12日に日本からLAXに着き、
そこからここまで着ました。」

その時は、4月の30日。ということは、もう18日も経っている?

「え?じゃあ、もう18日間もこいでるんですか?」
「そうですね、
ヴェガスには2日観光で泊まりましたけどね。」

そう言って話す彼の顔は、まさに、
晴天の太陽。
本当にいい笑顔をしていた。
こいつ、今の人生を、
この瞬間を、めっちゃ精一杯生きてる。
そう感じた。

「ちなみにどこまで行くんですか?」
「ええまあ、NYまで」

え???ニューヨーク????
ウソでしょ???
でも、彼は本気らしい。

「どれくらいかけていく予定なんですか?」
「大体3ヶ月くらいを見てますけどね」

ここからニューヨーク。
ありえん。そう思った。

その彼、見ると自転車には、車で走る際の、
その州用の、地図が取り付けてある。
いやいや、これは車用でしょ。 ^−^
これを見ながら、ひたすら走る彼。

なんでこれをやりだしたのかを聞くと、
彼は、日本にいた時、大学は、サイクリング部に入っていたらしい。
それで、まずは日本縦断を制覇したとか。
その後、次にやるのは、アメリカ横断しかねえと思い立ち、
今回、観光ビザを、最大分の6ヶ月まで伸ばしてもらって、
パナソニック製の特性マイチャリを日本から持ち寄せ、
LAXから、ただひたすら、
ここまで来たらしい。

そのチャリ。見ると、前にも、後ろにも、
両サイドに、重そうな荷物が、くくり付けられている。
「これ、全部荷物ですか?」
「そうですね、テントや寝袋、食料や水などですね」
「食料はどうしてるんですか?」
「必ず一日分の缶詰は持ち合わせて、走るようにしてます」

夜は、もちろん、毎回モーテルに泊まれるわけじゃない。
もちろん、お金もないだろう。
それに、泊まる以前に、次の町が、どこかも分からない。
あるのは、車用の、大雑把な地図のみ。
これを頼りに、
取り付けたMDプレイヤー、
それだけで、ただひたすら走る。

朝は、8時に走り出し、
夜の7時まで走るそうだ。
そして、日が落ちてから、
テントをはり、寝袋で寝る。
シャワーが浴びたくても、浴びられない。
あったかい食べ物が食べたくても、食べられない。
あったかい布団で寝られない。
家族にも、友達にも会えない。
しかも、日本語も通じない。
その前に、車さえも、夜はあまり通らない。
雨だって降るだろう。
雷もなるだろう。
昼間は、恐ろしいまでに暑くなり、
夜は、ひどいほどに冷え込む。

そんな中で、彼は、ただひたすら、
次の町を目指す。
そして最終目的地は。
ニューヨーク。
次の町じゃない。
NY。
車でもきついのに、それをチャリで行く??

なんてヤツだ。


聞いてみた。
「たまに、やる気が出ないときとか、
嫌になる時はないんですか?」
「いや、もう毎日ですよ。」
彼は、その素晴らしい笑顔で答える。

ブッダだ、こいつ。
仏の境地だ。

「そんな時は、どうやって気合を入れるんですか?」
「もうそんな時はふて寝しますね。
でも意外と、起きると、
もう直ってるんですよ。
それでまた走り出します」

こいつ、かなわねえ。
仏陀だ。


こいつはすごいヤツに出会ったと、
車に走り、親父を呼びに行く。
「親父!すごい人に出会ったよ!!」

親父も着て、また、質問攻め。
親父が聞く。
「失礼ですが、今おいくつですか?」
「今年の8月で23歳です」
え!?俺と同い年じゃん!!

