August 14, 2011 18:03



この二日間は休み。
今年からお盆休みが無くなった。
よって、お盆に家族や彼女と旅行に行けない。
たまたま昨日と今日は連休のシフトだったので、
一昨日の夜に、仕事が終わった後成田に帰って来て、
昨日は銚子で彼女と、
今日は成田で家族と過ごした。

****

昨日は、朝7時半頃起きて、
朝から両親と話をして、
9時半過ぎに家を出て、家族も墓参りがある為に
銚子に行く事を考えていた、とのことで、
一緒に3人で車で銚子に向かった。

途中、コンビニに入ると
麦わら帽子が売っていた。
俺が欲しそうにしていると、
母親が買ってくれた。
誰かにものを買ってもらうのは、
かなり久しぶりだったので、それも兼ねて嬉しかった。

麦わら帽子をゲットしてルンルンな気分に。

****

祖父母の眠る墓場に着いたのは、11時半頃。
前回来たのは、3年前の夏か。
2008年、北島が水泳で100メートルと200メートルの金を
取ったときだった。



そのお墓場は、
銚子の一角、
田んぼの中にある。

銚子に、俺の名字は多い。
そのお墓場にも、同じ名字のお墓が多々ある。

誰かが既に、昨日か今朝に来ていたらしく、
お供え物と、お水が綺麗にされていた。

線香を添えて、挨拶をする。



遠くには、
緑に光る、稲。
蝉の声と、
頭を刺す日差し。

いかにも、「夏休み」という感じだった。


こういう時間が、最近全く無かったので、
何気ないこういう瞬間を、幸せに感じる。

*****

その後、俺は彼女と銚子駅で待ち合わせをする。

彼女が渋滞にはまっていたので、駅前のサンクスで
ニュートンの雑誌を読みながら、
宇宙の広さを感じる。

1時頃、彼女と会う。
麦わら帽子をかぶった俺をみて、
笑う彼女。

農作業のおじさんに見えたか。


その後、まずはお昼をと、
近くのお店、「ピースボウル」へ行く。

そこで、どんぶりものを食べる。

*****

ゆっくり話をした後、
近くのイオンモールへ。

彼女が明後日からの韓国出張に必要なものを買い、
それが終わった所で、
一旦休憩しましょうと、
フードコートの椅子に座る。

そこのフードコートは、
海が遠くに見え、
日差しが入る大きな窓の作りで、
テーブルも、椅子も、とても良い作りで、
非常に関心をしていたところだった。


丁度その時、事件発生。
会社から電話。
折り返すと、俺の会員様よりクレームが起きた、と。
今朝確かめた感じでは、
一応解決は出来たらしいが、
その場で大分詰められ、かなり気分が落ち込む。
その後、気分を入れ替えようとするが、
どうも気分が変わらない。

そのまま、イオンで1時間近く過ごし、
4時過ぎには海に向かい、海で過ごし、
その後、近くのカフェに行ったが、
結局、6時半頃まで、
俺の気持ちは、上の空的な感じになってしまった。

こうしてここに書くと、
非常に幼稚に思えるが、
どうしても、その電話での上司の言葉が突き刺さり、
久々に心の切り替えが出来ない状態に。


俺が一番辛かったのは、
明日から彼女は仕事での韓国出張もあり、
次に会えるのは、3週間後なわけで、
そんな、中々会えない時の折角の時間に、
その時間を少なからず台無しにしてまったこと。
それが、一番彼女にも申し訳なかったし、
俺自身の心の切り替えを直ぐにできなかったことも、
非常に嫌だった。

*****

その後は、夜は銚子駅前のレストランに入る。
彼女が前からずっと行きたかったけれど、
行けなかったところらしい。
そこでハンバーグステーキを食べる。


俺の乗る、成田行きの電車は、
9時23分発が最終。
よって、それに合わせて駅に行く。

彼女も明後日からの韓国出張、
行く場所が北朝鮮との国境に近い所らしく、
先日打ち込まれたミサイルの事もあり、
かなり不安な様子。

かなり不安がっていたので、励ましてあげる。

*****

そこでお別れをして、
電車は10時45分頃、成田に着く。
電車の中は、ガラガラだった。

一車両に、人が4、5人。
一つのシートを、一人で座る、
そんな感じだった。

*****

夜は家族に迎えに来てもらって、
そのまま直ぐに寝る。

*****


今朝、8時頃起きて、
11時過ぎに家を出て、
うなぎを食べに行く。

俺が帰って来て、
「うなぎが食べたい」と言うのを親父が聞いていて、
わざわざ気を使って連れて行ってくれた。
感謝です。


うな丼と玉子焼きを食べる。

その後は、俺は成田図書館で降ろしてもらう。
そのままテクテク図書館まで歩いて、
そこで1時間近く、雑誌や本を読む。



ここでは、俺は生まれてから
高校を卒業するまで、
殆どの時間を過ごした。

高校の頃は、必ずここで本を帰り道に借りて、
鞄の中に必ず本が入っていた。
ここの英語系の本は、殆ど読んでしまった。

そんな成田図書館は、
非常に大きく、
蔵書の数が半端ない。

最新の雑誌も置いてあるし、
欲しい本があったら、希望を出せば買ってくれるし、
もう、最高ですよ。


ここで、時を過ごす事は、
至福の時。


******

帰り道、1時半過ぎ、
赤坂公園を通って、帰ってくる。
蝉がジージー鳴いていた。


俺の住んでいる横浜は、
ほとんど緑が無い。

木もその分立っていないから、
蝉の声が、ほとんどしない。

勤めている新宿も、
自分のいるビルの周りには、まあまあ木は立っているものの、
蝉は、やはりほとんどいない。


だから、こういう、
蝉が鳴きまくり、緑が沢山ある空間にくると、
「やっぱり、人の住む環境っていうのは、
こういうもんだよな」と、
成田を羨ましく思ってしまう。

*****

2時前に帰って来て、
疲れがかなり溜まっていたので、
ロックでワインを少し飲んで、
そのまま2時半から5時過ぎまで寝た。

で、その後スイカを食べて、
まったりして、ぼーっとして、
この日記を書き出した。

*****

こんな風に、
何もすることがない、
ただ、ぼーっとして、
蝉の声しか聞こえないところで、
扇風機を浴びながら、汗を少しかきながら、
ただ、ぼーっとする。


そんな時間が、最近なかったから、
凄く贅沢に感じる。


*****

お盆って言うのは、
俺にとっては、何か特別だったんだけど、
この暑い夏のまっただ中に、
お休みをとって、家族や彼女と集まり、
ただ、特別な事をするわけでもなく、
朝起きて、ご飯を食べて、
好きな本を読んで、まったりする。


そんな過ごし方が、できることが、
俺に取って、心のリセット、になっているのかもしれない。

1年の節目、という感じで。


*****

俺としては、
この2日間を、すげえハッピーに、
何も考えず、過ごしたかったので、
それが昨日の途中で、遮られて、
それがショックだったんだが、
そんな、心苦しい思いと、

同時に、
やはり、こういう時間を過ごせる事に対しての、
幸せ感というか、
8月の半ばならではの、この気持ち。


その、ちょっと切ない様な、
そんな気持ちを記したくて、筆を執った。

(正確には、キーボードを叩いた。)


*****

2011年、8月14日、
午後6時3分。



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