「マジっすか!? 俺と同い年ですね!!」
「本当ですか?」

それで、お互いの簡単なプロフィール紹介をした。
彼は、日本の横浜出身。
もう内定は決まっているが、一年学校を休学して、
このアメリカ大陸横断の旅に費やす事に決めたらしい。
もう、働き出したら、こんなことをやる時間は一生取れないと。
こいつ、賢い。
先を見ている。
先を見て、自分が人生にとって、
何が本当に大事なのか。
何を本当に成し遂げたいのか。
何を、己の命を使って、証明したいのか。

それを見据え、
誰も知らない土地に、一人で来た。
なめし皮でできた座席がついた、
パナソニック製の自転車と共に。


俺は何か彼にしてあげたい、
何か、助けになれないかと考え、
その時親父が日本から持ってきてくれていた、
カントリーマアムをあげた。
「これで良かったら、ガツガツ持って行っちゃってください!!
あと、水もいりますか?
ペットボトルで沢山ありますよ!」

彼いわく、
水が一番、問題どころ。
沢山持って生きたいが、持ちすぎると、重くなる。
逆に、少なすぎると、すぐに無くなる。
その境を見極め、持ってく水の量を決める。

ペットボトルを3本だけ彼は受け取ってくれた。

「この後はどうするんですか?」
「とりあえずここで2時間くらい休憩して、そしてまた出ます。」
その時は、午後3時過ぎ。
また今日も、最後に何時間か走るのか。

その重そうなチャリ。
親父が聞いた。
「それ、ちょっと持たせてもらってもいい?」
「どうぞどうぞ」
それを持った親父。
「うわ!なんだこの重さは!!」

その親父に連れられ、俺も彼に頼み、
チャリを触らせてもらう。
その自転車。
持ってびびった。
その、重いこと重いこと。
重すぎて、普通に支えているだけで、
すでに力がいる。
この自転車で、真っ直ぐ走るだけでも大変なのに、
これで、あの急な坂を登っていた!?

驚いた。
脱帽。
感服。

彼いわく、
「その自転車、多分40〜50キロはありますよ。
原チャリより普通に重いですからね」
そのチャリをこぎ、
彼はNYへ行こうとしている。


最後に、写真を撮らせてもらい、
そして、もし助けが必要なときは、と、
俺の連絡先を渡した。
一応アメリカ中に友達がいるから、
もし助けが必要だったら、連絡してくれ、と。
彼は、嬉しそうに、名刺を受け取ってくれた。


彼にさよならをし、
また、車で走り出した。
走りながら、思った。
俺、車で、全然着かないなんて思って、
疲れたなんて言ってたけど、
あの夏樹くんに比べたら、何でもないじゃん。
恵まれすぎじゃん。
俺、めっちゃ甘い環境にいねえ?


Sky in R-66







そして、運転しながら、気づいた。
この距離を、ただひたすら、
あの重さのチャリで行くのは、
到底不可能だ、と。
俺にはね。
でも、彼はやるだろう。
これを書いてる、今も、彼は、
その道のどこかにいるに違いない。
毎日、少しずつだけど、
コツコツ進んで、
目的地に近づいているに違いない。

その車の道中、
俺はずっと、
「すげえな、すげえな、
すげえやつに会ったな、
あいつすげえな」
そればっかり繰り返していた。


その夜、モーテルに泊まり、
シャワーを浴びる前に、彼のことを思い出した。
彼は、今頃、テントの中で、寝る準備をしているんだろうか。
誰もいない、砂漠の真ん中で。
寒い中、
温かいものも飲めず、
温かいものも食べられず、
誰とも話せない中で。

強いやつだ。
めちゃくちゃタフなやつだ。

もし彼が、本当にNYまで自転車で着いたなら、
相当の大物になるだろう。
あの、仏陀並の笑顔で。


今日も彼は走っているに違いない。
事故と、怪我だけはしない様に願い、
健闘を祈りたい。

そして、今の俺は、
自分がどんなに辛い状況に陥りようが、
彼の精神的+肉体的辛さに比べたら、
こんなの何でもない。
そう思えるようになった。



高山夏樹。

この男。みなさん、覚えていてください。
彼は必ずや、大物になります。


5.4.06


shunsukesekine at 19:37コメント(4)トラックバック(0) 
People who ispired me-触発された出会い 
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